
バッテリ式半自動トルクレンチ おすすめ7選
バッテリ式半自動トルクレンチを選ぶときは、必要なトルク範囲に加えて、仮締めと本締めを1本で行えるか、締付トルクデータを無線で送れるかが気になりますよね。今回はHACシリーズ、HA25N、HACQSPDY100Nの7商品を、価格や電源まわりの条件と合わせて紹介します。
おすすめ商品の早見表
| 商品名 | 参考価格 | トルク調整範囲(N・m) | 無線データ伝送仕様 | 受信器の型式 | バッテリパック・充電器の同梱状況 | 充電器・バッテリパックの同時購入条件 |
|---|---|---|---|---|---|---|
東日製作所 バッテリ式半自動トルクレンチ HAC200N | 521,939円 | 40~200 | 特注品として対応 | R-BT | 本体に含まれない | 充電器とバッテリパック1機種を必ず同時購入 |
東日製作所 バッテリ式半自動トルクレンチ HAC25N | 429,520円 | 5~25 | 特注品として対応 | R-BT | 本体に含まれない | 充電器とバッテリパック1機種を必ず同時購入 |
東日製作所 バッテリ式半自動トルクレンチ HAC50N | 429,520円 | 10~50 | 特注品として対応 | R-BT | 本体に含まれない | 充電器とバッテリパック1機種を必ず同時購入 |
東日製作所 バッテリ式半自動トルクレンチ HAC140N | 490,414円 | 30~140 | 特注品として対応 | R-BT | 本体に含まれない | 充電器とバッテリパック1機種を必ず同時購入 |
東日製作所 バッテリ式半自動トルクレンチ HAC100N | 454,125円 | 20~100 | 特注品として対応 | R-BT | 本体に含まれない | 充電器とバッテリパック1機種を必ず同時購入 |
| 東日製作所 バッテリ式半自動トルクレンチ HA25N | — | 5~25 | — | R-BT(別売) | 別売 | — |
| 東日製作所 HACQSPDY100N 無線式データ伝送単能型トルクレンチ | 622,930円(税込定価、販売価格は見積り) | — | トルクデータを無線送信可 | R-BLSET-AC | 本体に含まれない | 充電器とバッテリパック1機種を必ず同時購入 |
東日製作所 バッテリ式半自動トルクレンチ HAC200N
東日製作所 HAC200Nがおすすめなのは、40~200N・mの締付トルクが必要な作業です。精度は±3%、最小目盛は2N・mで、仮締めトルクは高・中・低の3段階から選べます。出荷時設定は高が約30N・m、中が約25N・m、低が約17N・mになっています。
適用ねじの参考値はハイテンM14、普通鋼M18です。ねじの材質とサイズを合わせて選ぶ際の目安になります。
本体にバッテリパックと充電器は含まれません。購入時には充電器とバッテリパック1機種を必ず同時にそろえる必要があります。
無線式データ伝送仕様は特注品で対応しており、締付完了信号(Bluetooth出力)の受信には専用受信器R-BTを使います。R-BTの電源はDC24V端子で、配線は別です。100VのACアダプタを使う場合は、別途オプションのBA-8が必要になります。

東日製作所 バッテリ式半自動トルクレンチ HAC25N
仮締めと本締めを1本で行い、5~25N・mで締め付けるなら、東日製作所 HAC25Nがおすすめです。精度は±3%、最小目盛は0.25N・mで、仮締めトルクは3段階から調整できます。無料でダウンロードできる設定ソフトでは、仮締めトルクの変更も可能です。
無負荷時回転数は1100rpmですが、仮締めトルクを低レベルにすると約850rpmになります。充電式コードレスで専用コントローラへの接続を必要とせず、校正には現在使用中のトルクレンチテスタを使えます。
本体にバッテリパックと充電器は含まれないため、充電器と適用バッテリー1機種の同時購入が必要です。バッテリーは軽量のBP1830Cと大容量のBP1850Cから選べます。BP1830Cは充電時間30分で約1500本、BP1850Cは32分で約3000本を締め付けられますが、いずれもミドルジョイントでの参考値です。ジョイント係数などの条件によって本数は変わります。
無線式データ伝送仕様は特注品として対応しています。HAC型の完了信号(Bluetooth出力)を受信するには、専用受信器R-BTを組み合わせます。電源はDC24V端子(配線別)で、100VのACアダプタが必要ならBA-8を別途用意する構成です。

