
配信用ビデオキャプチャーおすすめ5選|入出力・解像度・パススルーで比較
配信用ビデオキャプチャーは、ゲーム機やカメラの映像をPCへ取り込む機器です。配信を始めたい時、4K対応という言葉だけでは差が見えにくいですよね。
特に迷いやすいのが、HDMIの入力・出力、録画できる映像品質、パススルーの対応です。4Kを表示できても、録画はフルHDまでという製品があります。
高画質ゲームをそのまま配信したい人と、カメラ映像をPCへ送りたい人では、適した製品が変わります。今回は5製品を用途別に紹介します。
5製品の早見表
まずはゲーム機向けとカメラ向けを分けて確認しましょう。4Kのパススルーと4K録画は別の機能なので、表では録画性能も分けて記載しています。
| 商品 | HDMI入出力 | 主な録画性能 | パススルー |
|---|---|---|---|
Elgato 4K X | HDMI 2.1入出力 | 4K120・144fps、1080p240fps | VRR・HDR10 |
AVerMedia MINI+ | HDMI 2.0入出力 | 1080p60 | 4K60 HDR |
IODATA GV-USB3HDS/E | HDMI入力・出力各1 | 2K120p対応 | 2K120p |
Elgato Cam Link 4K | HDMI入力 | 1080p60、4K30 | 要確認 |
UGREEN 4K HDMI | HDMI入出力 | 4K60、1080p240 | HDR・VRR |
ゲームを高フレームレートで遊びながら配信するなら、パススルー側の性能が重要です。PCへ送る録画映像と、手元のモニターに表示する映像を分けて確認しましょう。
高画質を活かす4K X
Elgato 4K Xは、5製品の中で最も高い映像性能を持つモデルです。HDMI 2.1、VRR、HDR10、USB 3.2 Gen 2に対応し、4Kゲームを120fps、または144fpsでキャプチャできます。
PS5 Pro、Xbox Series X|S、Nintendo Switch 2などの高画質ゲーム機を使い、4K表示を維持したまま配信したい人におすすめです。1080pなら最高240fpsのキャプチャにも対応するため、フルHDの高リフレッシュレート環境にも対応できます。
VRRパススルーは、対応モニターで画面のティアリングを抑えたい人に便利な機能です。画面の一部がずれて見える現象を避けやすく、動きの速いゲームをプレイする人ほど違いが出ます。
価格を抑えて1080p60配信を始めるだけなら、4K Xは性能が余りやすいでしょう。4K、HDR、VRR、高フレームレートをまとめて使う予定がある人へおすすめです。

4K60p録画のMINI+
AVerMedia StreamLine MINI+は、4K60 HDRパススルーと1080p60録画に対応するキャプチャーボードです。モニター側には4K映像を表示しつつ、配信ソフトへはフルHD映像を送れます。
4K映像をそのまま録画する必要がなく、配信を1080p60で行う人におすすめです。画面の美しさを保ちながら、配信データの負荷を抑えたい場合に適しています。
HDMI 2.0の入力・出力とUSB 3.0 Type-C接続を採用しています。Windows 10・11、macOS 14・15、iPadOS 17以降に対応しますが、iPadで使う場合はType-Cポートの有無を確認してください。
最大2160p60 HDR、1440p144 HDR、1080p240 HDRの入出力にも対応しています。ただし録画は最大1080p60なので、4K録画まで必要な人にはElgato 4K Xの方が適しています。

PS5録画のIODATA
アイ・オー・データのGV-USB3HDS/Eは、PS5のゲーム録画や実況配信に使いやすいHDMIキャプチャーです。HDMI入力と出力を各1基備え、2K120pパススルーに対応しています。
2K120pは、フルHDより高い映像品質で120Hz表示を行う規格です。PS5の映像をモニターへ送りながら、プレイ中の遅延を抑えたい人には有力な仕様でしょう。
4K対応ですが、4K120や4K144を中心に使う製品ではありません。最高の映像性能より、PS5を2K・120Hz環境で遊びながら録画したい人に適しています。
Windows 10・11とmacOS 10.14〜12に対応し、録画・編集ソフトも付属します。対応OSが比較的古い点は特徴ですが、新しいmacOSで使う場合は動作環境を確認してから購入しましょう。

