
ヤマハ RTX3510とRTX1300の違い|拠点数・VPN・同時接続
拠点や接続端末が増えると、RTX1300で足りるのか、RTX3510まで必要なのか迷いますよね。
どちらも10ギガ対応なので、高い機種ほど通信も速いように見えます。ところが、仕様上の最大速度は同じ。
主な違いは、安全な拠点間通信(VPN)の接続先数です。この記事では、拠点数ごとのおすすめ機種を紹介していきます。
ヤマハ2機種の早見表
両機の最大通信速度は同じ。差が出るのは、VPNの接続先数、同時通信、管理方法です。
100接続先以内でWeb画面を使うなら、RTX1300がおすすめです。
標準のVPN接続先数は100、同時通信の接続情報は25万件まで。
RTX3510は1000接続先と50万件を収容します。ただし、Web管理画面はありません。
| 比較項目 | ヤマハ RTX3510 | ヤマハ RTX1300 |
|---|---|---|
| おすすめする人 | 大規模センター、多拠点、多数端末を収容する人 | 中規模拠点、Web画面で管理したい人 |
| 標準のVPN接続先数 | 1000 | 100 |
| ライセンス追加後の最大数 | 3000 | 1100 |
| 同時通信の接続情報(NATセッション) | 50万件 | 25万件 |
| 最大通信速度 | 毎秒9.9ギガビット | 毎秒9.9ギガビット |
| 拠点間VPN(IPsec)の最大速度 | 毎秒3.8ギガビット ファームウェア Rev.23.01.02以降 | 毎秒3.8ギガビット ファームウェア Rev.23.00.12以降 |
| 登録できる経路数 | 6万 | 2万 |
| Web管理画面 | なし | あり |
| 接続機器を一覧表示するLANマップ | なし | あり |
| 標準保証 | 5年 | 1年 |
| 希望小売価格(税込) | 991,100円 | 295,900円 |

ヤマハ拠点数別早見
VPN接続先数とは、同時に保つ接続先の合計のこと。
主回線と予備回線を常時接続する構成では、各拠点に2接続先が必要です。
RTX1300はVPN拡張ライセンス(EX2)で200ずつ増やせます。Rev.23.00.14以降の上限は1100接続先。
RTX3510は1000接続先が標準です。それを超える構成では、別売りライセンスも加わります。
| 必要なVPN接続先数 | おすすめ構成 | この構成にする条件 |
|---|---|---|
| 100以下 | ヤマハ RTX1300本体 | 25万セッションと2万経路で足りる |
| 101〜900 | ヤマハ RTX1300+VPN拡張ライセンス(EX2) | 200接続先ずつ追加して費用を抑える |
| 901〜1000 | RTX1300+EX2 またはRTX3510 | Web管理ならRTX1300 収容力と5年保証ならRTX3510 |
| 1001〜1100 | RTX1300+EX2×5 またはRTX3510+VPN拡張ライセンス(EX3) | 規模を固定するならRTX1300 今後増えるならRTX3510 |
| 1101〜1500 | ヤマハ RTX3510+EX3×1 | RTX1300の最大数を超える |
| 1501〜3000 | ヤマハ RTX3510+EX3×2〜4 | 500接続先ずつ増やす |
ヤマハ同時接続の目安
「同時接続」は、VPN接続先数、インターネット通信数、VPN利用者数の3種類。
ヤマハの学校向け試算では、端末1台が110〜500件の接続情報を使います。端末台数と仕様上限は同じ数字になりません。
- VPN:拠点や在宅勤務者との接続先を数えます。
- インターネット通信:接続情報(NATセッション)を数えます。
- VPN利用者:クライアントソフトの同時利用枠も別に必要です。
25万件と50万件は仕様上限。必要な容量は、実測したピーク値に将来の増加分を足した数です。
回線帯域、フィルター、冗長化でも推奨機種は変わります。50万件を超えるなら、複数センターへ分ける構成が必要でしょう。
ヤマハ運用方法の違い
RTX1300なら、状態表示と接続機器の一覧をWeb画面で確認できます。
画面で設定したい人にはRTX1300がおすすめです。弱点は、保証1年と別売りのラック金具。
RTX3510はコマンド設定が前提です。代わりに5年保証とラック金具が付き、RTX3500やRTX5000の設定も移せます。
- 両機ともWi-Fi機能と光回線終端装置(ONU)は内蔵しません。
- 同じ番号の10ギガLAN端子と光通信用スロット(SFP+)は同時に使えません。
- 無線機器、光通信用部品、ケーブルは別途用意します。
ヤマハ費用別の選び方
VPN接続先数を安く増やすなら、第一候補はRTX1300とEX2の組み合わせ。
RTX1300へEX2を足しても、同時通信25万件、経路2万、標準保証1年は変わりません。
| 構成 | VPN接続先数 | 希望小売価格の合計(税込) |
|---|---|---|
| ヤマハ RTX1300本体 | 100 | 295,900円 |
| RTX1300+EX2×1 | 300 | 392,700円 |
| RTX1300+EX2×2 | 500 | 489,500円 |
| RTX1300+EX2×3 | 700 | 586,300円 |
| RTX1300+EX2×4 | 900 | 683,100円 |
| RTX1300+EX2×5 | 1,100 | 779,900円 |
| ヤマハ RTX3510本体 | 1,000 | 991,100円 |
| RTX3510+EX3×1 | 1,500 | 1,101,100円 |
| RTX3510+EX3×2 | 2,000 | 1,211,100円 |
| RTX3510+EX3×3 | 2,500 | 1,321,100円 |
| RTX3510+EX3×4 | 3,000 | 1,431,100円 |
1100接続先までは、EX2を5本足してもRTX3510本体の希望小売価格を下回ります。価格差だけならRTX1300+EX2が有利。
同時通信、経路数、5年保証まで増やしたいならRTX3510がおすすめです。
Q&A
RTX1300の設定移行は?
そのまま移せると確認できるのは、RTX3500とRTX5000の設定です。
RTX1300からの移行では、機能差とコマンドの個別確認が欠かせません。
ヤマハ2機種の消費電力は?
最大消費電力はRTX3510が29.2W、RTX1300が25.9W。差は3.3Wです。
ヤマハ2機種の本体寸法は?
RTX3510は幅330×高さ44×奥行250mm、RTX1300は幅220×高さ42×奥行294mmです。
外形の違いは、RTX3510の広い横幅と、RTX1300の長い奥行き。
ヤマハ購入のまとめ
100接続先以内で、将来分を足した同時通信が25万件未満なら、Web管理を使えるヤマハ RTX1300がおすすめです。
101〜1100接続先でも、同時通信と経路に余裕があり、1年保証を受け入れられるならRTX1300+EX2。
1101〜3000接続先、25万件以上の同時通信、2万超の経路、5年保証。このどれかが必要ならヤマハ RTX3510です。
RTX3510でも50万件と6万経路は仕様上限。購入前には型番、保証、別売り部品まで確認しましょう。
- 上限を超える見込みなら、複数センターを含む構成が必要です。

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