東日製作所 バッテリ式半自動トルクレンチ HAC50N
東日製作所 HAC50Nは、10~50N・mで仮締めと本締めを1本にまとめたいときにおすすめです。仮締めには省力化用のブラシレス電動モータを使い、トルクを3段階で調整できます。精度は±3%、最小目盛は0.5N・mで、無料の設定ソフトから仮締めトルクを変更できる仕組みです。
無負荷時回転数は1100rpmで、仮締めトルクを低レベルに設定すると約850rpmになります。専用コントローラへの接続は不要で、校正も使用中のトルクレンチテスターで行えます。
購入時は、別売の充電器とバッテリパック1機種を必ず同時にそろえます。適用バッテリーは軽量のBP1830Cと大容量のBP1850Cで、HAC50NとBP1830Cを組み合わせた本体・バッテリーのセット例もあります。BP1830Cは充電時間30分で約1500本、BP1850Cは32分で約3000本が締付可能本数の参考値です。ミドルジョイントでの値なので、ジョイント係数などの条件により異なります。
無線式データ伝送仕様は特注品として対応し、HAC型の完了信号(Bluetooth出力)は専用受信器R-BTで受信します。R-BTはDC24V端子から電源を取り、配線は別です。100VのACアダプタが必要な場合には、BA-8を別途組み合わせます。

東日製作所 バッテリ式半自動トルクレンチ HAC140N
30~140N・mで仮締めから最終締めまで行う作業には、東日製作所 HAC140Nがおすすめです。仮締めは省力型ブラシレス電動モーターで行い、トルクは3段階で調整できます。精度は±3%、最小目盛は1N・mで、最終締めのトルク制御精度も±3%です。
Bluetooth対応コンピューターと無料の設定ソフトを使えば、仮締めトルクを変更できます。専用コントローラーへの接続は不要で、校正には現在使用中のトルクレンチテスターを使えます。
適用ねじの参考値はハイテンM12で、最大トルク時の手力Pは347Nです。バッテリー取付時の全長は586mm、高さは75.5mm、頭部Rは18.8mmあり、バランサーなどで吊ると作業しやすくなります。
本体にバッテリパックと充電器は含まれず、充電器とバッテリパック1機種の同時購入が必要です。本体・BP1830C・BC18YSL3・Bluetooth受信機R-BTを組み合わせたセット例もあります。適用バッテリーは軽量のBP1830Cと大容量のBP1850Cで、締付作業回数はそれぞれ最大約1,500回、最大約3,000回です。いずれもミドルジョイントでの参考値で、ジョイント係数などにより変わります。
無線式データ伝送仕様は特注品として対応しています。HAC型の完了信号(Bluetooth出力)を受信するR-BTは、DC24V端子を電源とする専用受信器で、配線は別です。100VのACアダプタを使う構成では、BA-8が別途オプションになります。

東日製作所 バッテリ式半自動トルクレンチ HAC100N
東日製作所 HAC100Nがおすすめなのは、20~100N・mで仮締めと最終締めを1つの工具で行いたい人です。精度は±3%、1目盛は1N・mで、仮締めトルクは17.5N・m、無負荷時回転数は1000rpmです。校正には現在使用中のトルクレンチテスターを使えます。
適用ねじの参考値はハイテンM10です。全長491mm、バッテリ取り付け時の全長520mm、有効長340mm、高さ74mmで、最大トルク時には手力Pが294Nになります。米国単位仕様の製品はISO 6789:2017に適合しません。
本体にバッテリパックと充電器は含まれないため、充電器と適用バッテリー1機種の同時購入が必要です。注文例はHAC100N・BP1850C・BC18YSL3(本体・バッテリー・充電器)の組み合わせで、バッテリーはBP1830Cも使えます。最大締付回数はBP1830Cが約1,500回、BP1850Cが約3,000回ですが、中程度のジョイントでの参考値なので、ジョイント係数などの条件により異なります。
無線式データ伝送仕様は特注品で対応しており、HAC型の完了信号(Bluetooth出力)は専用受信器R-BTで受信します。R-BTの電源はDC24V端子(配線別)で、100VのACアダプタが必要な場合はBA-8を別途組み合わせます。

