MIDIキーボードの遅延を減らすやり方

MIDIキーボードの遅延を減らすやり方

オフ 投稿者: せせら編集部

この記事を書いている人(せせら)

普段は個人事業主のプログラマーとして仕事をしています。
個人で作業効率化サービスを運営し、挑戦を続ける人々を静かに応援しています。

押した瞬間に鳴ってほしいのに、音が一拍遅れる。

鍵盤を押してから音が遅れて出ると、次の音を入れるタイミングが取りにくいです。

遅れを減らす基本

DAWのバッファを下げ、不要な負荷を外してMIDIの遅れを減らしましょう。鍵盤を押してから音が出るまでのずれは、鍵盤そのものより、パソコンが音をためてから出す待ち時間と、ソフト音源の処理で起きることが多いです。

バッファは、音が途切れないようにパソコンが先にためるデータの量です。ためる量を小さくすると発音は早くなりますが、処理が追いつかないと音がプチプチと途切れます。使っていない音源や同時に動くソフトを減らせば、小さいバッファでも安定しやすくなります。

使える定番ソフト

MIDIキーボードの入力とソフト音源の再生は、DAWと呼ばれる音楽制作ソフトで行います。どれもバッファの大きさを変えられますが、対応するOSと、付属か有料かが違います。

ソフト名種類対応OS主な役割
GarageBand付属のDAWmacOS、iOS入門の打ち込みと再生
Cubase有料のDAWWindows、macOS録音とMIDI入力
Ableton Live有料のDAWWindows、macOSリアルタイム演奏
FL Studio有料のDAWWindows、macOSループ制作と打ち込み
  • Macなら、まず付属のGarageBandでMIDI入力と再生の遅れを確認できます。
  • 録音とMIDI入力を同じソフトで扱うなら、Cubaseが向いています。
  • ループを鳴らしながら鍵盤で音を重ねるなら、Ableton Liveが向いています。
  • パターンを作りながらフレーズを入れるなら、FL Studioが選択肢になります。

遅延を減らす流れ

使うソフトによって設定画面の場所は違います。ボタンの位置まで覚える必要はなく、どのDAWでも共通する流れだけを押さえれば十分です。

  1. MIDIキーボードをパソコンへつなぎ、DAWが鍵盤からの入力を受け取れる状態にします。
  2. 使っていないトラックや重い音源を止め、パソコンの負荷を下げます。
  3. 再生のバッファを小さめにし、音が途切れない範囲で一番小さい値を探します。
  4. ヘッドホンで鍵盤を弾き、打鍵と発音のずれが気にならないか確認します。
  • 無線のMIDIは、有線のUSBより遅れやすいことがあります。まずは有線でずれの大きさを見てください。
  • バッファを小さくしすぎると音が割れたり途切れたりします。安定して鳴る範囲で止めてください。
  • スピーカーだと部屋の響きでずれが分かりにくいので、最初はヘッドホンで聞くと判定しやすいです。
  • 発音そのものが遅い音色と、入力の遅れは別です。単純な音色に替えて聞き比べてください。

バッファを下げる例

たとえば、田中さんがループを鳴らしながら鍵盤でコードを入れるとき、音が一拍遅れて次の拍に乗りにくかったとします。田中さんは使っていない音源のトラックを止め、再生のバッファを一段小さくして、ヘッドホンで同じフレーズをもう一度弾きます。音が途切れないまま打鍵と発音のずれが気にならなくなったら、そのバッファのまま入力を続けます。

おすすめの電子ピアノ

これらのソフトで遅れを確認しながら打ち込む場合、鍵盤がまだないなら、ソフト音源を鳴らすMIDIコントローラーを1台用意してください。個人的にはKORG microKEY Air 49がおすすめです。microKEY Air-49は49ミニ鍵のMIDIコントローラーで、USBとBluetooth MIDIから対応する端末のソフト音源を操作できるので、机の上の入力にはこれで足ります。USBでもBluetooth MIDIでも、対応する端末のソフト音源へノートを送れるので、遅れを聞き比べる入力に使えます。単体の音源やスピーカーはなく、パソコンやスマホとソフト音源がないと音は出ません。

鍵盤数とUSB・Bluetooth MIDIの対応は、KORGのmicroKEY Air公式ページで確認できます。

KORG microKEY Air 49
KORG microKEY Air 49

まず試すこと

今使っているDAWで再生のバッファを一段下げ、使っていない音源を止めて、ヘッドホンで鍵盤を弾いてみてください。鍵盤がまだない場合は、KORG microKEY Air 49の商品ページで、49ミニ鍵とUSBまたはBluetooth MIDIが自分の端末とソフト音源に合うかを確認してみてください。

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