
RIGOL RSA3015Nを購入前に確認|1.5GHz・VNA・トラッキングジェネレータ
RIGOL RSA3015Nを買う前は、測れる電波が1.5GHzまでで足りるのか気になりますよね。
機能や別売品が多く、本体だけで必要な測定ができるのかも分かりにくいと思います。
必要な構成は測る電波の範囲と用途で決まるため、この記事では追加品、購入先、代替機まで紹介します。
周波数分析機の早見表
機種は、測りたい周波数と、短時間の信号を連続表示する必要があるかどうかで決まり、次の表で用途に合う機種が分かります。
1.5GHz以内で短時間の信号も連続表示し、回路やアンテナも測るなら、RIGOL RSA3015Nがおすすめです。
| 使い方 | おすすめ機種 | 主な強み | 購入前の確認 |
|---|---|---|---|
| 1.5GHz以下で短時間の信号も測る | RIGOL RSA3015N | 短時間の信号を連続表示でき、回路測定機能も標準 | 同時に見られる幅は標準10MHz。校正部品は別売 |
| 1.5GHz以下で価格を抑える | SIGLENT SVA1015X | 回路測定と測定用の信号を出す機能を標準搭載 | 短時間の信号を連続表示する機能は非搭載 |
| 2.4GHz帯まで短時間の信号も測る | RIGOL RSA3030N | 3GHzまで対応し、短時間の信号と回路を測定可能 | RSA3015Nより本体価格が高い |
| 2.4GHz帯まで価格を抑える | SIGLENT SVA1032X | 3.2GHzまで対応し、回路測定機能も搭載 | 短時間の信号は連続表示できず、電波ノイズ測定は別売 |
| 5GHz帯まで測る | SIGLENT SVA1075X | 7.5GHzまで対応し、回路測定機能も搭載 | 5GHz帯を測らない人には価格負担が大きい |
2.4GHz帯まで連続表示するならRSA3030N、5GHz帯までならSVA1075Xが対応します。





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RSA3015Nの対応用途
RSA3015Nの測定上限は1.5GHzです。
433MHz帯や920MHz帯、1.2GHz帯は範囲内ですが、2.4GHzのWi-FiやBluetoothには届きません。
| 測りたい物 | 判定 | 購入判断 |
|---|---|---|
| AM・FMラジオ、短波 | 範囲内 | RSA3015Nで測定可能 |
| 315MHz・433MHz・920MHz帯の無線 | 範囲内 | RSA3015Nで測定可能 |
| 1.2GHz帯のアマチュア無線 | 範囲内 | 受信信号は測定可能。送信機出力は直結しない |
| 1176〜1279MHz付近の衛星信号 | 範囲内 | 対応アンテナや増幅器が必要 |
| 1575.42MHzの衛星信号 | 範囲外 | 上限を75.42MHz超える |
| 1.8GHz・2GHz帯の携帯電話 | 範囲外 | 3GHz以上の機種が必要 |
| 2.4GHzのWi-Fi・Bluetooth | 範囲外 | 3GHz以上の機種が必要 |
| 5GHz・6GHzのWi-Fi | 範囲外 | 7.5GHz級の機種が必要 |
標準で一度に見られる信号幅は10MHzです。10MHzを超える信号には、25MHzか40MHzの拡張が必要になります。
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RSA3015Nの標準と別売
RSA3015Nは、通常の周波数分析と短時間信号の連続表示を標準搭載しています。
回路やアンテナを測る機能(VNA)と、測定用の信号を出す機能(TG)も標準ですが、使える周波数は機能ごとに違います。
| 区分 | 機能・周波数 | 必要な人 |
|---|---|---|
| 標準 | 通常の周波数分析、9kHz〜1.5GHz | 電波の強さを周波数ごとに測る人 |
| 標準 | 短時間の信号を連続表示、幅10MHz | 一瞬だけ現れる信号を追う人 |
| 標準 | 回路測定(VNA)、10MHz〜1.5GHz | アンテナや回路を測る人 |
| 標準 | 測定信号出力(TG)、100kHz〜1.5GHz | フィルターやケーブルの通過特性を測る人 |
| 標準 | パソコン接続、ネットワーク接続、外部画面、ブラウザ操作 | 遠隔操作や外部表示を使う人 |
| 別売 | 表示幅25MHz・40MHz(RSA3000-B25/B40) | 幅10MHzを超える信号を一度に見る人 |
