
KICKR CORE 2はZwift Cogとカセットのどっち?12速対応と互換性を比較
12速の自転車ならCogとカセットのどちらを選ぶのか、CogはZwift以外でも使えるのか。複数台で共用する場合はカセット交換の頻度も気になりますが、自転車ごとに段数や取り付け規格が違うため、「12速対応」の一言だけでは決められません。
結論は、使うアプリ、自転車の台数、変速規格の3つで変わるので、次の早見表で自分の使い方がCogとカセットのどちらに近いか確認してください。
目次
KICKR CORE 2は使うアプリ・自転車の台数・変速規格で決まる
使うアプリ、自転車の台数、自転車側の変速規格によってKICKR CORE 2の向く構成は変わり、ZwiftやROUVYが中心で段数の違う複数台を入れ替えるなら、Cog v2+Click v2がおすすめです。その他アプリで自由走行する方や、実車のシフターで変速したい方の標準解はカセット構成。
| 使用条件 | 向く構成 | 理由 | 購入前に確認すること |
|---|---|---|---|
| Zwift中心 | Cog v2+Click v2 | 24段の仮想変速 | Clickの接続、チェーン、車軸 |
| ROUVY中心 | Cog v2+Click v2 | Click v2対応の仮想変速 | アプリ・トレーナー・Clickの更新、Bluetooth接続 |
| 段数の違う複数台 | Cog v2+Click v2 | カセット交換の少なさ | チェーン、QR・142・148、Cogの位置 |
| Zwift・ROUVY以外で自由走行 | カセット構成 | 自転車側の物理変速 | 段数、歯数、フリーハブ |
| 実車のシフター操作を重視 | カセット構成 | 屋外と同じ前後変速 | カセット規格、ディレイラー容量 |
| ERGワークアウト中心 | どちらも可 | アプリによる負荷制御 | Level・SIM・スプリントの使用有無 |
| 12速車 | 規格ごとの判断 | HG・Micro Spline・XDR・N3Wの適合差 | フリーハブと対応12速カセット |
ERGワークアウトが中心ならCogでもカセットでも使えますが、Zwift・ROUVY以外のアプリで自由走行やスプリントもするなら、実車のシフターで負荷へ合わせられるカセット構成がおすすめです。12速車のカセット構成は段数だけでは決まらず、カセットを差し込む土台がHG、Micro Spline、XDR、N3Wのどれなのかが必要部品を分けるポイント。
Wahoo日本公式で2026年7月18日に確認した価格は両構成とも税込99,000円でした。公式価格とAmazonの表示価格、在庫、同梱内容は変わるため、購入直前の再確認が前提。
Zwift Cog v2と11速カセットは変速の仕組みが違う
2つの構成で一番大きく違うのは、変速時にチェーンを横へ動かすか、トレーナーの負荷を変えるかで、Cog v2は14Tの1枚のスプロケットにチェーンを掛け、10段階の位置調整でチェーンがまっすぐ通る場所へ合わせられます。
Click v2は左右のコントローラーで24段の仮想変速を操作し、対応トレーナーのファームウェア、Click v2、対応アプリが連携して負荷を切り替える仕組み。一方、11速カセット構成は自転車のシフターとディレイラーでチェーンを横へ動かして実際のギア比を変えるため、停車中の変速や変速音、屋外との操作感に次のような違いがあり、Cog単体では仮想変速が動きません。
| 比較項目 | Cog v2+Click v2 | 11速カセット |
|---|---|---|
| 変速操作 | Click v2の左右コントローラー | 実車のシフター |
| 構造 | 14T単一スプロケット・10段階位置調整 | 複数枚のスプロケット・チェーンの横移動 |
| 自転車側部品 | チェーン・後ディレイラー(変速はClick) | シフター・チェーン・装備されたディレイラー |
| 向く使い方 | Zwift・ROUVY、段数違いの複数台 | 実車と同じ変速、その他アプリの自由走行 |
| 停車中の変速 | 可能 | 通常はペダリングが必要 |
| 静かさ | チェーンの横移動なし・比較的静か | 変速音と調整状態の影響 |
