リクライニングチェアのワイヤー交換|長さ・端部形状とレバー寸法の確認方法

リクライニングチェアのワイヤー交換|長さ・端部形状とレバー寸法の確認方法

オフ 投稿者: せせら編集部

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リクライニングチェアのレバーを引いても足元が動かないと、椅子ごと買い替えるしかないのかと困りますよね。レバーだけスカスカ動くなら、内部のワイヤーが切れたり外れたりしていることがあります。

交換用ワイヤーは、ケーブルの全長だけでは決められません。一致が必要なのは、先端の形、露出している部分の長さ、レバーの取り付け寸法。

最初にレバーの手応えを確かめ、ワイヤー交換で直せる症状か切り分けましょう。

目次

レバーが軽いのか、引いても動かないのか

手動ケーブル式のリクライニングチェアは、レバーの手応えで故障箇所をある程度分けられます。急にスカスカ動くようになった時に疑うのは、ワイヤー切れや先端の外れ。

症状疑う場所DIYでの交換
レバーが軽く、手応えがないワイヤー切れ・先端の外れ・レバー割れ寸法が合う部品なら可能
レバーは戻るが足載せが開かない外装クリップの外れ・ワイヤーの遊び固定部に破損がなければ可能
レバーが重い・金属音が出るリンクの曲がり・ばね・ラチェット作業を止めて修理を依頼
足載せが閉じない・勝手に開くワイヤーの張り過ぎ・ロック機構原因が分かるまで使用停止

レバーが重いまま強く引くと、新しいワイヤーへ替えても再び切れることがあります。金属部品の曲がり、ばねの破損、こすれる音がある場合は、ケーブル交換だけで直そうとせず使用を止めてください。

状態を確認する前に、足載せを閉じて椅子から降り、椅子の下へ手を入れたままレバーを動かさず、子どもやペットを離し、電動機能を併設した椅子は電源プラグを抜いてください。

外す前に型番とワイヤーの通り道を残す

ケーブル交換で済みそうなら、ワイヤーを外す前に椅子の下面ラベルを撮影しましょう。メーカー名、型番、製造時期が分かれば、純正部品の有無を問い合わせる時にも使えます。

レバー側から機構側までワイヤーをたどり、少し離れた全体写真と固定部分の寄り写真も残してください。機構側のリンクに穴が複数ある場合は、元のワイヤーがどの穴へ掛かっていたか分かる角度が必要です。

記録する項目は次の通り。

  • メーカー名・型番・製造時期
  • レバーのねじ本数と位置
  • ワイヤー先端を掛けていた穴
  • 外装クリップの向きと固定位置
  • 座面ばねや可動部を避ける配線経路

同じように見える椅子でも、製造時期によって固定金具や配線が違うことがあります。メーカーから型番対応品を購入できるなら、純正部品がおすすめです。

外装長と露出長の測り方

写真を残したら、外したワイヤーを採寸しましょう。交換用ワイヤーはケーブル全体の長さが同じでも動くとは限りません。レバーを引いた力が機構へ届くかどうかを左右するのは、黒い外装から出ている芯線の長さ。

測る部分測定する範囲
外装長黒い外装を両端の固定部まで含めた長さ
芯線全長バレルから機構側のフック先端までの長さ
露出長機構側の外装端からフック先端までの長さ
バレル径レバー側に収まる円柱状金具の直径

正確な採寸には、ハンドルとワイヤーを椅子から完全に取り外す必要があります。机の上で真っすぐに伸ばし、強く引っ張らない状態で外装長と芯線全長を測り、芯線全長から外装長を引いた数値と直接測った露出長を照合してください。

露出部分が長すぎるとレバーを引いても遊びが残り、短すぎるとワイヤーが常に張った状態になります。バレル径は3mm、3.5mm、5mm、6mmなどの表記があるため、商品名だけで判断せず、円柱状の金具をノギスで実測してください。

端の形と固定クリップも元とそろえる

寸法のほかに、ワイヤー両端と外装の固定方法も必要です。長さが合っていても、先端の形や固定方法が違うと取り付けられません。古いワイヤーを捨てず、交換品の商品写真と横に並べてください。

確認する部分合わせる内容
S字・Z曲げ曲がる向き、フックの深さ、線の太さ
バレル直径、長さ、レバー側の受け形状
アイレット穴の内径、金具の厚み、固定ピンの太さ
外装の固定部樹脂クリップの爪、金属ブラケットの溝、保持クリップ
インラインばねばねの有無、長さ、取り付け位置

機構側では、芯線の先端だけでなく黒い外装も固定する必要があります。外装を止める樹脂クリップや金属ブラケットが合わないと、レバーを引いた時に外装まで動き、機構へ力が伝わりません。

芯線へ通されたばねは、レバーや解除機構の戻りを助ける部品。元のワイヤーに付いているなら、ばね付きの交換品にそろえてください。自己判断でばねを外したり追加したりすると、レバーの戻りやワイヤーの張り方が変わります。

レバー側は外寸だけでは取り付けられない

ケーブルの条件が一致しても、レバー一体品は椅子側へ収まるとは限りません。面板が同じ大きさに見えても、椅子側へ入る部分の幅や奥行が違うことがあります。表から見える縦横のほかに、レバーを外して開口部とねじ位置まで測ってください。

採寸する場所測る内容
面板外寸表から見える幅・高さ
椅子側の開口穴の幅・高さ
取り付け奥行面板の裏から最も深い部分まで
ねじ穴本数と穴の中心から中心までの距離
ねじ太さ・長さ・頭の形
ケーブル入口下向き・横向きなど通す方向
バレル受け差し込む部分の直径と保持クリップの形

