草刈機の燃料キャップ交換|本体型番・給油口径と純正品番の調べ方

草刈機の燃料キャップ交換|本体型番・給油口径と純正品番の調べ方

オフ 投稿者: せせら編集部

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草刈機の燃料キャップをなくした時や、締めても燃料がにじむ時は、似た形の交換品が多く、見た目だけでは選べません。キャップ側とタンク側のどちらを測るのかも分かりにくいところです。

交換品を探す前に、本体と搭載エンジンの型式を分けて控え、メーカー部品表で純正品番を確かめてください。

純正品番が分からない時は、タンク側の給油口外径が次の手がかりです。ただし、ねじや通気の仕組み、密閉用のゴム(パッキン)が違えば、直径が近くても使えません

目次

燃料キャップがない・割れた・燃料がにじむ草刈機は始動しない

キャップがない、割れている、ねじが掛からない、締めても燃料がにじむ。このどれかがあれば、草刈機は始動しないでください。燃料が漏れたままエンジンを動かすと、引火するおそれがあります。

キャップ周辺が濡れていても、交換だけで直るとは限りません。

草刈機の燃料キャップを探す順序は本体型式→エンジン型式→純正品番→給油口径

燃料キャップを探す時は、本体に付いた表示板(銘板)にある型式・タイプ・号機(製造番号)を省略せず控えてください。搭載エンジンの型式と号機も控え、メーカー公式の取扱説明書や部品表と照合すれば、純正品番を特定できます。

本体とエンジンの表示が別になっている機種があり、同じ本体型式でもタイプや号機まで見ないと部品を絞り込めない場合があります。見た目が似た別部品を選ばないため、型式の一部や号機を省かないでください。銘板は文字列全体が読めるように撮影し、販売店へそのまま示せる状態にしておいてください。

給油口径は、純正品番を特定できない時に使う補助情報です。測る場合はキャップの外径や内径ではなく、商品表示で指定されたタンク側給油口にある外側のねじ(おねじ)の外径を確認し、直径が近いという理由だけで純正品番の照合を置き換えないでください。

交換対象は手持ち式エンジン草刈機・刈払機の燃料タンクキャップ

交換対象は、手で持って作業するエンジン式の草刈機・刈払機に付く燃料タンクのキャップです。キャップの紛失や割れ、燃料のにじみが気になる場合でも、別の機械や別の注入口のキャップを代用しないでください。

充電式・電気式の草刈機には燃料タンクがなく、歩行型や乗用の草刈機は手持ち式とはタンクや部品の仕組みが異なります。

チェーンソーの燃料キャップやチェンオイル用キャップ、ガソリン携行缶のキャップも別物です。4ストローク草刈機では、燃料給油キャップとエンジンオイル給油キャップを取り違えないようにしてください。

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型番が書かれている草刈機本体の銘板とエンジン側の表示

草刈機本体の銘板とエンジン側の表示は、別々に控えてください。本体はメーカー名、型式、タイプ、フレーム号機や製造号機、エンジンは型式とエンジン号機が必要です。文字列全体が読める写真も残し、販売店へ問い合わせる時に提示してください。

HondaのUMK425系には、UMK425の後にUVJTUWJTLVJTなどのタイプ記号があります。UMK425だけを型番として控えるのではなく、タイプ記号と号機まで省略せずに記録してください。

HondaのGX25やGX35のように、他社の草刈機にも搭載されてきたエンジンがあります。そのため、Hondaエンジン搭載という情報だけで、本体側の燃料タンクキャップまで同じだとは判断できません。本体の情報とエンジンの情報を混ぜず、両方を控えてください。

燃料タンクキャップの純正品番が分かるメーカー公式の部品表

本体の完全な型式・タイプ・号機と、搭載エンジンの型式・号機を控えたら、メーカー公式の取扱説明書や交換部品表、販売店の部品検索で燃料キャップを探してください。部品検索には、タイプ記号や号機まで一致する資料が必要です。

部品名はメーカーや資料によって、燃料給油キャップ燃料タンクキャップタンクキャップなど表記が異なります。最初の名前で見つからなくても、言い換えて検索し、図の取付位置も見ながら燃料タンクのキャップかどうかを確かめてください。

