
棚受けダボのサイズはどう測る?なくした時の3mm・5mmの見分け方
引っ越しの荷ほどきや棚板の移動後、棚板を戻そうとしたところで、小さな棚受けダボが1個足りないことに気づくことがあります。
残っているダボが1個でもあれば、家具の穴へ入る細い軸の太さから、3mmか5mmかを見分けられます。
全部なくした場合は家具の型番を手掛かりにし、同じ部品か迷うときは、穴と棚を受ける面まで確かめましょう。
残っているダボの細い軸を測る
残っている棚ダボを家具から外したら、測るのは側板の穴へ入る細い軸です。ノギスの外側用ジョウ(物の外側を挟む大きい方)で軽く挟むと、3mmか5mmかの見当が付きます。
棚板を受ける太い部分は軸径と別の数字になるので、ノギスで挟まないようにしましょう。つばや樹脂部も測定には使いません。
| 測る場所 | 測らない場所 |
|---|---|
| 側板の穴へ入る細い軸 | 棚板を受ける太い部分 |
| 軸の金属部分 | つば・透明な樹脂部・滑り止め |

ノギスを閉じたときに表示が0になれば、測る準備は整っています。軸の形に合わせて、次の順でジョウを当ててください。
- 軸のまっすぐな部分を、ジョウの先端ではなく根元に近い所で軽く挟む
- 縦に筋が出た「リブ付き」は、向きを変えて2回測り、値を両方控える
- 先へ向かって細くなる「テーパー」は、先端とつば寄りの両方を測る
表示が3.0mmまたは5.0mmに近ければサイズの見当は付きますが、交換品を決めるには形も関係するので、測った数字を控えておけば十分です。
ダボが全部ないときは家具の型番を探す
元のダボが1個も残っていなくても、家具の型番や部品番号が分かれば、メーカーへ同じパーツがあるか尋ねられます。IKEAや無印良品のように純正パーツを注文できる家具もあるので、穴を測る前に次の順で記録をたどりましょう。
- 本体背面や扉裏のラベルで、家具の型番を控える
- 組立説明書の部品一覧から、棚ダボの部品番号を探す
- 購入履歴や注文メールで、商品名と購入時期を確かめる
- メーカー窓口に型番を伝え、棚まわりの写真も用意する
同じ家具の別段に同じダボが残っているなら、棚を空にしたあと、外す前の位置と向きを写真に残しておくと元へ戻せます。1個だけ外し、側板に入る細い軸を測ってください。
同じ家具でも、木棚とガラス棚では部品が違う場合があります。固定棚には外せる棚ダボが付いていないこともあるので、形が似ているだけで別段から流用するのは避けましょう。
穴しか残っていないときの測り方
元のダボも家具の型番も分からない場合は、側板の穴を測ると3mm系か5mm系かの見当を付けられます。小さな穴はノギスの爪の形で誤差が出るため、この数字だけでは交換品を決められません。
穴の中で左右へ広げて内壁に当てる、小さな「内側用ジョウ」が無理なく入る場合だけ、次の順で測りましょう。
- ノギスを閉じて表示を0に合わせ、内側用ジョウを穴の奥へ入れる
- 穴の中心を通るように向きを少しずつ変え、表示が最も大きくなる位置を探す
- 最大値を読み、3mmに近いか5mmに近いかを控える
3mmほどの小さな穴には、一般的なノギスの内側用ジョウが入らないことがあります。力をかけて差し込むと穴を傷めるため、次の状態では測れません。
- 穴が楕円に広がっている
- 入口が欠けている、または木くずが出る
- ダボを差しても緩い
この状態では棚を使わず、穴を広げる加工や接着剤での補修もしないでください。
穴に入っても、受け面の形が違えば使えない
軸が3mm・5mmで穴に入っても、棚板が水平に載るとは限りません。差し込み部分が短く、棚板を載せる「受け面」の高さも違えば、棚板が傾いたり裏の溝へ届かなかったりすることがあります。

元のダボが残っているなら、交換品と横に並べて次の場所を見比べましょう。
| 見る場所 | 合っている状態 | 違う例 |
|---|---|---|
| 差し込み軸 | 太さと長さが元と同じ | 穴には入るが、元より短い |
| 棚を受ける面 | 高さと幅が元と同じ | 棚板が傾く・載る幅が足りない |
| 棚板の裏 | 溝や切り欠きに収まる | 受け面が届かない |
| 取り付け位置 | 前後・左右が元と同じ | L/Rや前後の向きが逆 |
| 固定方法 | 元と同じロック形状 | ロックの有無や形が違う |
側板に金属のねじ受けが見えるねじ込み式や、穴の中に樹脂の筒が入ったブッシュ付きは、単純な差し込みピンとは別の部品です。元部品や家具の部品表が残っているなら、品番と取り付け位置を合わせましょう。
汎用品へ替えるなら4個をそろえる
元と同じ品番が見つからず汎用品へ替えるなら、同じ棚板を支える4点をそろえるのがおすすめです。
交換前に棚の物を全部出し、棚板も外しておきましょう。残っている3個は捨てず、交換品と横に並べると、高さや受け面の違いが分かります。
4点の高さと受け面がそろうと、棚板は四隅へ載ります。1個だけ高さや形が違うままでは棚板ががたつき、置いた物の重さが一つのダボへ偏るため、似た汎用品を混ぜるのは避けましょう。
4個を同じ高さの穴へ入れ、何も載せていない棚板を戻したときに、四隅が同時に受け面へ載っていれば4点の高さはそろっています。がたつきがあれば物を戻さず、もう一度4点の高さを見比べてください。
ガラス棚・吊戸棚・重い物の棚は純正品
ガラス棚を裸の金属ピンへ載せると、受け面の樹脂や固定部がなくなり、ガラスが滑ったり欠けたりするおそれがあります。ガラスの厚さに合い、受け材と固定方法も元の仕様どおりの純正部品がおすすめです。
吊戸棚は棚板や中身が落ちると下にいる人へ当たるため、穴に入るだけの汎用品では済ませられません。重い物を載せる棚もダボの太さだけでは強度が分からないため、棚ごとに次の仕様を確かめましょう。
| 棚の種類 | 確認したい仕様 |
|---|---|
| ガラス棚 | 対応板厚・樹脂やゴムの受け材・固定方法 |
| 吊戸棚・上部収納 | 純正部品番号・棚板の脱落防止・キャビネット本体の固定 |
| 本・食器・家電を載せる棚 | 家具本体の最大荷重・指定ダボ・重さの載せ方 |
3mm・5mmという軸径の数字から、棚の強度は決まりません。耐荷重はダボの品番や使用個数、棚板や側板の材質まで含めた数値なので、家具の説明書にある上限を守ってください。
3mmと5mmの差し込みダボ
単純な金属製の差し込みダボには、和気産業の3mm用ML-523と5mm用ML525があり、どちらも4個入りなので、公称径と形を表で見比べましょう。
| 公称径 | 商品名 | 形 | 入数 |
|---|---|---|---|
| 3mm | 和気産業 ML-523 | 縦溝のある細い軸・円筒状の受け部 | 4個 |
| 5mm | 和気産業 ML525 | 丸い差し込み軸・中央につば | 4個 |
3mm品は、縦溝のある細い軸と円筒状の受け部を持つML-523です。

5mm品は型番がML525になるため、3mmのML-523と取り違えないようにしましょう。

合う棚ダボが見つからないときは
同じ形が見つからないときは無理に代用せず、残っているダボと家具の型番を家具メーカーか金物店へ持ち込みましょう。純正の部品番号が分かれば、それも同じ部品を探す手掛かりになります。
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