カメラ映像のCam Link
Elgato Cam Link 4Kは、ゲーム機よりもカメラ映像をPCへ取り込む用途に適したコンパクトなHDMIキャプチャカードです。デジタル一眼レフ、ビデオカメラ、アクションカメラなどに対応します。
1080p60または4K30で録画・配信できます。カメラの画面をOBS、Skype、QuickTime、XSplitなどへ入力したい人にとって、用途がはっきりした製品です。
入力は非暗号化HDMIで、USB 3.Xポートへ接続します。ゲーム機の映像をモニターへ返すHDMI出力が必要な場合は、パススルー対応が明記された機器を選んでください。
ゲーム配信で高リフレッシュレートを維持する目的には適していません。カメラをウェブカメラのように使い、顔出し配信や動画収録へつなげたい人ならCam Link 4Kがおすすめです。

4K60pのUGREEN
UGREEN 4K HDMIキャプチャーボードは、4K60Hzの映像入力と、4K60や1080p240Hzの録画に対応するモデルです。2K144Hzや1080p240Hzの高リフレッシュレートにも対応しています。
USB-C 3.0、USB 3.1 Gen 1接続で、最大5Gbpsのデータ転送に対応します。4K映像を扱いながら、ゲーム配信や録画をしたい人に適した仕様です。
HDRとVRRのパススルーにも対応しています。4K表示の美しさや、動きの滑らかさをモニター側で保ちたい場合に便利ですが、接続するゲーム機、モニター、ケーブルの対応規格もそろえる必要があります。
4K144やHDMI 2.1まで必要でなければ、UGREENの性能で足りる人は多いでしょう。4K60を中心に使い、1080pでは高いフレームレートも欲しい人へおすすめです。

遅延を抑える接続
パススルーは、ゲーム機の映像をキャプチャーボード経由でモニターへ表示する機能です。PCで録画や配信をしながら、プレイ画面は別のモニターで確認できます。
配信ソフトのプレビュー画面だけを見て操作すると、映像と操作の間に遅れを感じることがあります。アクションゲームや対戦ゲームでは、この遅れが気になりやすいところです。
そのため、プレイ用モニターにはHDMI出力からパススルー映像を送り、PC側では配信用の映像を確認する構成がおすすめです。4K XはVRRとHDR10、MINI+は4K60 HDR、UGREENはHDRとVRRに対応しています。
Cam Link 4Kはカメラ映像の入力を主目的にした製品です。カメラ配信なら出力端子の有無を気にする場面は少ない一方、ゲーム配信ではHDMI出力の記載がある製品を選びましょう。
配信ソフトとの相性
配信ソフトでOBSを使うなら、PCへ映像を取り込めるUSB接続と、映像フォーマットの対応を確認します。MINI+はYUY2、NV12、MJPEGに対応し、ソフトウェアエンコード方式です。
Elgato 4K XはOBSなどで使えます。Cam Link 4KはOBS、Skype、QuickTime、XSplitなどに対応し、カメラを使う配信環境へ組み込みやすい構成です。
iPadやMacで使う人は、OSとUSBポートの形を確認しましょう。MINI+はType-Cポート搭載機が対象なので、変換アダプターを使う予定なら、映像入力と電力供給の条件まで確認が必要です。
キャプチャーボードの数字が高くても、PC側のUSB規格や配信ソフトの設定が合わなければ本来の映像を取り込めません。購入後に困らないためにも、接続先をPC・Mac・iPadのどれにするか決めておきます。
用途別の購入結論
4K144、VRR、HDR10まで使い、PS5 ProやXbox Series X|Sを高画質で配信する場合は、Elgato 4K Xがおすすめです。
4K表示を残しながら、配信と録画は1080p60で足りる場合は、AVerMedia StreamLine MINI+がおすすめです。
PS5を2K120p環境で遊びながら録画したい場合は、アイ・オー・データ GV-USB3HDS/Eがおすすめです。
一眼レフやビデオカメラをOBSへ入力する場合は、Elgato Cam Link 4Kが適しています。ゲーム用パススルー機器としては選ばないでください。
4K60を中心に使い、HDR・VRRと1080p240Hzも欲しい場合は、UGREEN 4K HDMIキャプチャーボードがおすすめです。
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