
篆刻職人の印床用角材おすすめ|寸法・木材種・表面仕上げを比較
篆刻の印床を自作するなら、角材の寸法と木材の硬さが仕上がりを左右します。印材を支える台なので、細い工作材をそのまま使うと削る途中で置き方が限られることがあります。
商品名に彫刻用とあっても、印床本体に合う大きさとは限りません。大きな桧は本体に使いやすい材料です。シナ材の小さな角材は、試作や細部の加工に使えます。
角材の寸法や木材種、表面仕上げを商品データと具体的な用途から整理します。参考価格は2026年9月27日時点の目安です。
印床に合う角材
印床の本体には幅と厚みが十分にある角材が向きます。印材を置く面を平らに整えたり、側面へ溝を加工したりするため、25mm角の細材より100mm前後の塊に余裕があります。
大きな角材を買えばよいとは限りません。小さな印床を何個も試作するなら、45mm角や50mm角が使えます。削る量を抑えて形を試せるためです。
今回の商品では、桧240×110×110mmが本体用の有力候補です。複数個を作るなら桧105角、試作や練習ならシナ45角、細かい彫刻ならバスウッドが使えます。
| 商品 | 寸法・数量 | 木材種 | 表面仕上げ | 印床での位置づけ |
|---|---|---|---|---|
木一筋 三和木材市場 桧 | 240×110×110mm | 国産桧 | 記載なし | 本体用の大きな塊 |
ノーブランド 桧角材 | 105×105×300mm・4本 | 国産桧・節あり | 記載なし | 複数製作向け |
マデラスタイル シナ角材 | 45×45×45mm・6個 | 北海道産シナ | モルダー・サンダー | 小型試作向け |
マデラスタイル シナ角材 | 250×50×50mm・3本 | 北海道産シナ | モルダー・サンダー | 細長い加工向け |
Quikaboo バスウッド | 100×50×50mm・4本 | バスウッド | なめらかな表面 | 彫刻練習向け |
Leap Raupe バスウッド | 100×25×25mm・10本 | バスウッド | なめらかな表面 | 細部練習向け |
Colaxi 黒檀角材 | 120×40×25mm | 黒檀 | 滑らかな表面 | 小部材向け |
木っ端クラブ ウォールナット | 25×25×400mm | ブラックウォールナット | 記載なし | 細長い部材向け |
kicoriya ヒノキ角棒 | 約400×75×30mm | 国産桧 | カンナ仕上げ | 薄い補助材向け |
墨文字製作所 黒檀印材 | 25mm角・高さ70mm | 黒檀 | 記載なし | 印床より印材向け |
表の中で本体用として十分な厚みがあるのは、桧240×110×110mmと桧105角です。シナ45角やバスウッド50角は、小型作品や加工練習の材料に使えます。

桧の角材は大きさ
桧240×110×110mmは、印床本体を一つ作る材料として寸法に余裕があります。商品説明では国内産の桧、節なし、木肌がきれいで彫りやすい材とされています。
110mm角なら完成形を小さく削っても、接地面と側面を残せます。印材の大きさに合わせて溝や受けを作る印床なら、最初から細い角材を継ぎ足すより加工の自由度が高いでしょう。
参考価格は4,800円です。1個で本体を作る材料が欲しい人にはおすすめですが、試し彫りだけなら材料が余ります。小さな印床を何個も作る目的には、105角4本の方が合っています。

105×105×300mmの桧は、4本セットで3,820円です。幅と厚みは十分ありますが、商品名どおり節ありなので、表面の位置によって刃先の感触が変わる可能性があります。

節を避けた部分だけで本体を作れるとは限らないため、完全に均一な面を求めるなら節なしの240mm角材がおすすめです。
シナ材の仕上がり
マデラスタイルの45mm角は、北海道産シナ材を使った6個セットです。天然乾燥、四方無節、モルダーとサンダー仕上げなので、購入時点の表面状態をそろえやすい商品です。
白く木目が目立ちにくいシナ材は、彫刻の線や削った跡を確認しやすい色合いです。45mm角は大きな印床には足りませんが、小さな印材用の台を試作したり、溝の形を検討したりする材料になります。
参考価格は1,921円で、6個入りです。1個あたり約320円なので、削り直しを前提にした練習用として使いやすい価格帯でしょう。天然木のため、色や木目は個体ごとに変わります。

250×50×50mmのシナ材は、3本セットで4,494円です。長さ250mmがあるため、短い角材よりも切り出しの自由度があります。ただし幅と厚みは50mmなので、厚い印床を一体で作る材料ではありません。

細身の印床や複数の小さな部材を切り出す用途なら、こちらがおすすめです。45mm角と同じモルダー・サンダー仕上げで、表面を整える工程を抑えたい人にも適します。
バスウッドは練習向け
Quikabooのバスウッドは、100×50×50mmが4本入った商品です。柔らかく均一な木目で、彫刻刀やナイフで削りやすい素材と説明されています。
50mm角なので、小さな印床の形を試せます。ただし商品説明の中心は人形やオブジェなどの木彫りで、印床専用品ではありません。仕上げ面の精度を求める場合は、加工後の平面出しが必要です。
参考価格は2,380円、1本あたり約595円です。シナ45角より一回り長く、削る面積もあります。刃物の入り方を確認しながら練習したい人には、無垢材の練習ブロックとしておすすめです。

Leap Raupeは、100×25×25mmのバスウッドが10本入っています。参考価格は1,780円で、1本あたり約178円です。数を使えるため、印床本体より細い部材や彫刻の練習に使えます。

25mm角は印材に近い大きさです。ただ、印床の台座としては幅が足りません。商品説明では小皿やスプーン、レリーフなどを例にしているため、篆刻用に使うなら小型の試作材として扱うのが安全です。
価格の参考値
参考価格は、シナ45角6個が1,921円、シナ250mm角材3本が4,494円、桧240mm角が4,800円です。寸法と数量が違うため、単純に価格だけを並べて判断はできません。

小さな練習材なら、Leap Raupeが1本約178円、シナ45角が1個約320円です。硬さや表面仕上げまで含めると単価の意味が変わるため、同じ大きさの材料同士で比べる必要があります。

桧角棒は1,480円、黒檀角材は1,260円、ウォールナットは450円です。価格は在庫や販売時期で変動するため、注文時には商品ページの表示価格と寸法を確認してください。
結論
印床本体を一つ作るなら、桧240×110×110mmがおすすめです。110mm角の余裕があり、節なしの商品なので、接地面や溝を加工する材料を確保できます。
複数個を作る場合は、桧105×105×300mmの4本セットが合います。ただし節ありなので、小型の印床や試作品へ用途を絞る方がよいでしょう。
表面仕上げを重視するなら、モルダー・サンダー仕上げのシナ材がおすすめです。細部の練習はバスウッド、硬質な質感を加えたい小部材は黒檀に分けると、材料の特徴を活かせます。
25mm角のウォールナット、厚み30mmのヒノキ角棒、25mm角の黒檀印材は、印床本体ではなく補助材や印材向けです。篆刻職人を目指して最初の一材を買うなら、用途を広げられる110mm角前後の桧から始めるのがおすすめです。

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