東日製作所 バッテリ式半自動トルクレンチ HA25N
セル生産・サブラインの組立や、締付けトルクデータをエビデンスとして提出する作業には、東日製作所 HA25Nがおすすめです。電動ドライバーでの仮締めとトルクレンチでの本締めを、1本で行えます。無負荷時回転数は約1000rpmで、仮締めトルクを「低」に設定すると約850rpmになります。
トルク調整範囲は5~25N・m、1目盛は0.25N・mで、精度は±3%です。参考適用ねじとして普通鋼M8とハイテン(M7)が挙げられており、角ドライブ□aは9.53mm、dは11mmとなっています。
全長は約406mmで、バッテリーを取り付けると435mmになります。幅34mm、高さ66mm、質量は約1.5kgです。動力源は充電式で、校正には使用中のトルクレンチテスターを使えます。
注文例は本体のみで、充電器、バッテリー、吊金具、R-BT、BA-8は別売です。トルク調整用の六角棒レンチW=4は付属品として記載されています。なお、米国単位仕様の製品はISO 6789:2017に適合しません。
東日製作所 HACQSPDY100N 無線式データ伝送単能型トルクレンチ
締付トルクデータをBluetoothで無線送信し、締付保証システムで管理するなら、東日製作所 HACQSPDY100Nがおすすめです。充電式の無線式データ伝送単能型で、セル生産・サブラインの組立や、締付けトルクデータをエビデンスとして提出する作業に使えます。締付完了信号もBluetoothで送れるため、締付けミス防止のポカヨケシステムを構築しやすくなります。
締付けデータ管理システムを組む場合は、2017年3月に発売されたTDMS/TDMSHT(Ver.2.00以上)の製品を使えます。無料のDtRcvで受信したデータを、コンピューター上のExcelで管理する方法もあります。
本体にバッテリパックと充電器は含まれず、購入時は充電器とバッテリパック1機種を必ず同時にそろえる必要があります。受信器はR-BLSET-ACで、HACQSPDYシリーズは依頼時のみ注文できるモデルです。
条件別の選び方
- 40~200N・mの締付トルクが必要な人
- 30~140N・mで仮締めから最終締めまで1つの工具で扱いたい人
- 20~100N・mで仮締めと最終締めを1つの工具で扱いたい人
- 10~50N・mで仮締めと本締めを1本の工具で扱いたい人
- 5~25N・mで仮締めと本締めを1本で扱いたい人
- 締付けトルクデータをエビデンスとして提出したい人
- Bluetoothで締付トルクデータを無線送信し、締付保証システムで管理したい人
受信器は扱う信号で選ぶ
HACシリーズとHACQSPDY100Nは、無線で扱う情報が異なるため、受信器の選び方も変わります。HACシリーズのR-BTは締付完了信号(Bluetooth出力)を受信する専用受信器ですが、HACQSPDY100Nは締付トルクデータをBluetoothで無線送信する単能型で、R-BLSET-ACが受信器として掲載されています。注文前に扱いたい情報の種類を分けると、商品と受信器の組み合わせを選びやすくなります。
| 扱いたい情報 | 選ぶ構成 |
|---|---|
| 締付完了信号の受信 | HACシリーズ各機種とR-BT |
| 締付トルクデータの無線送信 | HACQSPDY100NとR-BLSET-AC |
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