| 屋外再現 | ボタン操作の仮想変速 | 屋外に近いシフター操作 |
CORE 2現行同梱のCog v2はオレンジ色で10段階調整に対応し、Click v2は左右のコントローラーです。旧Cog v1は黒色、旧Click v1は+/-ボタン中心の単体コントローラーで、仮想変速は同じ24段でもチェーン位置の合わせ方と操作部品が異なる仕様。
ZwiftとROUVYなら仮想変速、その他アプリはERGかカセット
KICKR CORE 2へ接続できることとClick v2で仮想変速できることは別で、MyWhooshやTrainingPeaks Virtual、Kinomapなどは本体を接続できてもClick v2の仮想変速は対象外。現行のWahoo公式が対応を明記するライドアプリはZwiftとROUVYのみ。
ZwiftではClick v2で24段の仮想変速を使え、ROUVYもClick v2に対応していますが、Zwift Playは使えません。古いWahooの比較記事には「Zwiftだけ」と残る説明もあるものの、現在はWahooとROUVYの現行案内どおりROUVYも対応しています。
| アプリ | Click v2の仮想変速 | ERGワークアウト | 自由走行・変速が必要な場面 |
|---|---|---|---|
| Zwift | ○・24段の仮想変速 | ○・負荷を自動調整 | Click v2で変速可能 |
| ROUVY | ○・Click v2対応 | ○・負荷を自動調整 | Click v2で変速可能・Zwift Playは非対応 |
| その他のライドアプリ | ×・Click v2を前提にしない | アプリがERG制御に対応すれば可 | MyWhoosh・TrainingPeaks Virtual・Kinomapなどはカセットで物理変速 |
| TrainerRoad・SYSTMなど | ×・Click v2を前提にしない | ○・Cogの単一スプロケットでも成立 | Level・Resistance、8分/20分FTPテスト、短時間スプリントはカセット |
Click v2はBluetooth接続で、ROUVYの仮想変速ではトレーナー側もBluetooth接続が必要。ZwiftもANT+だけでは仮想変速が動きません。
TrainerRoadやSYSTMでERGワークアウトが中心ならCogの単一スプロケットでも使えますが、Level/SIMモード・自由走行・8分/20分FTPテスト・短時間スプリントでは、自分で負荷へ合わせられるカセット構成がおすすめです。
付属11速カセットは12速車でそのまま使えるという意味ではない
11速カセット版に最初から付いているのは11速の11-28Tで、この構成を「12速車を載せても、そのまま12段で変速できる」とは読めません。付属カセットはShimano CUES / LinkGlideにも非対応なので、同じ11速車でも製品名の確認が必要。
12速チェーンが11速カセットの歯に掛かってペダルを回せる場合はありますが、シフター操作でチェーンが12段の位置へ正しく移ることの証明にはならず、物理変速を使う12速車にはその変速システムに合う12速カセットが必要で、標準HGフリーハブに付かない場合はカセットを差し込む土台もCORE 2対応品への交換が必要です。
| 確認項目 | 12速の物理変速を使う場合 | Cogで仮想変速を使う場合 |
|---|---|---|
| 段数 | シフター・リアディレイラー・チェーン・カセットを12速システムとして照合 | 物理カセットの段数合わせは不要 |
| 歯数 | 付属品は11-28T。交換品の歯数をディレイラー容量・チェーン長と照合 | 14Tの単一Cog。歯数選びではなくチェーン位置を調整 |
| カセット規格 | ドライブトレインに合う12速カセット。付属品はCUES / LinkGlide非対応 | 物理カセットなし |
| フリーハブ | 選んだカセットを受ける規格。必要に応じて対応品へ交換 | Cog版はCog装着済み。カセット用規格の選定なし |
| チェーン | 歯に掛かることと12段変速の成立は別 | 対応チェーンの例外を確認 |
