
Fluke TiX580 60Hz サーモグラフィ|640×480・対応レンズ・校正
TiX580には、1秒間に60回更新する60Hz版と、9回更新する9Hz版があります。別の注文モデルで、設定では切り替えられません。
動く設備や歩きながらの点検では、60Hz版の滑らかな表示が役立ちます。レンズや校正書類まで一度に決めるのは難しいですよね。
作業内容と撮影距離を整理すると、60Hz版が必要か、どのレンズと校正条件を選ぶかが分かります。
TiX580の購入早見表
動く設備や歩きながら点検するなら、60Hz版がおすすめです。静止した対象を固定位置から撮り、動画を残さないなら9Hz版で十分です。
| 作業・条件 | おすすめ構成 |
|---|---|
| 動く設備や歩きながらの点検 | TiX580 60Hz |
| 静止対象を固定撮影・動画なし | TiX580 9Hzを見積り |
| 一般設備や建物を点検 | 本体付属の標準レンズ |
| 遠い・狭い・小さい対象 | 対象と距離に合う別売レンズ |
| 監査や品質管理で数値を提出 | 組織規程に沿う校正書類 |
| 日本国内で長く使う | 国内保証と修理窓口付き |
Amazonの商品は60Hz版で、標準レンズとバッテリー2個が付き、60Hzで動きを追い、640×480で小さな発熱箇所を捉えます。
Amazonの表示だけでは、確定納期と校正証明書の有無まで分かりません。購入前に販売者へ確認してください。

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60Hz版が向く作業
回転する機械や搬送中の製品を追うなら、60Hz版です。画面が1秒間に60回切り替わるので、9Hz版より動きが滑らかに見えます。
歩きながら広い設備を点検するときも、狙った箇所を保ちやすいのが60Hz版の強み。熱画像の動画を残す用途にも合います。
ただし、60Hzにしても温度の正確さと640×480の画素数は同じ。変わるのは、画面更新の滑らかさだけです。
640×480が向く検査
640×480では、熱を受ける点が307,200個。全体の中から小さな対象や発熱箇所を分けて捉えたい検査に向きます。
ここで、画素数と温度差の見分けやすさは別の話。近い温度の差は、わずかな温度差を見分ける性能(温度分解能)で決まります。
電気設備の端子、配管、外壁など、小さな異常を探す場面が中心です。対象が遠くて小さいなら、距離と大きさに合う望遠レンズが必要になります。
1280×960は、複数の撮影データを合成して作る画像。熱を受ける部分そのものが1280×960になるわけではありません。
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TiX580の対応レンズ
一般設備や建物の全体確認なら、まず本体付属の標準レンズ。別売レンズは、撮る範囲・距離・対象の大きさで決めます。
| 撮りたい対象 | レンズ型番 | 購入判断 |
|---|---|---|
| 一般設備や建物 | 標準レンズ | 本体付属 |
| 狭い場所や広い壁面 | FLK-LENS/WIDE2 | 資料間で相違・書面確認 |
| 離れた小~中サイズの対象 | FLK-LENS/TELE2 | 現行資料で対応一致 |
| 非常に遠い小さな対象 | FLK-LENS/4XTELE2 | 新旧資料で相違・書面確認 |
| 基板や小型電子部品 | FLK-LENS/25MAC2 | 日英資料で相違・書面確認 |
離れた小~中サイズの対象には、2倍望遠のFLK-LENS/TELE2が合います。最短撮影距離は45cmなので、接写用ではありません。

注意したいのが、WIDE2、4XTELE2、25MAC2の適合不一致。資料によってTiX580への対応表記が異なります。
注文する場合は、本体の製造番号とレンズ型番を販売店へ伝え、書面で適合を確認してください。
TiX580の校正が要る人
校正は、測った温度が基準からどれだけずれているかを確かめる作業で、監査や品質管理に必要な周期と書類は組織の品質規程で決まります。
Flukeの推奨周期は2年です。国内校正料金は2025年5月1日から税込77,000円で、依頼時は見積りを取ってください。
事前校正済みの別売レンズを付けても、本体の定期校正は省けません。レンズの事前校正と本体の定期校正は別です。
購入時の標準付属品に校正証明書は明記されていません。必要なら、校正費用と標準納期10営業日を見積りへ含めてください。
60Hz版の購入先
Amazonの対象商品はFLK-TiX580 60Hzと一致していますが、販売条件を確認してから注文する高額商品です。
注文前に販売者へ確認するのは、次の4点です。
- Flukeの認定販売元か
- 確定した納期
- 校正証明書の付属
- 国内2年保証の受付先
校正書類や国内保証を稟議書へ記載するなら、認定販売店からも見積りを取りましょう。並行輸入品は国内保証を受けられない場合があります。

QA
TiX580は低温校正済み?
測定範囲の下限は-20℃ですが、-10℃未満は未校正。低温域の値を監査や証明に使うなら、必要な温度を販売店と校正窓口へ伝え、対応範囲を含む見積りを取ってください。
TiX580は一日使える?
付属バッテリーは2個で、1個あたり2~3時間。満充電には約2.5時間かかります。
終日連続で点検するなら、交換しながら充電するか、コンセントからの給電が必要です。
TiX580で報告書作れる?
温度情報を残した画像と動画は、パソコン用解析ソフトのSmartViewで撮影後に解析でき、報告書も作れます。
一方、クラウドやスマートフォン連携の国内提供範囲は資料によって異なる状態。導入前の確認先は販売店です。
TiX580がおすすめの人
動く設備や歩きながらの点検を滑らかに撮るなら、TiX580 60Hzがおすすめです。640×480で小さな異常も探せる業務機です。
一般設備や建物の全体確認は、本体付属の標準レンズで始められます。
遠い小~中サイズには、2倍望遠のFLK-LENS/TELE2がおすすめです。ほかの別売レンズは、本体との適合を確認してください。
監査では、組織の品質規程に沿う校正書類が必要です。書類込みの見積りは認定販売店へ依頼してください。

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