
音響吸音材図鑑|素材ごとの特性とおすすめ3選
部屋で話した声が響く。スピーカーの音がぼやける。そんなとき、壁に貼る吸音材を探し始める方は多いですよね。
吸音材は素材や厚みで見た目や設置のしやすさが変わります。ただし、壁の向こうへ音を通さない遮音材とは役割が別です。
価格は2026年9月28日時点の参考価格です。購入する時期によって変わります。
吸音材の役割
吸音材は室内で跳ね返る音の反射や残響を抑える素材です。会話や楽器の音が壁に反射して何度も重なると、声が聞き取りにくくなったり音の輪郭がぼやけたりします。
壁に吸音材を貼ると反射音を減らして室内の響きを整えられます。隣室や屋外へ抜ける音を止める材料とは働きが異なります。音漏れ自体を抑えたい場合は遮音材も組み合わせます。hisokaの販売元も吸音と遮音を区別しています。
| 商品 | 素材・厚み | 内容量 | 参考価格 |
|---|---|---|---|
YOPIN 吸音材 H1 | ウレタンフォーム・5cm | 30cm角12枚 | 2,533円 |
PARC Audio DCP-A001 | ウール・1cm | 50cm角 | 1,676円 |
WhiteLeaf hisoka | ポリエステル・9mm | 30cm角12枚 | 3,980円 |
YOPINの厚手ウレタン
YOPIN H1は30cm角のウレタンフォーム12枚セットです。合計面積は1.08㎡。1枚ずつ並べられます。壁の一部分やスピーカー周辺に置くレイアウトも考えられます。
厚さは5cm、密度は25kg毎立方メートルです。3商品ではもっとも厚く、表面にはピラミッド形などの凹凸があります。黒いパネルが壁に立体感を加えるため、音響機器のある部屋や作業スペースにもなじみます。
付属の両面テープで壁に貼り付けます。賃貸など壁への固定方法に制約がある場合は、貼る前に壁紙との相性を確認してください。広い面を覆うなら、12枚で足りるか設置面積を計算しておくと無駄がありません。
参考価格は2,533円で、定価の目安は3,280円です。厚みを取り、凹凸のあるウレタンを使いたい方におすすめです。壁をすっきり見せたい場合は、厚さ5cmが気になるところです。

PARC Audioのウール
DCP-A001は50cm角、厚さ10mmのウール吸音材です。30cm角のタイル型2商品より1枚の面積が広く、中小型スピーカーのキャビネットにも使えます。
素材は100%ウールです。メーカーは天然材らしいクセのない音色を特徴に挙げています。スピーカーユニットと組み合わせる用途にも案内されています。
厚さは1cmで、YOPINの5cmより薄く、hisokaの9mmよりわずかに厚い仕様です。壁面を装飾するパネルとは形状や用途が異なるため、設置場所に必要なサイズを合わせてください。
参考価格は1,676円です。3商品の中では価格を抑えやすいものの、寸法や用途も違います。壁面を広く覆う目的で単純に価格だけを比べず、キャビネット内など限られた場所で使う方におすすめです。

hisokaの薄型パネル
WhiteLeafのhisokaは100%ポリエステル製の30cm角パネル12枚セットです。厚さ9mm、重さは1枚160gで、合計面積は1.08㎡。YOPINと同じ面積を覆える一方、壁からの出っ張りを抑えられます。
パネルの角は斜めにカットされています。付属の虫ピンで固定でき、取り外しもスムーズです。汚れたパネルは外して水洗いできます。色はペールブルーなどから選べるため、黒いウレタンの見た目が気になる部屋にも合わせやすいでしょう。
密度は200kg毎立方メートルで、厚さは9mmです。高密度で硬質のパネルを平らに並べられます。壁面をすっきり見せたい場合や、厚みのあるフォームを置くスペースがない部屋にも取り入れやすいタイプです。
参考価格は3,980円です。水洗いできる点や色の選択肢、ピン固定を活用したい方におすすめです。粘着固定には両面テープが別途必要です。

結論
厚いウレタンフォームを壁に取り入れるなら5cm厚のYOPIN H1。
スピーカーキャビネット内などに使うウール素材ならPARC Audio DCP-A001。
薄さや色、取り外しやすさを重視する壁面にはポリエステル製のhisokaがおすすめです。
どの素材も音漏れを止める遮音材の代わりにはなりません。室内の響きを抑える目的なら吸音材を使い、隣室へ抜ける音も抑えたいなら遮音材と組み合わせてください。









