
内蔵GPUはIntelとAMDどっちが強い?ArcとRadeonの違いを比較
ミニPCを探していると、IntelとAMDの内蔵GPUは結局どちらが強いのか、かなり分かりにくいですよね。
実はメーカー名だけでは決まりません。ゲームは世代、動画変換は対応機能によって答えが変わります。
この記事では用途別の違いを整理しながら、今買える2台まで順番に紹介していきます。
Intel・AMD内蔵GPU
Intelの内蔵GPUはArc、AMDはRadeonと呼ばれます。ただ、同じ名前でも世代が違えば速さは変わるんですよね。
今回の2台は、Core Ultra 5 125HのArcとRadeon 780Mを搭載したメモリ32GBのPCです。
| 用途 | 結論 |
|---|---|
| ネット・文書・会議 | どちらでも |
| 4K動画視聴 | どちらでも |
| 軽いゲーム | どちらでも |
| 写真・短い動画編集 | どちらでも |
| UHD・Iris Xeと比較 | AMD |
| Quick Sync指定 | Intel |
表で「どちらでも」とした用途は、メモリ32GBが前提です。ネットや文書作成なら、メーカー名で困るほどの差はないでしょう。
ゲーム性能を上げたいなら、Radeon 780Mがおすすめです。Quick Sync指定なら、Intelでないと機能を使えません。
AMD内蔵GPUの強み
Intel UHDやIris Xeと比べるなら、Radeon 780Mがおすすめです。
- Radeon 780Mを内蔵
- メモリ32GB・保存用SSD 1TB
- USB4・3画面出力・SSD増設端子2基
UM870 Slimなら、フルHDの軽いゲームまで楽しめます。
ただし、外付けGPU用のOCuLink端子はありません。注文前には、32GBのメモリが2枚構成かも確認しておきましょう。
・Radeon 780M/890Mで原神は60fps?画質設定と買う前の注意

Intel内蔵GPUの強み
Quick Sync指定の動画変換や4画面出力なら、Intel ArcのM1 Proがおすすめです。
- 外付けGPU用のOCuLink端子
- USB4を2基搭載
- 4画面出力・Wi-Fi 7
M1 ProにはOCuLinkとUSB4があり、あとから外付けGPUを使う余地も残っていますよ。
ただし、端子があるだけでは使えません。OCuLinkへ外付けGPUをつなぐには、別売りの機器が必要です。
また、32GB版でもメモリ2枚とは限りません。内蔵GPUの性能を出したいので、注文画面で内訳を確かめてください。

内蔵GPUのゲーム性能
ゲームは、2台ともフルHDの低〜中設定が基本です。画質を下げる代わりに、専用GPUなしでも軽い作品なら十分遊べるでしょう。
- 軽いゲームや少し前の作品:どちらでも
- 最新の大作を高画質で遊ぶ:専用GPU搭載PC
- M1 Pro:ストリートファイター6は低設定58fps、FF14は高品質49.73fps
- UM870 Slim:Anno 1800は平均33fps、Cities: Skylines IIは平均23fps
上の数値は、別々の外部レビューから取ったものです。測定条件が違うため、そのまま2台の優劣にはできません。
ほかの結果を見る時も、解像度と画質設定が同じものだけを比べてください。
内蔵GPUの動画処理
4K動画を見るだけなら、Intel ArcとRadeon 780Mのどちらでも十分です。ここはメーカー名で悩まなくて大丈夫ですよ。
- 両方:H.264・H.265・AV1の再生と書き出し
- Intel:Quick Sync指定の動画変換
写真や短いフルHD動画の編集も、どちらでもこなせます。ただ、長尺4Kや重い加工には専用GPU搭載PCを選んでください。
内蔵GPUの世代差
ややこしいのが世代です。ArcやRadeonという名前だけでは、速さまで分かりませんよね。CPU系列との組み合わせが必要です。
- Intel:Series 3(B370・B390)→Series 2 T系(130T・140T)→V系(130V・140V)→Series 1(無印Arc)
- AMD:Ryzen 6000(680M)→7040・8040(740M・760M・780M)→AI 300(880M・890M)→AI 400(840M・860M・890M)
- T系とV系は別のCPU系列で、型番の並びは性能順位ではない
- Radeon 890MはRyzen AI 300とAI 400の両方にある
今回のCore Ultra 5 125HはSeries 1のArc。Ryzen 7 8745HはRyzen 8040の780Mです。
内蔵GPUの実機差
同じGPUを搭載していても、実際のゲーム性能は同じになりません。メモリ構成や冷却によって、速度とファン音が変わるからです。
- Core Ultra HのArc:16GB以上で2系統動作するメモリが条件
- メモリ用の差し込み口:両機とも2基
- 長時間の負荷:電力設定と冷却で速度が変化
- 画面出力数:ゲームの速さとは無関係
同じ32GB表記でも、中身まで同じとは限りません。32GB版が必ず2枚構成とは限らないため、購入前に内訳を確認してください。
Q&A
Intel製は全部Arc?
いいえ。Core Ultraでも、Intel Graphics表記のCPUがあります。
IntelのCPU別GPU一覧で、購入するCPUの内蔵GPU名を確認してください。
32GB機のGPU割当は?
IntelもAMDも、内蔵GPUは32GBの一部を必要に応じて使います。
Intelの共有メモリ説明の通り、Windowsが必要量を自動で割り当てます。
AMDの共有メモリ設定も自動を推奨します。固定量を増やしても速度は保証されません。
まとめ
ここまでの違いを踏まえると、2台の分かれ目はゲーム性能だけではありません。使いたい機能まで決めると、買うべきPCがはっきりします。
最新ゲームを高画質で遊んだり、長尺4K動画を編集したりするなら、この2台ではなく専用GPU搭載PCがおすすめです。
普段使いと軽いゲームが中心なら、価格に加えて必要な端子を見てください。最後は、次の2つで決めれば大丈夫です。
- Intel UHDやIris Xeよりゲーム性能が欲しい:Radeon 780MのMINISFORUM UM870 Slim
- Quick Sync・OCuLink・4画面出力が必要:Intel ArcのMINISFORUM AI M1 Pro

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