| 変速方式 | 実車のシフターとリアディレイラーで物理変速 | Clickとトレーナー制御による24段の仮想変速 |
Cogでは物理カセットを自転車と同じ12速にそろえる必要がなく、チェーンを単一Cogに掛けたまま、Clickとトレーナーの制御で負荷感を24段に切り替える方式。ただし、チェーン規格の除外とCog v2の10段階のチェーン位置調整は別の適合確認であり、Cogなら12速車を無条件で載せられるという意味でもありません。
「8〜13速対応」はどのカセットでも付くという意味ではない
KICKR CORE 2の「8〜13速対応」は、標準HG11、別売のXDR / XD・Campagnoloフリーハブ、Cog v2が受けられるチェーンの範囲をまとめた総称。標準のHG11フリーハブだけで全範囲をまかなう表記ではなく、すべての8〜13速カセットが購入時の本体へそのまま付くわけでもありません。
後ろのギアを数えて段数が合っていても、溝の規格が違えばカセットを装着できず、WahooはCORE 2用のMicro Splineフリーハブを用意していないうえ、一般ホイール用のMicro SplineやXDRフリーハブも取り付け構造が異なって流用できないため、交換にはWahooがCORE 2対応を明記した専用品が必要です。
| CORE 2側 | 代表的なカセット・チェーン | 標準/別売 | CORE 2での扱い |
|---|---|---|---|
| 標準HG11フリーハブ | Shimano HG系、SRAM PG系など | 標準装備 | 対応カセットを装着。Micro Splineカセットは装着不可 |
| XDR / XDフリーハブ | SRAM XG・XS系、XPLR 13速など | Wahoo純正を別売 | XDR / XDカセット用。XDではスペーサー条件も確認 |
| Campagnoloフリーハブ | 多くのCampagnolo 10〜12速 | Wahoo純正を別売 | N3Wではない。EkarなどのN3W 13速は非対応 |
| Cog v2 | 多くの8〜13速チェーン | Cog版に装着済み | カセット互換ではなくチェーン対応。除外チェーンは別確認 |
13速対応の代表例はXDRフリーハブ側で使うSRAM XPLR 13速。一方、現行のWahoo適合表ではCampagnolo N3W 13速やEkarなどは非対応です。Campagnoloの新しい13速は、同じブランド名や段数だけでは判定できないため、購入時点のWahoo公式適合表でモデル名まで照合する必要があります。
Shimano 12速はロードとMicro Splineで答えが分かれる
同じShimano 12速でも、ロード系とMTB系ではカセットを差し込む土台が違います。標準HG11フリーハブへ付くカセットか、Micro Spline専用カセットかが分かれ目。KICKR CORE 2には標準HG11フリーハブがありますが、WahooはCORE 2用のMicro Splineフリーハブを用意していません。
ロード12速では、Shimano公式がCS-R7101-12の11-34Tを11速ロード用フリーハブにも対応すると案内しています。WahooもCS-R7101-12の11-34TとCS-HG710-12の11-36Tを標準HG11で使う例。105・Ultegra・Dura-Ace系の12速ロードやGRX 2×12は、付属11速カセットを対応する12速ロードカセットへ交換する構成を検討できます。Wahooの交換手順では12速ロードカセットにスペーサーは不要ですが、最大歯数がリアディレイラーの範囲に入るかは別確認。
| 車種系統 | 一般的なカセット規格 | 物理カセット構成 | Cog構成 |
|---|---|---|---|
| Shimanoロード12速 | HG互換の12速ロード | 標準HG11+対応12速ロードカセット | 使用可。チェーンとCog位置を確認 |
| GRX 2×12 | HG系の11-34T/11-36T | 標準HG11+対応カセット | 使用可。チェーンとCog位置を確認 |
