
キャリーカートのタイヤ交換|車輪径・軸径と固定方式の測り方
キャリーカートのタイヤが割れると、本体は使えそうなのに荷物を運べず困りますよね。
交換タイヤは、車輪の直径だけでは決まりません。車輪の幅・軸の太さ・固定方法など、必要な条件が全て合えば交換できます。
この記事では、交換タイヤの早見表や寸法の測り方、固定部分の見分け方、交換手順と買い替えの目安を紹介していきます。
カート交換タイヤ早見表
手元の型番や寸法と同じ行に、交換タイヤと購入前の確認項目があります。
| 向く人 | 主な強み | 購入前の最終確認 | 商品 |
|---|---|---|---|
| reisenthelのCARRY CRUISERを使っている人 | 専用品なので、寸法だけで汎用品を探す必要がない | 本体名がCARRY CRUISERか確認。1輪単位の商品 | reisenthel CARRY CRUISER用交換タイヤ |
| 車輪の直径90mm、中心穴6mm、幅24mmの人 | 車輪2個と長さ35mm・40mmの固定ボルトが付く | 軽量カート向け。車軸と固定方法まで全て合わせる | YongXuan 90×6×24mm |
| 車輪の直径150mm、中心穴20mm、中央部の幅53mmの人 | 回転を助ける部品(ベアリング)入りの産業用車輪 | 幅45mmの1輪商品。まっすぐな車軸と固定部品が必要 | オーエッチ工業 OH35M150 |
| 車輪の直径150mm、中心穴20mm、中央部の幅55mmの人 | 中央部の幅が55mmあり、53mm幅の商品と区別できる | 幅45mmの1輪商品。軸の長さと固定部品も確認する | TRUSCO TW-150G |
専用品がない場合は、直径・幅・軸・固定方法が全て合う商品だけを購入してください。
カート専用タイヤで交換
メーカー専用の交換タイヤがあるなら、汎用品まで探す必要はありません。車軸や固定部品まで本体に合わせた専用品がおすすめです。
reisenthelのCARRY CRUISER用は、直径約118mm・幅約30mmの1輪商品です。
ねじ、六角レンチ、薄い輪形の部品(ワッシャー)3枚が付き、交換部品をまとめて用意できます。
CARRY CRUISER以外には使いません。左右とも傷んでいる場合は、1輪商品なので2個必要です。

カートの90mm車輪交換
YongXuan 90×6×24mmは、車輪の直径90mm・中心穴6mm・幅24mmが全て合う人向けです。
ボルトで車輪を固定するカート用です。寸法が一つでも違う場合は取り付けません。
車輪2個のほか、長さ35mmと40mmの固定ボルト、ワッシャー、レンチが付属します。左右をまとめて交換したい人に向きます。
軽量なカートで、固定用ボルトまで合う場合に限ります。商品側の荷重表示が大きくても、カート本体が運べる重さは増えません。

カートの150mm車輪交換
直径150mm・幅45mmの車輪を使えるのは、太さ20mmのまっすぐな車軸が付いたカートです。中央部分の幅も購入条件です。
kgfは、何kgの重さに相当する力かを表す単位です。表の数値は車輪1個の許容荷重で、カート本体の積載上限は増えません。
| 中央部分の幅 | 車輪単体の許容荷重 | 購入前の確認 | 商品 |
|---|---|---|---|
| 53mm | 200kgf | 軸の長さと固定部品が合うか。回転を助ける部品(ベアリング)入り | オーエッチ工業 OH35M150 |
| 55mm | 170kgf | 軸の長さと固定部品が合うか。53mmの商品より2mm長い | TRUSCO TW-150G |
2mm差でも、同じ車輪ではありません。どちらも1輪商品なので、左右を替えるなら2個必要です。