古い純正品番が後継番号へ変わったり、複数の品番が一つにまとめられたりしている場合があります。旧番号だけを見て購入しないでください。新しい品番が自分の型式・タイプ・号機の範囲に対応するか分からなければ、メーカーや販売店への確認が必要です。

純正品番が分からない時のタンク側給油口径の測り方

純正品番を確認できない時は、寸法を挟んで測る工具のノギスを使い、タンク側の給油口にあるおねじの外径を測ってください。測定前にはキャップ周辺の草や土、砂を落とし、異物をタンクの中へ入れないようにしてください。

ノギスを当てるのは、タンク側にあるねじ山の最も外側です。キャップの外周やつまみ、キャップ内側の空洞は測らないでください。商品やメーカーの案内が示す寸法の基準と、同じ場所を測ることが大切です。

給油口のねじが摩耗していたり、ノギスの当て方がずれたりすると、測定値には誤差が出ます。近い数値だけで交換品を決めず、測った場所と数値を販売店へ伝えるための補助情報として使ってください。

給油口径が合っても、ねじ・通気の仕組み・パッキンが一致しないキャップは取り付けない

タンク側の給油口径が同じでも、ねじの粗さや間隔、かかる深さ、キャップが当たる座面が違えば適合しません。旧キャップが残っている場合は、ねじ山の粗さや何山かかるか、座面までの深さを見比べてください。

斜めに入り始める、途中で固くなる、座面まで均等に収まらない時は、そこで取り付けを止めてください。工具を使ったり、強い力をかけたりして無理に締めると、樹脂のねじを傷めるおそれがあります。

燃料タンクの圧力を調整する仕組みが、キャップ側にある機種と別の部品にある機種があります。構造が分からない穴をテープで塞いだり、キャップへ穴を開けたり、通気の仕組みが異なる完全密閉型のキャップへ替えたりしないでください。

パッキンも、キャップと一体のもの、別部品として交換するもの、分解しないものがあります。外径が近いだけの輪状のゴム部品(Oリング)では、燃料に耐えられるか、太さや溝の寸法、押しつぶされる量が合うか確認できないため、代用品として取り付けないでください。

丸山・BIG-M純正キャップは620680と640070で対応する給油口外径が異なる

丸山・BIG-Mの燃料タンクキャップは小の620680と大の640070に分かれ、商品表示の35.5mmと41.5mmはタンク側給油口にあるおねじの外径を示します。

どちらも丸山・BIG-Mの対象機用であり、給油口外径が同じに見えても草刈機全般や他メーカーへ共通ではありません。

タンクキャップ小620680はタンク側給油口外径35.5mm用

620680は、丸山・BIG-Mの草刈機でタンク側給油口のおねじ外径が35.5mmと確認できた場合だけ選んでください。キャップ側ではなく、タンク側の測定値を見てください。

丸山製作所の公式資料では品番620680が給油口外径35.5mm用とされ、Amazonの商品情報でも丸山製作所ブランド、品番620680、35.5mm用の商品名と画像が一致しています。

BIGM(丸山製作所) 刈払機エンジンスペアーパーツ タンクキャップ 小 620680 35.5mm用
BIGM(丸山製作所) 刈払機エンジンスペアーパーツ タンクキャップ 小 620680 35.5mm用

タンクキャップ大640070はタンク側給油口外径41.5mm用

640070は、メーカーの公式部品表で対応機種と確認できた場合に使用できます。丸山・BIG-Mの草刈機で部品表を確認できない場合は、タンク側給油口のおねじ外径が41.5mmかを確かめてください。

丸山製作所の公式取扱説明書では640070(大)、公式資料では給油口外径41.5mm用とされ、Amazonの商品情報でも丸山製作所ブランド、品番640070の商品名と画像が一致しています。

商品画像のひも状部品は、すべての販売ロットに付属するとは確認できていません。必要な場合は、購入前に販売店へ付属の有無を確かめてください。

BIGM(丸山製作所) タンクキャップ 大 640070
BIGM(丸山製作所) タンクキャップ 大 640070

燃料キャップ交換時の安全手順

燃料キャップの交換は、エンジンを止め、エンジンとマフラーが十分に冷えてから行います。たばこ、火花、裸火を近づけず、屋外など十分に換気された場所で作業してください。

