
複数のメールアドレスをまとめて読むには?メールソフトの選び方
個人のGmailと仕事用のアドレス、それに副業用のアドレスまであって、ブラウザのタブを行ったり来たりしているなぁ。大事なメールを見落としそうで怖いなぁ。
アドレスごとに画面を開くのは、それだけで手間ですし、見落としの原因にもなりますよね。
メールをまとめるには?
まずは、複数のメールを1か所で読む一般的な方法から確認しましょう。
パソコンに入れて、複数のアドレスのメールを1つの画面で読み書きできるアプリを「メールソフト」(メールクライアント)といいます。ブラウザでそれぞれのサイトを開く代わりに、ソフトを1つ開くだけで済みます。
複数のアカウントを登録できるメールソフトを使い、受信を1か所にまとめましょう。
届いたメールが同じ画面に並ぶので、タブを行き来する手間も、確認し忘れも減らせます。
予定も一緒に見られる?
メールをまとめると、打ち合わせの日程なども同じ場所で確認したくなりますよね。
メールソフトの中には、カレンダー・連絡先・タスクも扱えるものがあります。ソフトとGoogleなどのサービスの内容を自動で同じにすることを「同期」といい、同期できれば、スマホで入れた予定もパソコンのソフトに表示されます。
メールだけでなく予定もまとめたいなら、カレンダーの同期に対応しているかを確認しましょう。
どのソフトが候補?
方法が決まったので、具体的な候補を見ていきましょう。
- Thunderbird
- Microsoft Outlook
- Spark
いずれも複数のアカウントを扱えるメールソフトです。名前だけでは違いが分からないので、「登録できる数と対応サービス」と「費用と利用条件」の2つの基準で絞りましょう。料金や機能は変わるため、比べるときは各公式サイトで最新の内容を確認してください。
何件まで登録できる?
1つめの基準は、登録できるアカウントの数と、使っているメールサービスに対応しているかです。
GmailやMicrosoft 365のほか、会社のメールでよく使われるMicrosoftの仕組み「Exchange」に対応しているかどうかは、ソフトによって違います。
自分のアドレスの数と、それぞれがどのサービスかを確かめ、すべて登録できるかを確認しましょう。
仕事に使っていい?
2つめの基準は、費用と利用の条件です。
仕事や会社の業務で使うことを「商用利用」といいます。無料版は個人の私用に限られ、仕事に使うなら有料版が必要、というソフトもあります。
無料版で仕事に使えるか、有料版は毎年払うのか一度払えば済むのか、何台のパソコンで使えるかを確認しましょう。
個人で使うならどれ?
前の章の2つの基準、「登録できる数と対応サービス」と「費用と利用条件」に照らすと、候補を一つに絞れます。
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今回の想定は、個人用・副業用など3つ以上のアドレスを、1台から数台のパソコンで読みたい人です。この用途には、私はeM Clientをおすすめします。
選ぶ理由は、2つの基準を両方満たしているからです。eM ClientはWindowsとMacに対応し、Gmail・Google Workspace・Microsoft 365・Outlook・Exchangeなどに対応しています。メールのほか、カレンダー・タスク・連絡先・ノート・チャットも1つのアプリで扱えます。無料版で試せて、有料版ならアカウントを無制限に登録できます。
一方で、アドレスが2つまでで私用だけなら、無料版のままでも足ります。スマホだけで完結させたい人には、パソコン向けの比較は必要ないでしょう(iOS・Android版はライセンス不要で無料です)。
いくらかかる?
費用を、実際の数字で確かめましょう。
2026年10月14日確認の公式の料金(米ドル)は次のとおりです。一度払えばそのバージョンをずっと使える支払い方を「買い切り」といいます。
- Free:0ドル(登録が必要、自宅での利用・1台、メールアカウント2つまで)
- Personal:年49.95ドル、または買い切り74.95ドル(1人・3台まで、アカウント無制限)
- Business:1台につき年59.95ドル、または買い切り89.95ドル(商用利用可)
年払いのPersonalとBusinessには、AIアドオン(生成AIの機能を追加する有料パック、単体30ドル相当)が含まれます。日本の公式購入ページでは円で表示されるので、購入時はその金額で確認してください。
プランを決める例
- 条件:私用のアドレス3つ、自宅PC2台
- Free:アドレス2つまで・1台のため不足
- Personal年払い:49.95ドル×1年=49.95ドル(3台まで)
- Personal買い切り:74.95ドル(将来の大型版は別料金)
※ 上の公式料金(米ドル)から計算した例です。円での金額は購入画面で確認します。
買う前の注意は?
金額が分かったら、条件の違いを押さえておきましょう。
Free版は商用利用ができず、アカウントは2つまでです。Personalも個人利用に限られます。仕事のメールを読むなら、Businessを選びましょう。Businessは1台ごとのライセンスです。
買い切りは、購入した時点の大きなバージョン(メジャーバージョン)を期限なく使えますが、将来のバージョンを使うには「Lifetime Upgrades」を追加で購入します。年払いは常に最新版を使え、解約しても支払った期間の終わりまでは有効です。
パソコンを買い替えたときは、古いパソコンで無効にして新しいパソコンで有効にすれば、ライセンスを移せます。
試すまではどう進む?
条件を理解したら、試用から始めます。
- 公式サイトからWindows版またはMac版をダウンロードする
- メールアドレスを入力して、アカウントを自動設定する
- 30日間の無料試用で、すべてのアドレスとカレンダーを登録して使ってみる
- 合えば用途に合うライセンスを購入する(有料版は30日間の返金保証付き)
3つのアドレスを登録する例
- 1日目:Mac版を入れ、Gmail・趣味用・Outlookのアドレスを登録
- 同日:Googleカレンダーの予定が表示されるか確認
- 30日以内:2台目にも入れて試し、Personalを買うか決める
まず何をする?
ここまでで、方法・選び方・手順がそろいました。
まずは、使っているメールアドレスと、それぞれの用途(私用か仕事か)を書き出してみましょう。
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