| GRX 1×12 | Micro Splineの10-45T/10-51T | 純正Micro Splineカセットは装着不可。Wahooの代替案を個別照合 | Cogはチェーン適合を確認 |
| Shimano MTB 12速 | Micro Splineの10T始まり | 純正Micro Splineカセットは装着不可。HG用代替カセットを個別照合 | Cogはチェーン適合を確認 |
MTB 12速やGRX 1×12のMicro Splineカセットは、CORE 2へそのまま移せません。Wahooは標準HG11に付くSRAM PG-1210/PG-1230などを代替例に挙げていますが、Micro Splineとのピッチ差は0.1mmあり、変速感に差が出る可能性も明記。リアディレイラーが最大50Tに対応するか、チェーン長が足りるかまで確認が必要で、Wahooも組み合わせごとの変速品質を保証していません。
Cogを使う場合はMicro Splineカセットを移す必要がなく、物理カセットの規格違いを避けられます。ただし、チェーンの適合とCog v2の10段階の位置調整は残る条件。「Shimano 12速」という呼び方では構成を判定できないため、カセット型番、1xか2xか、最小・最大歯数、リアディレイラー型番まで照合してください。
SRAMはXDR、CampagnoloはN3Wかどうかを先に確認する
SRAMは、12速だからすべてXDRというわけではありません。SX/NX EagleのPG-1210・PG-1230は標準HG11フリーハブへ付きますが、AXSロードやXPLRのXDRカセットで物理変速するなら、Wahooの対応XDR / XDフリーハブと自転車側に合うカセットが必要。カセットを差し込む土台がHGかXDRかで、用意する部品が変わります。
SRAM Force XPLRのXG-1371は、13速10-46T・XDR・Flattop対応のカセット。WahooもXDRフリーハブ側でSRAM AXS XPLRの12〜13速を対応範囲に挙げており、XPLR 13速はCORE 2の「13速対応」を説明できる例。ただし、この1例を根拠に、すべての13速カセットが付くとは判断できません。
| ドライブトレイン例 | フリーハブ規格 | CORE 2側の追加部品 | 判断 |
|---|---|---|---|
| SRAM SX/NX Eagle 12速・PG-1210/PG-1230 | HG | 標準HG11・1.8mmスペーサー | 対応例。歯数とディレイラー容量を照合 |
| SRAM AXSロード12速・XDRカセット | XDR | Wahoo対応XDR / XDフリーハブ | 対応カセットへ交換。Flattopチェーンも確認 |
| SRAM XPLR 13速・XG-1371 | XDR | Wahoo対応XDR / XDフリーハブ | 13速の対応例。カセット型番まで照合 |
| Campagnolo 10〜12速 | 従来Campagnolo | Wahoo対応Campagnoloフリーハブ | 多くの10〜12速が対象。12速は11T以上のトップを確認 |
| Campagnolo Ekarなどの13速 | N3W | 対応フリーハブなし | 現行Wahoo適合表では非対応 |
Cog v2はSRAM Flattopチェーンに対応していますが、Wahooは屋外ホイールのカセットで使う場合より摩耗が少し早まる可能性を示しています。XDRフリーハブを用意しなくてよい代わりに、チェーンの摩耗状態とCogの位置を確認する構成。物理カセットのXDR対応と、Cogへ掛けるチェーンの対応は別の話になります。
Campagnoloは、Wahooの別売フリーハブで多くの10〜12速を扱えますが、このフリーハブはN3Wではありません。現行のWahoo資料では、N3Wを使うEkarなどの13速は物理カセット側で非対応となり、Cogの互換表でもEkar 13速は除外。新しいCampagnolo 13速は「8〜13速対応」の数字だけでは判定できないため、購入時点のWahoo公式適合表でモデル名まで確認が必要です。
QR・12×142・12×148以外は車軸規格を確認する
