海底二万里の翻訳おすすめ4選|読みやすい版から完訳まで

海底二万里の翻訳おすすめ4選|読みやすい版から完訳まで

オフ 投稿者: せせら編集部

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『海底二万里』は、どの翻訳を読むかで印象が変わる作品です。子ども向けに物語を追いやすくした版から、海の描写や科学知識までじっくり味わえる完訳版まであります。

「まず冒険を楽しみたい」「昔の名作を原文に近い形で読みたい」では、ちょうどいい一冊が違います。ページ数や巻数も手がかりにすると、読書の途中で本の厚さに驚くことも減りますよ。

初めてなら、読み切りやすさを優先するなら講談社の児童書、原作の広がりまで味わうなら新潮文庫がおすすめです。

書名・訳者形ページ数価格の目安
海底2万マイル海底2万マイル(加藤まさし訳)児童書・新書272ページ—
海底二万里(渋谷豊訳)角川文庫・上下上巻352ページ各1,056円
海底二万里(村松潔訳)新潮文庫・上下上巻352ページ、下巻576ページ上693円・下935円
海底二万里(江口清訳)集英社文庫・1冊600ページ943円

価格は各出版社が示す定価・希望小売価格を目安にしています。販売店や時期によって実売価格は変わるため、購入時に販売ページも確認してください。

子どもと楽しむ

小学生と一緒に読むなら、講談社の『海底2万マイル』が入り口に向いています。加藤まさし訳で、272ページの一冊にまとまっています。

ノーチラス号に乗り込んだアロンナクス教授たちが、海底火山や氷山、大ダコなどに出会う冒険が中心です。子ども向けの本として刊行されているため、長い完訳をいきなり渡すより、物語の筋を追いやすい版です。

この版は、原作の細かな描写や寄り道も含めて大人が読むための完訳とは役割が違います。まずネモ船長や潜水艦の冒険に親しみたい人、読書感想文などで最後まで読み切ることを重視する人におすすめです。

商品を探すときは「海底2万マイル」「加藤まさし訳」「講談社」を目印にすると、同じ作品の別版や漫画と見分けやすくなります。2000年刊のため、紙の本は在庫や状態で値段が動くことがあります。

新しい訳で読む

大人が初めて読むなら、角川文庫の渋谷豊訳は読みやすさを重視した候補です。出版社は「読みやすい新訳」と紹介しており、上巻は352ページ、定価1,056円。上下巻で物語を追う構成です。KADOKAWAの書誌情報で、訳者と巻立てを確認できます。

上巻は、謎の巨大生物を追っていた教授アロナックスたちがノーチラス号に関わる、冒険の始まりです。児童書より一般向けの文庫を読みたいけれど、古典の文章に身構えたくない人におすすめです。

新潮文庫の村松潔訳も新訳です。上巻と下巻に分かれ、出版社は原文に忠実な完訳版として案内しています。刊行当時の挿絵も収録されており、潜水艦の冒険に加え、海や生き物の描写まで原作の厚みを味わいたい人におすすめです。

新潮版は上下巻を合わせるとページ数が多く、物語の進行がゆったり感じられる場面もあります。下巻だけで576ページあり、読書量はしっかりめ。訳注や挿絵も含めて、ヴェルヌの世界に長く浸りたい人におすすめです。新潮社の上巻書誌と下巻書誌に、巻ごとのページ数や価格が掲載されています。

一冊で読み切る

上下巻をそろえる手間を避けたいなら、集英社文庫の江口清訳がおすすめです。600ページの一冊で、出版社は「完訳」として紹介しています。定価は943円。上下巻を分けずに読めるのが特徴です。集英社の書誌情報には、訳者・ページ数・刊行形態が記載されています。

持ち歩く本を一冊にまとめたい人や、読み終わったあとに本棚で巻が分かれるのを避けたい人には、この版がおすすめです。一方、600ページあるため、薄い本を想像して買うと厚みに驚くかもしれません。完訳を一冊で読みたい人のための本ですね。

角川文庫も新潮文庫も上下巻で完結しますが、ページの割り振りは同じではありません。店頭で上巻だけを見て「これならすぐ読めそう」と決めず、下巻の厚さや合計価格まで見ておくと、手元に届いてからの印象が変わりにくくなります。

海底の旅を味わう

『海底二万里』は、潜水艦で世界の海を巡る冒険譚であると同時に、海の生き物や地形、当時の科学知識が長く語られる小説です。物語の筋を早く追いたいか、寄り道も含めて航海を味わいたいかで、版の満足度が変わります。

短い版を読んで「原作はこれで全部」と思い込まないことも大切です。児童書と完訳版ではページ数に大きな差があります。ネモ船長やノーチラス号を知る入口に児童書を選び、興味が深まったら完訳を読む流れも自然です。

また、書名は「海底二万里」「海底2万マイル」と表記が分かれます。表紙だけで判断せず、訳者名、出版社、文庫・児童書の区分を合わせて見ると、探している版にたどり着きやすくなります。

結論

読みやすい入門書を子どもと楽しむなら、加藤まさし訳の講談社の児童書がおすすめです。大人が初めて原作の広がりに触れるなら、上下巻で新訳を読める新潮文庫が有力です。

新訳の読みやすさを重視する人には角川文庫、完訳を一冊で読みたい人には集英社文庫がおすすめです。購入前に訳者と巻数を照合し、自分が読みたい『海底二万里』の姿に合う版を選んでください。

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