| 別売 | 微弱信号用の増幅機能(RSA3000-PA) | 小さな信号を測る人 |
| 別売 | 電波ノイズの事前測定(RSA3000-EMI/EMC) | 製品のノイズ対策を行う人 |
| 別売 | チャネル電力などの追加測定(RSA3000-AMK) | 測定項目を増やす人 |
| 別売 | 周波数を長時間正確に保つ基準(OCXO-C08) | 周波数の正確さを重視する人 |
| 別売 | 回路測定用の校正部品、ケーブル、変換部品 | 回路やアンテナを実際に測る人 |
VNAを使うなら、型番末尾が「N」の機種が必要です。末尾が「-TG」の機種は、後からVNA対応へ変更できません。
VNA測定の必要品
VNAは標準機能ですが、本体だけでは測定を始められないため、校正キットと測定ケーブルも必要です。
アンテナ測定では開放・短絡・終端の3種類を使い、フィルターの通過測定では入力と出力を直結して校正します。
| 必要品 | 使う場面 | 購入前の確認 |
|---|---|---|
| 1.5GHz対応の校正キット | アンテナ、フィルター、ケーブルの校正 | 開放・短絡・終端・直結用の部品がそろう物 |
| 本体側の端子規格に合うN型測定ケーブル | 本体と測定対象を接続 | 必要な本数、長さ、対応周波数 |
| N型−SMA端子(小型端子)の変換アダプター | 本体のN型端子と小型のSMA端子を接続 | オス・メスの向き |
| 測定治具 | 基板上のフィルターや小さな部品を接続 | 端子形状と対応周波数 |
| 減衰器・直流遮断部品 | 増幅回路や直流電圧がある回路を測定 | 許容電力と対応周波数 |
CK106EはDC〜1.5GHz、CK106AはDC〜6.5GHz対応の校正キットです。
どちらを購入しても、測定ケーブルや変換部品は別に用意してください。
RSA3015Nの購入先
AmazonにはRSA3015Nの新品出品が2件あります。
価格は2026年7月24日時点で459,800円と708,993円で、どちらも取り寄せ表示でした。
| 出品 | 価格 | 購入判断 | 購入前の確認 |
|---|---|---|---|
| RIGOL RSA3015N 国内正規品(Amazon商品番号 B094J1P1TS) | 459,800円 | 国内の修理・校正窓口を使う人向け | 取り寄せ。保証期間、校正書類、別売機能の追加費用 |
| RIGOL RSA3015N 別出品(Amazon商品番号 B08GHLDXN7) | 708,993円 | 追加内容が価格差に見合う場合だけ購入 | 取り寄せ。追加機能の記載なし。価格差249,193円 |
追加内容が同じなら、249,193円安い国内正規品表記の出品がおすすめです。追加内容が不明なら、高い出品を買う理由はありません。
QA
Q. RSA3015Nに校正証明書は付属しますか?
A. Amazonの販売情報だけでは、校正証明書・試験成績書・トレーサビリティ体系図の同梱を確認できません。必要な書類名と追加費用を、注文前に販売店へ指定してください。
Q. VNAの測定モードを変えたら再校正が必要ですか?
A. 必要です。S11、S21、DTFでは校正方法が異なるため、測定モードを切り替えたら対応する校正をやり直します。ケーブルや変換部品を付け替えた時も同様です。
Q. VNAの測定点数は増やせますか?
A. 101〜10,001点で設定でき、初期値は201点です。狭い帯域の変化を細かく追いたい場合は、測定範囲に合わせて点数を設定できます。
Q. RSA3015Nの保証期間は何年ですか?
A. 公開情報から一律の年数は確認できません。RIGOL Japanはシリアル番号で保証開始日と終了日を照会する形式なので、注文前に販売店へ保証開始日と期間を確認し、受領後にシリアル番号で照会してください。
条件別の購入結論
購入する機種は、測る周波数と短時間信号の連続表示が必要かどうかで決まります。
- 1.5GHz以内で短時間の信号と回路を測るなら、RIGOL RSA3015Nがおすすめです。
- 1.5GHz以内で連続表示が不要なら、SIGLENT SVA1015Xで価格を抑えられます。
- 2.4GHz帯まで連続表示するならRIGOL RSA3030N、不要ならSIGLENT SVA1032Xです。
- 5GHz帯まで測るなら、SIGLENT SVA1075Xが対応します。
RSA3015NをAmazonで買うなら、国内正規品表記の安い出品がおすすめです。高い出品は、追加内容が価格差に見合う場合だけです。
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