KICKR CORE 2のドライブトレインが合っていても、後輪を外したフレームを固定できなければ使えません。Wahooが現行CORE 2の対応範囲に挙げるのは、130mm/135mm QRと、12×142mm/12×148mmのスルーアクスルです。自転車の仕様表か後輪の軸で、固定方式とエンド幅を確かめてください。
同梱アダプターはA〜EとQRスキュワー。130mmと135mmのQRは付属アダプターA・BとQRスキュワーを使い、Bの向きで幅を切り替える構造です。12×142mmはC・D、12×148mm BoostはC・Eの組み合わせで、自転車に付いているスルーアクスルを通します。旧KICKR CORE向けの記事とCORE 2では付属部品や案内が同じとは限らないため、CORE 2のセットアップ図で部品記号まで合わせてください。
| 車軸・エンド幅 | 対応可否 | 使用部品 | 確認先 |
|---|---|---|---|
| 130mm QR | 対応 | 付属A+B、付属QRスキュワー | CORE 2セットアップ図・Bの向き |
| 135mm QR | 対応 | 付属A+B、付属QRスキュワー | CORE 2セットアップ図・Bの向き |
| 12×142mmスルーアクスル | 対応 | 付属C+D、自転車のスルーアクスル | CORE 2セットアップ図・Bike Compatibility |
| 12×148mm Boost | 対応 | 付属C+E、自転車のスルーアクスル | CORE 2セットアップ図・Bike Compatibility |
| 上記以外・特殊なエンド形状 | 標準対応とみなさない | 個別確認 | Wahoo Bike Compatibility・Wahooサポート |
確認の順番は、①QRかスルーアクスルか、②エンド幅は何mmか、③付属アダプターの組み合わせ、④フレームのメーカー・モデル・年式です。その4点が、Wahooの「Bicycle Frame Compatibility for CORE / CORE 2」で既知の非対応車や追加条件を調べる照合項目。数字が対応範囲でも、ディスクブレーキ周辺やドロップアウトの形状がトレーナーへ干渉する場合があります。
126mm/141mm QR、Trek Thru-skew、ボルト留めハブ、12mmより太いアクスル、142mm/148mm以外のスルーアクスル幅は標準対応に含めません。フレームを外側へ広げる、内側へ強く締める、ドロップアウトがアダプターへ全面接触しない場合も取り付け不可。特殊規格や干渉が残るときは、モデル名と年式を添えてWahooサポートへ確認する段階です。
複数台で使うなら段数より交換作業の少なさを見る
8速・11速・12速のように段数が違う自転車や、HGとXDRが混在する自転車を載せ替えるなら、Cog v2はカセット交換とフリーハブ交換を減らせます。物理カセットを各車の段数へ合わせず、1枚のCogにチェーンを掛けて使うため。ただし、自転車を替えるだけで全調整が不要になるわけではありません。
QRとスルーアクスルが混在すれば、A・BとC・D/Eのアクスルアダプター交換が残ります。リアディレイラーの位置が車体ごとに違う場合は、Cog v2の10段階調整でチェーンがまっすぐ通る位置へ合わせ直す作業。チェーン型式と除外条件、摩耗状態も各車で確認が必要です。Click v2の仮想変速を使えるライドアプリは現行公式ではZwiftとROUVYなので、共用する人全員の使用アプリも先にそろえてください。
| 複数台の組み合わせ | Cog v2で発生する作業 | カセット構成で発生する作業 |
|---|---|---|
| 同じ規格・同じ段数 | Cog位置、車軸、チェーンの確認 | 同じカセットを共用しやすい。歯数とディレイラーを確認 |
| 段数が違う | カセット交換なし。Cog位置とチェーンを確認 | 各車の段数に合うカセットへ交換 |
| HGとXDRが混在 | フリーハブ交換なし。チェーン適合を確認 | カセットとフリーハブを交換 |
| QRとスルーアクスルが混在 | アクスルアダプターを交換 | アクスルアダプターを交換 |
