屋外いけす用ハンディ塩分計おすすめ|測定範囲と温度補償方式

屋外いけす用ハンディ塩分計おすすめ|測定範囲と温度補償方式

オフ 投稿者: せせら編集部

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屋外のいけすは、雨や河川水の流入、潮の動きで塩分が変わります。昨日と同じつもりでも、測る場所やタイミングで数値がずれることがありますよね。

塩分計は、一度測って終わりにせず、普段の値からどう動いたかを記録する道具です。魚種や成長段階で適した環境は異なります。塩分だけで飼育状態を決めつけないことも大切です。

屋外の海水を測るなら、食品向けの塩分計と海水用の屈折計を区別しましょう。測定範囲と温度補償の条件を押さえると、現場の変化を記録する機種を絞れます。

いけすの塩分

養殖魚に適した水質は塩分だけで決まりません。水産庁の漁港・漁場整備の資料でも、水温や塩分、pH、溶存酸素量を含めた環境管理が示されています。塩分計は、そのうち塩分を数値で見る道具です。

雨が続いた後や河川水の影響が強い場所では、周囲の塩分が変わることがあります。水産庁は、河川や雨の影響で塩分が大きく変わらない場所や水深帯からの取水が望ましいとしています。(水産庁「漁港・漁場の施設の設計」)

同じいけすでも、表層と深い位置で水の状態は異なる場合があります。数値と一緒に測定場所、水深、時刻を記録しておくと、変化の原因を追いやすくなります。

商品の早見表

海水の塩分や比重を測る屈折計と、汁物など食品の塩分を測る電極式を並べました。屋外いけすの海水を測る候補は、上の2機種です。

商品測定方式塩分の範囲・目盛温度補償参考価格
AUTOUTLET ATC機能付きAUTOUTLET ATC機能付き屈折式0〜100‰・1‰自動・10〜30℃約2,899円
FieldNew FN015AFieldNew FN015A屈折式0.1%目盛自動約2,953円
Alioay LPT012Alioay LPT012電極式0.3〜2.0%自動約1,080円

価格は2026年9月29日時点のAmazon参考価格です。販売時期によって変わります。FieldNewは比重を0.001刻みで測れ、校正液、スポイト、拭き取り布、ケースも付属します。

範囲と目盛

海水に近い塩分は、一般におよそ35‰です。FAOの養殖資料では自然海水の目安を32‰として、屈折計で塩分を測る方法を紹介しています。(FAO「塩田でのアルテミア生産マニュアル」)

AUTOUTLETの測定範囲は0〜100‰。海水の通常域を含み、汽水や濃い塩水まで測れます。最小目盛は1‰なので、細かな小数点の差より日々の増減を記録する用途に適しています。

FieldNewの塩分目盛は0.1%です。塩分表示では1‰相当の刻みで、AUTOUTLETと同程度。比重も0.001刻みで読めるため、現場で比重を記録する場合は二つの表示を確認できます。

目盛の細かさだけでは、製品の精度を比べられません。目盛は読み取れる区切りです。実際の値は校正や温度、サンプルの扱いにも左右されます。

AUTOUTLET ATC機能付き
AUTOUTLET ATC機能付き

温度補償の範囲

水温が変わると屈折率も変わるため、屈折計には温度補償機能が付いた製品があります。ATCは温度による影響を補正しますが、対応する温度条件は製品ごとに異なります。

AUTOUTLETの自動温度補償は10〜30℃に対応します。道具を寒い車内や直射日光下に置いた後は、測定環境が安定しないことがあります。保管場所と測定時の温度差にも気を配りたいところです。

FieldNewも自動温度補償付きです。

ATCがあっても、魚種ごとの適正塩分や急変時の対応までは判断できません。数値は飼育記録や現場の観察と合わせて扱いましょう。

電極式の用途

Alioay LPT012は、みそ汁やスープ、煮汁などを測る電極式です。測定範囲は0.3〜2.0%。塩分濃度を7段階のLEDで表示します。参考価格は約1,080円ですが、海水管理にはすすめません。

自然海水の約35‰は濃度換算で約3.5%にあたり、測定上限の2.0%を超えます。範囲外の水を測っても、いけすの塩分管理には使えません。食品用と海水用では、測定範囲も方式も異なります。

どろどろした液体や固形物も測定対象外です。家庭の調理用には使えますが、海水やいけすの測定を兼ねる製品ではありません。養殖用途には、海水用として塩分や比重を表示する屈折計を使いましょう。

いけす用の結論

測定範囲と温度補償の仕様が明記された機種なら、AUTOUTLETがおすすめです。0〜100‰の範囲と10〜30℃の自動温度補償に対応し、海水の通常域から汽水域まで、日々の変化を1‰刻みで記録できます。

校正液やスポイト、拭き取り布、ケースを持ち歩きたい場合は、FieldNewが便利です。Alioayは測定上限が海水の塩分を下回るため、屋外いけすの管理には使えません。

塩分値だけで飼育環境全体を判断せず、場所や水深、時刻、水温も合わせて記録しましょう。普段の値からどれほど動いたかが分かれば、いけす周辺の変化を現場で共有しやすくなります。

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