
Synology FS2500のSSD互換性|レール・メモリ・10GbE
FS2500は本体だけ注文しても、すぐには使えません。SSDが別売りなので、必要台数と総額で迷いますよね。
しかも、見た目が近いSSDでも、接続方式や対応状況が違えば購入対象にはなりません。
SSDの容量と台数が決まると、レール、メモリ、毎秒10ギガビット通信(10GbE)まで必要な物を絞れます。
FS2500のSSD早見表
FS2500へ装着するのは、2.5インチのSATA接続SSDです。ここでいうSATAは、保存装置の接続規格。
3.5インチのハードディスクや、U.2・M.2接続のSSDは使えません。SSDも本体には付属しない点に注意してください。
RAIDは複数台へデータを分け、故障に備える仕組みです。必要台数は次の式で計算してください。
- RAID F1:(台数-1)×最小SSD容量
- RAID 6:(台数-2)×最小SSD容量
下表は12台を同容量でそろえた理論値です。実容量は表より少なく、表示価格は1台分です。購入前に総額を確かめましょう。
| 必要容量 | Synology純正SSD | 1台故障に備える RAID F1 | 2台故障に備える RAID 6 | 購入 |
|---|---|---|---|---|
| 約5TB | SAT5221-480G×12 | 約5.28TB | 約4.8TB | 販売店で確認 |
| 約10TB | Synology SAT5221-960G×12 | 約10.56TB | 約9.6TB | Amazonで見る |
| 約20TB | SAT5221-1920G×12 | 約21.12TB | 約19.2TB | 販売店で確認 |
| 約40TB | Synology SAT5221-3840G×12 | 約42.24TB | 約38.4TB | Amazonで見る |
| 純正品で最大 | SAT5210-7000G×12 | 約77TB | 約70TB | 販売店で確認 |

FS2500の購入一式
最大12台のSSDをラック1段分(1U)へ収め、毎秒10ギガビット通信(10GbE)で使う人にはFS2500がおすすめです。
ただ、本体以外にも必要な物があります。発注前に次の一式をそろえてください。
- Synology FS2500本体
- 同一型番・同一容量のSynology純正2.5インチSATA SSD
- 4本支柱のラックへ固定する場合は専用レールRKS-01
- 10GbE対応スイッチと、規格がCat6A以上のLANケーブル
- 使う機能に応じたSynology純正メモリ
- 別の機器やクラウドに置くバックアップ
2026年8月11日の価格例です。販売者や納期で変わるため、注文画面の金額を使ってください。
- 本体とRKS-01:約782,821円
- 上記と960GB SSD×12台:約3,060,421円
- 上記と3.84TB SSD×12台:約7,572,661円
- スイッチ、ケーブル、保守、バックアップ費用は別
本体の商品説明に「別途ハードディスク」とあっても、必要なのはSSDです。SSDとレールが別売りだと確認して注文しましょう。

FS2500のメモリ容量
通常のファイル共有なら、標準8GBで開始できます。重複排除を使う場合は16GBがおすすめです。
増設品はD4EU02-8GかD4EU02-16Gの2種類から選びましょう。D4ESなど形状が違うメモリは使えません。
16GBには装着済み8GBと同じ型番がもう1枚必要です。32GBでは16GBを2枚使い、標準8GBを外してください。
200TBは1つの保存領域の上限で、実容量ではありません。現在の純正SSD構成では到達しません。
- 7TB×12台:生容量84TB、RAID F1は約77TB、RAID 6は約70TB
- 16GB:装着済みと同じD4EU02-8Gを1枚追加
- 32GB:D4EU02-16Gを2枚購入。表示価格は1枚分

FS2500のレール
FS2500の専用レールはRKS-01です。本体とは別売りで、RKS-02は対応外なので選ばないでください。
設置先は、前後に4本の支柱がある19インチラックです。必要寸法は以下を確認してください。
- 取付奥行き:553〜834mm
- 支柱間の幅:450mm以上
- 前面パネルの幅:480mm以上
- 角穴:9.5×9.5mm以上
- 丸穴:直径7.1mm以上
本体はSSD未装着でも8.3kgあります。SSDを入れる前に固定すれば、持ち上げる重量を抑えられます。
動作音は57.6デシベルです。静かな事務室では目立つ音量でしょう。販売者、納期、返品条件は商品ページで確かめましょう。

FS2500の10GbE判断
LANケーブルを差すRJ45端子の10GbEポートは2基あります。この接続なら追加のネットワークカードは不要です。
光・直結用端子のSFP+で10GbE接続するなら、E10G30-F2を選びましょう。
25GbEの光・直結用端子SFP28では、E25G30-F2が必要です。ただし、拡張カード用スロットは1基だけです。
カード以外に、対応スイッチと直結用DACケーブルか光トランシーバーが必要です。2枚のカードは同時利用できません。
- 一般的なLANケーブルでつなぐ10GBASE-T:増設カードは不要
- 10GbEのSFP+接続:E10G30-F2
- 25GbEのSFP28接続:E25G30-F2。Synologyの管理ソフト(DSM)7.2.1-69057以降

FS2500を買わない人
FS2500は、SSD専用のラック機です。次の条件に当てはまる人は購入を止めてください。
- 3.5インチハードディスクやU.2・M.2接続のSSDを使いたい人
- 純正SSDだけで実容量200TBを作りたい人
- 2本支柱または奥行き553mm未満のラックへ設置する人
- 静かな事務室の机付近へ置きたい人
- 市販SSDや第三者製メモリを使いながら、メーカーサポートも維持したい人
装着できない部品は、設定では使えるようになりません。騒音やラック寸法も購入後には変えられないんです。
ハードディスクや別接続のSSDには対応ベイを持つ機種、200TBにはベイ数の多い機種が必要です。
Q&A
SSDは12台まで?
本体の内蔵ベイは12台までです。12台を超える構成には、ベイ数の多い別機種が必要です。
メモリ24GBは使える?
現行仕様では、組み合わせるメモリの型番を統一してください。24GBの混在構成は選ばないでください。
16GBは8GBを2枚、32GBは16GBを2枚使います。
10GbEを束ねる効果は?
1台のPCとの通信が20Gbpsになるわけではありません。主な用途は、複数通信の分散や回線の冗長化です。
通信速度は、PC、スイッチ、通信方式、SSD構成にも左右されます。
FS2500の購入まとめ
FS2500は、必要台数の純正SSDをラックへ収め、10GbEで運用する人におすすめです。条件別の購入品は次の通りです。
注文前に、SSD型番と台数、ラック奥行き、通信方式、メモリ枚数を確かめてください。本体とレール、SSDは別売りです。
| 使う条件 | 購入品 |
|---|---|
| LANケーブルで10GbE接続 | Synology FS2500 Synology SAT5221-960G Synology SAT5221-3840G 4本支柱ラックならSynology RKS-01 他容量のSSDは販売店で確認 追加の通信カードは不要 |
| 光・直結ケーブルで通信 | 10GbEはSynology E10G30-F2 25GbEはSynology E25G30-F2 |
| 重複排除または32GB | 16GBは同型のSynology D4EU02-8Gを1枚追加 32GBはSynology D4EU02-16Gを2枚 |
| ハードディスク・別接続SSD・実容量200TB・静音性が必要 | FS2500は購入せず、条件を満たす別機種 |

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