
YAMAHA DM3とDM3 Standardの違い|Danteは必要?
YAMAHAのDM3とDM3 Standardは見た目も機能もよく似ていて、どちらを買えばいいのか迷いますよね。
違いは、LANケーブルで多チャンネル音声を送る仕組み(Dante)の有無だけで、音質やUSB録音の機能は変わりません。
選ぶ前に、Dante対応機器や会場設備へつなぐ予定があるかを確認しましょう。
YAMAHA DM3早見表
Dante対応機器を使うならDM3、本体へ直接配線してPCとはUSB接続するならDM3 Standardで足ります。
DM3 Standardは「DM3S」とも表記され、2機種はDanteの有無を除いて音質や録音機能まで同じです。
| 比較項目 | YAMAHA DM3 | YAMAHA DM3 Standard(DM3S) |
|---|---|---|
| 向く人 | Dante対応の入出力機器や会場設備を使う人 | 本体へ直接配線し、PC録音や配信はUSBで行う人 |
| 主な強み | LANケーブルで16入力・16出力の音声を送れる | DM3と同じ基本機能を安く購入できる |
| 弱点・最終確認 | 価格が高く、PC用のDanteソフトは付属しない | Danteは使えず、購入後の追加にも対応しない |
| 本体の音声端子 | 入力16・出力8 | 入力16・出力8 |
| PC録音・配信 | USBで18入力・18出力 | USBで18入力・18出力 |
| Amazon価格 | 286,000円 | 227,949円 |
2026年7月28日時点ではDM3の方が58,051円高いため、Dante機器を使う予定がなければ、この差額を払う必要はありません。
Dante運用ならDM3
ステージ側の入出力機器や会場のDante設備へ音声を送るなら、DM3が必要で、LANケーブル1本で16入力・16出力を送れます。
- Tio1608-D2やRioシリーズをステージ側の入出力機器として使う
- 会場のDante設備へDM3をつなぐ
- Dante対応ミキサーやスピーカーへ音声を分配する
- 別売のPC用Danteソフトで離れた場所から多チャンネル録音する
DM3を買ってもミックスできる入力数は増えないため、Danteでつなぐ相手機器が決まっている人向けです。

DM3 Standard向き
マイクや楽器を本体へ直接つなぎ、スピーカーも本体から出力するなら、DM3 Standard(DM3S)で十分でしょう。
PCがミキサーの近くにあれば、USBで18入力・18出力の録音や配信ができ、Danteなしでも以下の機能は変わりません。
- USBでPCへ多チャンネル録音・再生
- USBメモリーへ2トラック録音
- iPadやPCからミキサーを遠隔操作
- DM3と同じ内蔵エフェクトを使用
DM3 Standardは音質や操作機能がDM3と同じで、価格はDM3より安く抑えられます。
Dante機器へ音声は送れませんが、本体への直接配線とUSB接続で使う人なら、DM3 Standardで十分でしょう。

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DM3SにDante追加不可
DM3SにDante機能を追加するカードはなく、外付け変換機器で一部の音声を送る場合も、Dante端子は増えず機器や配線が増えます。
DM3SではTio・RioをDM3と同じ方法で接続できないため、会場のDante設備を使うなら最初からDM3が必要です。
DM3のDante必要機材
DM3でDante接続を始める前に、接続先や配線、設定ソフトを用途に合わせて用意してください。
- Dante対応の入出力機器やスピーカーなどの接続先
- CAT5eまたはCAT6のLANケーブル
- 音声の接続先を決める無料ソフト(Dante Controller)
- 複数のDante機器をまとめてつなぐ場合は、高速通信(ギガビット)対応のネットワークスイッチ
- PC録音をDante経由で行う場合は、有料ソフト(Dante Virtual Soundcard)
DM3とDante機器1台を直接つなぐならスイッチは不要で、PC録音をUSBで行う場合は有料のDante用ソフトも必要ありません。
DM3購入Q&A
DanteはWi-Fi対応?
使えません。Danteの音声はCAT5e以上のLANケーブルで接続します。Wi-FiはiPadなどからDM3を操作する用途に使い、音声伝送とは分けてください。
DM3のUSBは3m未満?
PCとDM3またはDM3 StandardをつなぐUSBケーブルは、3m未満にします。PCを離れた場所へ置くなら、DM3とDante Virtual Soundcardを使う構成が合います。
DM3ケースは共用?
両機種は320×140×455mm、6.5kgで筐体寸法と重さが同じです。ケースは両機種対応と明記された物を選び、汎用品は内寸と緩衝材の厚みを確認してください。
DM3比較の購入結論
Tio・Rioや会場のDante設備へつなぐ人には、YAMAHA DM3がおすすめです。16入力・16出力のDante接続を使えます。
本体への直接配線とUSB接続で使う人には、YAMAHA DM3 Standard(DM3S)がおすすめです。音質や操作機能はDM3と同じで、Danteは後付けできません。
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