カセットを付けたまま共用しやすいのは、段数だけでなくカセット規格も同じ自転車同士です。さらに、最小・最大歯数が各車のリアディレイラー容量とチェーン長に収まることが前提。HGとXDRのように土台が違う場合や段数が違う場合は、カセットだけでなくフリーハブまで交換する場面。同じ条件に見えても、チェーンの摩耗やディレイラー調整の差で異音や変速のずれが出ることもあります。
選ぶ前に書き出す項目は、各車の①段数とカセット規格、②チェーン型式、③QR/スルーアクスルとエンド幅、④使うアプリです。規格がばらばらでZwift/ROUVYを使うなら、Cogは大きな交換作業を減らせる構成。同じHG系・同じ段数で、実車のシフターを使うなら、対応カセットを付けたまま共用する方が手順は短くなります。
Cogとカセットは購入後でも入れ替えられる
複数台を日々載せ替える話とは別に、購入後にKICKR CORE 2の構成そのものを変更できます。Cog版と11速カセット版で本体が別物になるわけではなく、Cogから物理カセットへ、カセットからCogへ入れ替え可能。本体を買い直す必要はありませんが、部品を載せ替え、チェーンラインとアプリを設定し直す作業があるため、ワンタッチの切り替えではありません。
Cogからカセットへ替える作業では、チェーンウィップまたはカセットバイス、カセット用ロックリング工具、レンチが必要です。自転車に合うカセットを標準HG11フリーハブへ取り付け、XDR / XDやCampagnoloならCORE 2対応の別売フリーハブも必要。8〜10速HGでは1.8mmスペーサー、11速と12速ロードでは通常スペーサーなし、XDでは1.8mmスペーサーの条件があるため、カセットとフリーハブの公式手順を先に照合してください。
| 変更内容 | 必要部品 | フリーハブ・ロックリング・スペーサー | 工具・設定 |
|---|---|---|---|
| CogからHGカセット | 自転車に合うカセット | 標準HG11、対応ロックリング、段数に合うスペーサー | チェーンウィップ/カセットバイス、ロックリング工具、レンチ、変速調整 |
| CogからXDR / XD・Campagnoloカセット | 対応カセット、CORE 2対応フリーハブ | 専用フリーハブ、対応ロックリング、指定スペーサー | カセット工具一式、フリーハブ交換手順、変速調整 |
| カセットからCog v2 | 現行Cog+Clickアップグレード部品 | Cog用バンパー、14T Cog、ロックリング、標準HG11 | カセット工具一式、Cog位置調整、Click取り付け |
| 構成変更後 | 使用アプリ、最新ファームウェア | 緩み、スペーサー、ドライブ側アダプターを再確認 | Wahooアプリで更新、対応アプリでトレーナーとClickを再接続 |
カセットからCogへ替える作業は、同じ工具でカセットを外すところから始まります。Cog+ClickアップグレードキットのCogがZwift Hub用フリーハブへ組まれている場合、そのフリーハブをCORE 2へ丸ごと取り付けてはいけません。Wahooが指定するのは、Cogのバンパー、14Tスプロケット、ロックリングを外し、CORE 2の標準HG11フリーハブへ組み直す手順。組み直した後は、Cog v2の位置調整、Clickの取り付け、本体ファームウェアの更新、ZwiftまたはROUVYでの再接続が必要です。
CORE 2は走行中に自動校正するオートスピンダウン対応機種なので、構成を替えるたびの定期的な手動キャリブレーションは不要です。Wahooは、パワー値が大きくずれていると感じる場合だけ、WahooアプリのCORE 2用スピンダウン手順を使うという案内。最初に確認するのは校正ではなく、ロックリングの固定、スペーサー、ドライブ側アダプター、チェーンライン、物理変速または仮想変速の設定です。
まとめ|Zwift中心ならCog、実車の変速を使うならカセット
KICKR CORE 2の判断順は、使うアプリ、自転車の台数、駆動系の3段階。Zwift/ROUVYが中心で、段数やカセット規格の違う複数台を共用するならCog v2+Click v2がおすすめです。その他アプリで自由走行やレースをする方、屋外と同じシフター操作を使いたい方が選ぶのはカセット構成。ERGワークアウトが中心なら、どちらの構成でも使えます。
