
画像生成AIを試したいけどPCが非力?ブラウザで始める方法と費用
画像生成AIで作ったイラストを見て自分も試したくなったけど、うちのノートPCじゃ無理そうだなぁ。高いグラフィックボードを買うのもためらうなぁ。
試すだけのために、何十万円もするパソコンを買うのは迷いますよね。
PCが弱くても使える?
まずは、手元のPCの性能に頼らずに画像生成AIを使う一般的な方法から確認しましょう。
文章で指示すると画像を作ってくれる代表的な画像生成AIが「Stable Diffusion」です。自分のPCで動かすには、画像処理用の部品「グラフィックボード(GPU)」の性能が高いPCが必要になります。
そこで使われるのが「クラウド」です。ネット上にある高性能なコンピューターを時間単位で借り、ブラウザから操作します。
手元のPCが非力でも、クラウドの画像生成サービスを借りればブラウザだけで試せます。
料金は何で決まる?
借りる方法を選ぶ前に、お金のかかり方を知っておきましょう。
クラウドの画像生成サービスでは、ブラウザで操作する画面(WebUI)を起動している時間に料金がかかる仕組みが一般的です。月額料金に一定の利用時間が含まれ、超えると分単位で追加料金がかかります。
料金は「月額に含まれる時間」と「超えた分の単価」の2つで決まると覚えておけば、比べやすくなります。
どのサービスが候補?
方法が決まったので、具体的な候補を見ていきましょう。
- Midjourney
- Adobe Firefly
- Google Colab
いずれも画像生成AIを使える手段ですが、使えるAIの種類や料金の仕組みが違います。「Stable Diffusionをそのまま使えるか」と「使いすぎを防げるか」の2つの基準で絞りましょう。料金や機能は変わるため、比べるときは各公式サイトで最新の内容を確認してください。
好きなモデルを使える?
1つめの基準は、Stable Diffusionをそのまま使えるかです。
Stable Diffusionでは、絵柄を決める学習済みデータ「モデル(Checkpoint)」を入れ替えて使えます。ネットの解説の多くは、AUTOMATIC1111などの定番の画面を前提に書かれています。
解説どおりの画面とモデルを使えるサービスなら、初心者でも調べながら進めやすくなります。
使いすぎを防げる?
2つめの基準は、使いすぎを防げるかです。
時間で料金がかかる以上、画面を開いたまま放置すると費用が増えます。自動で停止する機能があるか、月の無料時間がはっきり決まっているかを確認しましょう。
まず試すならどこ?
前の章の2つの基準、「Stable Diffusionをそのまま使えるか」と「使いすぎを防げるか」に照らすと、候補を一つに絞れます。
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今回の想定は、非力なノートPCしかないが、趣味でイラスト生成を月に数時間試したい人です。この用途には、私はConoHa AI Canvasのエントリープランをおすすめします。
選ぶ理由は、2つの基準を両方満たしているからです。ConoHa AI Canvasはブラウザから使え、高性能なPCはいりません。画面は初心者向けのAUTOMATIC1111とComfyUIから選べます。WebUIには自動停止タイマーがあり、無料時間は毎月決まった時間がリセットされます。生成枚数に上限はありません。
一方で、自分好みに追加学習させる「LoRA作成」をしたい人は、スタンダード以上のプランが必要です。
いくらかかる?
費用を、実際の数字で確かめましょう。
2026年10月14日確認の公式料金(税込)は次のとおりです。
| プラン | 月額 | WebUI無料時間 | ストレージ |
|---|---|---|---|
| エントリー | 1,100円 | 10時間 | 30GB |
| スタンダード | 4,378円 | 50時間 | 100GB |
| アドバンス | 9,878円 | 100時間 | 500GB |
無料時間を超えた分は、6.6円/分かかります。
月12時間使った場合の例
- 条件:エントリープランで、WebUIを月12時間起動
- 月額:1,100円
- 超過:2時間(120分)×6.6円=792円
- 合計:1,892円
※ 上の公式料金から計算した例です。10時間以内なら1,100円で収まります。
始める前の注意は?
金額が分かったら、使い方の注意も確認しましょう。
作った画像を仕事や販売に使えるかは、選んだモデル(Checkpoint)のライセンスによって決まります。使う前に、モデルの配布ページで利用条件を確かめてください。
また、無料時間を超えると自動で追加料金がかかります。慣れるまでは自動停止タイマーを短めに設定しておきましょう。
始め方の手順は?
注意点を押さえたら、始めてみましょう。
- 公式サイトでアカウントを作り、エントリープランを申し込む
- WebUIでAUTOMATIC1111を選んで起動する
- 自動停止タイマーを設定する
- 短い文章で画像を作り、終わったら停止する
最初の1回の例
- 条件:初めてで、操作に慣れることが目的
- 使い方:タイマーを30分にして、AUTOMATIC1111で「海辺の猫、水彩画」など短い指示を試す
- 理由:短い時間で区切ると、無料時間の減り方を体感できる
まず何をする?
ここまでで、方法・選び方・費用がそろいました。
まずは、作ってみたい画像を「何が・どこで・どんな画風で」の一文でメモに書き出してみましょう。
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