ねじ穴の間隔が違う部品を無理に付けると、面板が浮いたり椅子側の板を傷めたりします。取り付け穴を広げず、元のレバーと同じ位置へ固定できる部品か確かめてください。

レバー本体に割れや大きながたつきがなく、保持クリップも残っているなら、ワイヤーだけの交換で足ります。レバーが割れている、バレル受けが摩耗している、保持クリップを紛失した場合は、寸法が一致するレバーとワイヤーの一体セットがおすすめです。

固定長と調整式は元の寸法から分ける

固定長か調整式かを分けるのは、測った数値と形状。古いワイヤーの露出長が約89mmで、レバー側が3mmバレルなら、選ぶのは同じ寸法の固定長ケーブル。元の露出長が119〜140mmに収まり、レバーも交換するなら、調整式ケーブルが付いたハンドル一体品がおすすめです。

商品確認できた仕様合う条件
Valorup 固定長ケーブル露出約88.9mm・3mmバレル・S字端・全長約876mm露出長、バレル径、端部、固定クリップが元と一致
INJOYTEC ハンドル一体品露出約119〜140mmで調整・面板約112×69mm露出長が調整範囲内で、開口・奥行・ねじ位置も一致
Valorup リクライニングチェア用固定長ケーブル 34.5インチ
Valorup リクライニングチェア用固定長ケーブル 34.5インチ
INJOYTEC 金属製リクライニングハンドル ケーブル付き
INJOYTEC 金属製リクライニングハンドル ケーブル付き

固定長は調整する箇所がないため、元の寸法と同じなら取り付け後の張り方を再現できます。数mmでも差が気になる場合は、古いワイヤーを外した状態でもう一度測ってください。

商品名に「汎用」や「主要ブランド対応」と書かれていても、それだけでは取り付けできる根拠になりません。露出長、先端、外装クリップ、ばね、レバー側の開口寸法が一致した商品を使ってください。

古いワイヤーと同じ穴、同じ経路へ戻す

交換部品が届いたら、外す前に撮った記録写真を手元へ置き、足載せを収納して誰も座っていない状態にし、電動機能併設ならプラグを抜き、床へ毛布を敷いてレバー側を上に横倒しにして、重ければ二人で支えてください。

  1. 側面レバーのねじを外し、レバーと古いワイヤーをゆっくり引き出す
  2. 椅子の下でワイヤーをたどり、機構側のS字・Z曲げ端を元の穴から外す
  3. 外装を止めている樹脂クリップや保持金具を外す
  4. 新しいワイヤーを古い配線と同じ経路へ通す
  5. 芯線の先端を元と同じ穴へ掛け、外装クリップを固定する
  6. レバーを元の位置へ戻し、ねじで固定する

機構側のリンクに穴が複数あっても、別の穴へ掛けるのは禁止です。穴が変わると引く量や張りも変わり、足載せが閉じなくなったり、レバーへ強い力がかかったりします。

ケーブルが余った場合は、鋭く折ったり小さく束ねたりせず、緩やかな曲線で元の固定位置へ収め、座面のばね、回転するリンク、足載せの可動部へ触れていないことを確かめてから椅子を起こしてください。

交換後に重い、戻らない、勝手に開くなら使用を止める

取り付け後は椅子を起こし、誰も座っていない状態でレバーと足載せを動かし、手や顔を椅子の下へ入れず、子どもやペットも離してください。レバーを引く時だけでなく、足載せが戻る時の挟み込みにも注意が必要です。

確認した状態判断
レバーが戻り、足載せが開閉してロックする配線と固定部に異常がなければ使用可能
レバーが重い・金属がこすれるすぐに使用停止
レバーが戻らない・ワイヤーがたるむ端部と外装クリップを再確認
足載せが閉じない・勝手に開く使用せず修理を依頼
ばね外れ・リンクの曲がり・フレーム割れ機構へ触れず修理を依頼

ばね、ラチェット、ガスシリンダー、曲がったリンク、割れたフレームは、ワイヤー交換の範囲を超えます。強い力で動かしたり、ばねを掛け直したりせず、メーカーや家具修理業者へ相談してください。

紹介した固定長ケーブルを使えるのは、3mmバレル、露出約89mm、S字端、外装クリップまで元の部品と一致する場合です。調整式のハンドル一体品は、露出長が119〜140mmに収まり、面板、開口、奥行、ねじ位置も一致する場合に限ります。どちらにも当てはまらない時はワイヤーを切って加工せず、元と同じ寸法の部品を探してください。

リクライニングチェアのワイヤー交換でよくある質問

古いワイヤーを捨ててしまっても交換品を探せますか?

古いワイヤーがないと、外装長、露出長、バレル径、機構側の端部形状を照合できません。椅子の下面ラベルにあるメーカー名・型番・製造時期と、レバー、開口部、機構側の固定位置を撮影してメーカーや販売店へ純正部品の有無を問い合わせ、型番も残っていない場合は、全長が近い汎用品を推測で取り付けず、家具修理業者へ相談してください。

電動リクライニングチェアが動かない場合も、手動用ワイヤーを交換すれば直りますか?

モーターやスイッチで足載せを動かす電動式は、手動ケーブル式と故障箇所が異なります。側面に手動レバーと解除ワイヤーがない機種は、この記事の交換用ワイヤーの対象外です。電源プラグを抜いた状態で本体型番を確認し、メーカーや修理窓口へ点検を依頼してください。

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