タンクに圧力が残っている場合があるため、古いキャップはゆっくり緩める必要があります。交換後の始動条件は、キャップが正しく収まり、燃料がにじんでいないことです。

給油口と旧キャップの汚れ・破損を確認して新しいキャップを手で締める

キャップを外す前に、周囲の草や土、砂を落としてください。旧キャップは異物をタンクへ入れないように扱い、本体の割れ、ねじ山の傷や変形、裏側のパッキンの欠け・ひび・硬化を確認してください。

タンク側の確認箇所は、給油口のねじ山、キャップが当たる面、タンク本体の割れや変形です。給油口が傷んでいる場合は、新しいキャップだけを取り付けても漏れが直るとは限りません。

新しいキャップは工具を使わず、手でまっすぐ締めてください。斜めに入る、途中で固くなる、最後まで均等に収まらない時は、無理に締め込まず取り付けを止めてください。

こぼれた燃料を拭き取り、給油場所から離れてから始動する

給油口の周りや機体へ燃料をこぼした場合は、完全に拭き取ります。キャップを締めた後も、給油口やタンク、燃料チューブの周辺ににじみや強い燃料臭がないか確かめてください。

始動する時は、各機種の取扱説明書に従って給油場所から離れます。マキタMEX2650LHでは3m以上離れるよう案内されていますが、この距離をすべての草刈機へそのまま当てはめず、手元の説明書に記載された距離に従ってください。

最初の試運転中は、燃料臭やにじみの有無にも注意が必要です。異常を感じた時はすぐにエンジンを止め、十分に冷えてから漏れている場所を確認してください。

正しい純正キャップでも燃料がにじむ場合はタンク・チューブ・ゴム部品を販売店で点検する

本体型式と純正品番が合うキャップを正しく締めても燃料がにじむなら、原因はキャップ以外にある可能性があります。給油口やタンク本体の割れ、燃料チューブ、タンクへチューブを通すゴム部品から漏れていないかを確認してください。

漏れている場所を特定できない、給油口やタンクが割れている、チューブ周辺から燃料が出ている。このどれかに該当するなら、使用を続けられる状態ではありません。テープや接着剤で塞いで使わず、販売店へ点検を依頼してください。

修理後は、始動前に燃料漏れがないことを確認してください。

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まとめ|型式と純正品番を優先し、直径だけで燃料キャップを選ばない

交換品を絞る起点は、本体の完全な型式・タイプ・号機、エンジン型式・号機、メーカー公式の純正品番です。給油口外径は、純正品番を特定できない時の補助にとどまります。直径が近くても、ねじ、通気の仕組み、パッキンまで一致しない物は使わないでください。

キャップがない、割れている、燃料がにじむ時は、始動できる状態ではありません。エンジンが冷えてから、火気のない場所で交換してください。交換後も燃料のにじみが続く場合は、タンクや燃料チューブを含めて販売店へ点検を依頼してください。

草刈機の燃料キャップ交換でよくある質問

燃料キャップは何年ごとに交換しますか?

燃料キャップの交換時期は機種によって異なります。マキタMEX2650LHの取扱説明書には2〜3年が交換の目安として示されていますが、これは同機種の条件です。

手元の取扱説明書に交換時期があれば、その指示に従ってください。年数に達していなくても、割れ、ねじの空回り、パッキンの硬化やひび、燃料のにじみがある場合は、使用を止めて交換してください。

高温時に燃料キャップが燃料へ浸かっていると、周辺からにじむことがありますか?

Honda UMK425系の取扱説明書では、高温時に燃料キャップが燃料へ浸かった状態だと、タンク内の空気が膨張して燃料がにじむ場合があると説明されています。すべての草刈機に同じ条件が当てはまるとは限りません。

燃料は手元の取扱説明書にある上限を超えて入れないでください。にじみが出た時は始動せず、エンジンが冷えてから燃料を拭き取り、キャップや給油口、タンクに異常がないか確認してください。

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