12速車では、11速カセット版に付属する11-28Tを「12速物理変速にも対応済み」と受け取らないでください。物理変速には自転車のシステムに合う12速カセットが必要で、XDRなどでは対応フリーハブも必要。「8〜13速対応」も、標準HG11、別売フリーハブ、Cogのチェーン対応を含む表現であり、すべての8〜13速カセットが標準状態で付くという意味ではありません。
| 判定 | アプリ×台数×駆動系 | 購入前に確認すること |
|---|---|---|
| Cog向き | Zwift/ROUVY、複数台、段数・HG/XDRなどが混在 | チェーン適合、Cog位置、Bluetooth、車軸アダプター |
| カセット向き | その他アプリの自由走行、1台中心、実車の物理変速 | 段数、歯数、HG/XDR/Campagnolo、ディレイラー容量 |
| どちらでも使用可 | ERG中心、またはHG互換の12速ロード1台 | 使用モード、対応12速カセット、交換作業の許容範囲 |
| 購入前に停止 | Micro Splineカセットをそのまま使用、N3W 13速、特殊チェーン、対応外の車軸・フレーム形状 | Wahoo最新適合表、モデル・年式、チェーン型式、エンド幅 |
Micro Splineカセットをそのまま使いたい場合、N3W 13速やEkarを使う場合、130/135mm QR・12×142/148mm以外の車軸、フレーム干渉がある場合は購入判断を止めます。Cogでもチェーン例外と対応アプリの条件は残るため、段数だけでは判断材料として不十分。自転車のカセット型番、フリーハブ、チェーン、車軸をWahooの最新適合表と照合してから構成を決めてください。
Cogとカセットは購入後でも入れ替え可能。最初の選択だけで使い方が固定されるわけではありません。ただし、カセット工具、スペーサー、対応フリーハブ、ファームウェアやアプリの再設定が必要になる場合も。今使うアプリと自転車に合う構成を選び、将来の変更には部品代と交換作業を見込むのが現実的です。
| 商品 | 向く使い方 | 購入前の最終確認 |
|---|---|---|
| KICKR CORE 2 Zwift Cog v2+Click v2構成 | Zwift・ROUVY、段数やカセット規格の違う複数台 | Click v2の同梱、チェーン適合、車軸規格 |
| KICKR CORE 2 11速カセット構成 | その他アプリの自由走行、実車の物理変速 | 付属11速11-28T、12速車は対応カセット・フリーハブを別確認 |


よくある質問
Shimano CUES・LinkGlide 11速は付属カセットをそのまま使えますか?
そのままでは使えません。付属の11速11-28TはCUES・LinkGlideに非対応なので、物理変速では対応するLinkGlideカセットとWahoo指定の1.8mmスペーサーが必要になり、Cogへ替える場合も使用チェーンを最新の互換表で照合してください。
ANT+接続だけでClick v2の仮想変速を使えますか?
ANT+接続だけでは使えません。Click v2はBluetoothで接続し、ROUVYの仮想変速ではトレーナー側もBluetooth接続が前提。
141mm QRやTrek Thru-skewの自転車を取り付けられますか?
標準対応には含まれません。CORE 2の対応範囲は130mm・135mm QRと12×142mm・12×148mmスルーアクスルなので、141mm QRやTrek Thru-skewは購入前にモデル名と年式を添えてWahooへ確認してください。
Cogとカセットを交換した後に手動キャリブレーションは必要ですか?
構成を替えるたびの手動キャリブレーションは不要です。CORE 2はオートスピンダウン対応で、パワー値が大きくずれる場合に限り、Wahooが案内するCORE 2用スピンダウン手順を使います。
Amazon の PC をスコア化してみた

Amazonにある8〜14インチの小型WindowsタブレットやノートPCを、スペック別にスコア化して比較・ランキング。
※同一運営者のサイトです。
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