
演劇史の本おすすめ6選|日本・西洋・時代別に比較
演劇史の本は国や時代によって内容が違うため、どれにするか迷いますよね。
西洋の通史と日本の伝統演劇史は、同じ基準では比べられません。
初学者には概説書、関心が明確な人には時代別の専門書がおすすめです。
目的に合う一冊を見つけやすいよう、地域と時代別にまとめてみました。
おすすめ早見表
| 条件 | おすすめ商品 | 決め手 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 西洋通史を初めて学ぶ | 白水社 文庫クセジュ『演劇の歴史』 | 古代から現代まで収録 | フランス中心 |
| 日本通史を学ぶ | 岩波書店『概説日本演劇史』 | 約1300年を体系化 | 現代史は弱い |
| 伝統演劇を写真で学ぶ | KADOKAWA 美と創作シリーズ『伝統演劇を学ぶ』 | 4分野を写真で解説 | 通史ではない |
| 江戸演劇を深く学ぶ | 講談社『江戸演劇史(上)』 | 古典劇を詳しく解説 | 下巻との2冊構成 |
| 戦後・現代を学ぶ | 論創社『日本演劇史の分水嶺』 | 小劇場などを再考 | 戦後史が中心 |
| 英米に絞って学ぶ | 研究社 英語・英米文学入門シリーズ『英米演劇入門』 | 英国・米国に特化 | 西洋全体ではない |
演劇の歴史
西洋演劇の大きな流れを一冊でつかみたい初心者におすすめです。
古代から現代までを収録し、演劇と社会の関係から歴史をたどります。
全146ページの新書なので読み進めやすいでしょう。扱う地域はフランスが中心です。

概説日本演劇史
約1300年にわたる日本演劇を、体系的に学べる通史です。
伝統芸能の成り立ちと各時代の文化との関係が、一冊にまとまっています。
1966年刊なので、近年の現代演劇は収録範囲に含まれません。

伝統演劇を学ぶ
写真を使って能・狂言・歌舞伎・文楽を学べる大型入門書です。
劇場や役者の身体に加え、名台詞や音曲も収録されています。
扱うのは伝統演劇であり、日本演劇全体の通史とは異なる本です。

江戸演劇史(上)
江戸期の演劇を、人物や社会背景と結び付けて描いた専門書です。
能・狂言・歌舞伎・文楽を深く学びたい人には、この本がおすすめです。
紹介している商品は上巻で、江戸演劇史全体は下巻まで続きます。

日本演劇史の分水嶺
新劇、アングラ、小劇場、不条理劇を中心に論じた一冊です。
戦後から現代へ、演劇がどう変わったのかを学べるのが特徴でしょう。
古代から近代まで順に読むなら、岩波書店『概説日本演劇史』がおすすめです。

英米演劇入門
英国と米国の演劇を集中的に学びたい人におすすめです。
大学の西洋演劇史でも、参考文献として使われています。
対象は英国と米国です。6冊の違いを比較表にまとめました。

主要6冊を比較
| 比較項目 | 白水社 文庫クセジュ『演劇の歴史』 | 岩波書店『概説日本演劇史』 | KADOKAWA 美と創作シリーズ『伝統演劇を学ぶ』 | 講談社『江戸演劇史(上)』 | 論創社『日本演劇史の分水嶺』 | 研究社 英語・英米文学入門シリーズ『英米演劇入門』 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 対象地域 | 西洋 | 日本 | 日本 | 日本 | 日本 | 英国・米国 |
| 対象年代 | 古代〜現代 | 古代〜近代 | 伝統演劇 | 近世 | 戦後〜現代 | 記載なし |
| 主な切り口 | 演劇と社会 | 日本通史 | 図版と鑑賞 | 江戸社会 | 思想と転換 | 地域別入門 |
| 難易度 | 初心者向け | 中級者向け | 初心者向け | 専門向け | 中級者向け | 中級者向け |
| ページ数 | 146ページ | 504ページ | 119ページ | 514ページ | 328ページ | 記載なし |
| 判型 | 新書 | B6判 | 大型本 | 四六判 | 四六判 | 単行本 |
| 一冊での完結性 | ○ | ○ | ○ | × | ○ | ○ |
購入結論
条件ごとにおすすめする本を、読みたい地域や時代で一覧にしました。
- 西洋の通史なら白水社 文庫クセジュ『演劇の歴史』、日本の通史なら岩波書店『概説日本演劇史』
- 写真で伝統演劇に親しむならKADOKAWA 美と創作シリーズ『伝統演劇を学ぶ』
- 江戸演劇を深く学ぶなら講談社『江戸演劇史(上)』と下巻の2冊
- 戦後以降を学ぶなら論創社『日本演劇史の分水嶺』
- 英米に絞るなら研究社 英語・英米文学入門シリーズ『英米演劇入門』
全体像を知りたい人には通史、関心が定まっている人には専門書がおすすめです。

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