
GIC 4-23 CとGIC 5-27 Cの違い|画質・記録機能・使い分け
GIC 4-23 CとGIC 5-27 Cは型番が近く、見た目や用途もよく似ています。壁の中や配管、エンジンまわりを確認したくて比べ始めても、どちらにするか迷いますよね。
2機種で違うのは、手元で確認する画面と、写真や動画の残し方です。似ている部分が多いからこそ、この違いが自分の作業に必要かを確かめたいところでしょう。
内部の状態を写真で残せれば足りるのか、作業中の動きまで残したいのかで、必要な機種が変わります。
目次
静止画だけなら4-23 Cで足りる
点検箇所を写真で残して後からPCで確認する作業なら、内蔵メモリに写真を保存してUSB-CでPCへ移せるGIC 4-23 Cで十分ですが、配管やダクトを進む様子を動画で残す場合や、手元の画面で細部まで確認する場合はGIC 5-27 Cが必要です。
| 比較項目 | GIC 4-23 C | GIC 5-27 C |
|---|---|---|
| 向く使い方 | 写真で記録 | 動画と本体表示を重視 |
| 本体画面 | 4.3インチ・800×480 | 5インチ・1280×720 |
| 写真 | 内蔵メモリ最大30枚 | 内蔵メモリ最大30枚 |
| 動画 | 非対応 | AVI対応 |
| microSD | 非対応 | 対応・国内標準付属32GB |
| 上下表示 | 矢印のUp Indication | 画像が回転するAutoUp |
| 連続使用 | 乾電池で約3時間 | 乾電池で約2時間 |
必要な機能が分かったら、商品ページで本体の型番を確認してください。


画質差は本体画面に出る
配管の奥にある小さな傷や汚れを手元で確認するなら、本体画面が4.3インチ・800×480のGIC 4-23 Cより、5インチ・1280×720のGIC 5-27 Cがおすすめです。
カメラ解像度と通常の画像ファイル解像度は両機とも1280×720なので、点検後にPCへ移して残す写真の解像度は変わりません。
GIC 4-23 Cで表示を拡大した状態や白黒表示のまま撮影すると、画像ファイルは800×480になるため、通常撮影と同じ解像度で残したい時は表示状態に注意してください。
動画を残すなら5-27 C
GIC 4-23 CはJPG静止画のみ、GIC 5-27 CはJPG静止画とAVI動画に対応しており、配管やダクトの奥へ進む様子を動画で残すなら5-27 Cが必要です。
GIC 5-27 Cで動画を撮るにはmicroSDが必要で、カードがない場合は内蔵メモリへ最大30枚の静止画だけを保存でき、国内モデルには32GBのmicroSDが標準で付いています。
- microSDなし:内蔵メモリへ静止画のみ
- microSDあり:静止画と動画をカードへ保存
長時間の動画が必要なら、対応するmicroSDの上限容量と動画1ファイルの最大時間は購入前にボッシュへ確認してください。
撮影したデータは両機ともUSB-CでPCへ移せ、GIC 5-27 CはmicroSDを取り出して転送することも可能です。USB-CはPCへのデータ転送専用で、本体や電池を充電できないため、充電端子には使わないでください。
AutoUpは便利だが動画は7fps
狭い場所でカメラケーブルをひねった時に、画面内の上方向を示す方法は2機種で異なります。
- Up Indication:上方向を矢印で確認。画像自体は回転しない
- AutoUp:上が画面上部に来るよう画像を自動回転
GIC 5-27 Cで動画を撮る場合、AutoUpをオフにすると20fps、オンにすると7fpsです。動きを滑らかに残す場合は、AutoUpをオフにしてください。
どちらの上下表示も、ミラーを付けた時やカメラケーブルを垂直にした時は機能が制限され、この条件では矢印や自動回転が常に使えるとは限りません。
カメラケーブルと本体サイズは同じ
より細い穴へ通す目的でGIC 5-27 Cにしても、カメラヘッドの太さと標準ケーブルの長さは2機種とも同じなので、通りやすさと届く距離は変わりません。
| 共通項目 | 両機の仕様 | 使う時の意味 |
|---|---|---|
| カメラヘッド径 | 8.3mm | 通せる穴の幅は同じ |
| ケーブル長 | 1.5m | 標準状態の到達距離は同じ |
| 焦点距離 | 30〜80mm | 対象へ近づけすぎるとぼける |
| 本体サイズ/重さ | 140×242×66mm・乾電池時0.68kg | 持ち運び条件は同じ |
| 保護等級 | ヘッド/ケーブルIP67・本体IP54 | 本体を水中へ入れない |
最小曲げ半径は両機とも25mmなので、狭い角でも25mmより小さな半径でカメラケーブルを無理に曲げないでください。視野角は75°で、見える範囲にも差はありません。
カメラヘッドとケーブルはIP67、本体はIP54なので、本体まで水中で使える完全防水ではありません。医療用、配管の詰まり除去、ケーブル敷設には使わないでください。
連続作業は4-23 Cの方が長い
壁裏や床下を長く目視確認するなら、乾電池でもプロ用10.8Vバッテリーでも連続使用時間が長いGIC 4-23 Cの方が、途中で電源を替える回数を減らせます。
- 単3アルカリ乾電池4本:GIC 4-23 Cは約3時間、GIC 5-27 Cは約2時間
- ボッシュプロ用10.8V 2.0Ah:GIC 4-23 Cは約8時間、GIC 5-27 Cは約6時間
使える充電式バッテリーは、ボッシュプロ用10.8Vです。DIY用10.8Vバッテリーは使わないでください。
動画が不要で、長い時間その場の映像を確認するならGIC 4-23 Cで十分ですが、動画を残す作業には、使用時間が短くてもGIC 5-27 Cが必要です。
関連記事:
・GTC 400 CとGTC 600 Cの違い|測定温度・精度・記録機能を比較
まとめ|静止画は4-23 C、動画は5-27 C
カメラヘッド径8.3mmとケーブル長1.5mは共通で、狭い穴への通りやすさと届く距離は変わらないため、使い分けは次の2つです。
- 写真記録と長い目視確認:内蔵メモリへ静止画を保存でき、連続使用時間も長いGIC 4-23 Cで十分
- 動画記録、高精細な本体画面、AutoUp:microSDへ動画を保存できる5インチ・1280×720のGIC 5-27 Cが必要
よくある質問
GIC 4-23 Cの800×480は、保存する写真の解像度ですか?
通常撮影の画像ファイルは1280×720で、800×480は本体画面の解像度です。ただし、表示を拡大した状態や白黒表示で撮影すると、画像ファイルも800×480になります。
GIC 5-27 CはmicroSDカードなしで動画を撮れますか?
撮れません。microSDカードがない時は、内蔵メモリへ最大30枚の静止画だけを保存できます。国内モデルには32GBのmicroSDが標準付属しますが、購入時は付属品欄を確認してください。
GIC 5-27 CでAutoUpをオンにすると動画は滑らかですか?
AutoUpオン時は7fps、オフ時は20fpsです。上下を自動で正立させることを優先するならオン、動きを滑らかに残すならオフにします。
DIY用10.8VバッテリーやUSB-C充電は使えますか?
どちらも使えません。対応する充電式バッテリーはボッシュプロ用10.8Vで、DIY用10.8Vは非対応です。USB-CはPCへのデータ転送用で、本体や電池を充電できません。
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