カートタイヤの測り方
専用品がなく汎用車輪へ交換する場合は、傷んでいない側の車輪が測定対象です。車輪を外せば、中心穴や中央部分の幅まで測れます。
1mm単位の違いを測るため、細かな寸法用の工具(ノギス)を使いましょう。
| 測る場所 | 測り方 | 間違いやすい点 |
|---|---|---|
| 車輪の直径 | タイヤ外周の端から反対側の端まで | 半径ではない。摩耗した部分だけで測らない |
| 車輪の幅 | 地面に触れるタイヤ部分の横幅 | 車輪中央部分の幅と分けて測る |
| 車輪中央部分の幅 | 車輪中心にある筒状部分の端から端まで | タイヤ部分より長い商品もある |
| 中心穴の直径 | 車輪を外し、中心にある穴の内側を測る | 車軸の太さと同じか確かめる |
| 車軸の太さ | 塗装やさびを避け、まっすぐな部分を測る | ねじ山の頂点だけで測らない |
| 固定に使える軸の長さ | 内側の当たり面からピン穴・溝・ナットまで | 車軸全体の長さではない |
測った数字は全てmmで記録してください。車輪径と幅は、使用時と折りたたみ時にフレームへ触れない寸法が必須です。
カートタイヤの固定方式
固定方法は、車軸先端の形で見分けられます。外す前に、リングやワッシャーが並ぶ順番を写真に残してください。
| 固定方法 | 見た目 | 使う工具 | 判断 |
|---|---|---|---|
| 割りピン | 軸端の穴へ針金状のピンを通し、先を曲げている | ラジオペンチ | 同じ太さと長さのピンで固定する |
| スナップリング・Eリング | 軸の溝にはまる薄い金属リング | リングを外す専用工具(リング用プライヤー)、保護メガネ | リングが溝へ完全に入る寸法を使う |
| ボルト・ナット | 六角形のボルトとナットで車輪を挟んでいる | 六角レンチ、スパナ | ボルトの太さと長さまで合わせる |
| 専用差し込み式 | ボタンやロックを押して車輪を抜く | 機種によって異なる | 寸法が似た汎用品ではなく専用タイヤを使う |
| リベット固定 | 軸端が丸く潰され、ピンやナットが見えない | 通常の手工具では外せない | 加工せず、メーカー修理か本体交換にする |
ボルト式の車輪は、外径が同じでもピン式の車軸には付きません。商品側の付属部品まで同じ固定方法か確かめてください。
キャリーカートの交換手順
寸法と固定方法が一致する車輪を用意したら、荷物を全て降ろし、平らな場所でカートが動かないように支えてください。
左右を同時に外さず、片側を組み方の見本として残すと、ワッシャーと固定部品の順番を照合できます。
- 車輪の内側と外側、固定部品の並びを写真に残す
- ピン・リング・ボルトなどの固定部品を外す
- 古い車輪を抜き、車軸のさび・砂・巻き付いた糸を落とす
- 新旧の車輪を重ね、直径・幅・中心穴を比べ、左右の直径・幅・材質もそろえる
- 元と同じ順番でワッシャーと新しい車輪を取り付ける
- 割りピンは先端を曲げ、リングは溝へ完全に入れる。ナットは車輪が回る範囲で緩みなく固定する
取り付け後、車輪を手で回したときに横のガタつきやフレームへの接触がなければ、取り付けは完了です。
最後に、荷物なし、軽い荷物の順で平坦な道を転がしてください。
カートタイヤで直らない故障
タイヤ表面の割れ・欠け・摩耗は、車輪交換で直せる故障です。
車軸やフレームの故障は、新しいタイヤへ替えても直りません。
| 症状 | 考えられる原因 | 対応 |
|---|---|---|
| 車輪が斜めに傾いている | 車軸の曲がり | 本体修理か買い替え |
| 車軸を通す穴が広がった、周囲が割れた | フレーム側の破損 | 本体修理か買い替え |
| 折りたたんでも車輪が開閉しない | ばねや連動部の故障 | 機構の修理 |
| 車輪の回転が重い | 車軸のさび、異物、ボルトの締めすぎ | 清掃と締め付け調整をしてから購入判断 |
| 新しい車輪でも片側へ流れる | 左右の直径差、車軸の曲がり | 左右の車輪と車軸を再点検 |
| 固定ピンやリングだけを紛失した | 車輪以外の固定部品 | 軸穴や溝が無傷なら同じ寸法の部品へ交換 |
車軸・フレーム・折りたたみの連動部に異常があるなら、交換タイヤを買わず、メーカー修理か本体交換が必要です。
カート本体を買い替え
車軸やフレームまで傷んでいて本体を買い替えるなら、よく通る道と荷物の重さで商品が決まります。
| 向く人 | 主な強み | 購入前の最終確認 | 商品 |
|---|---|---|---|
| 段差や凹凸の多い道を通る人 | 約190×50mmの大径タイヤ。パンクしにくい発泡素材(EVA) | 運べる重さの上限40kg。運ぶ車や収納場所に入るか確認 | PROX PX4153XXL |
| 幅広タイヤと60kgまでの運搬を求める人 | 幅80mmのEVAタイヤ。運べる重さの上限60kg | 本体約4.3kg。タイヤ幅80mmと収納寸法を確認 | CAPTAIN STAG UL-1008 |
本体の重さと折りたたみ寸法も購入条件です。荷物を運べても、車や収納場所に入らない大きさでは使えません。


QA
カート両輪が変形したら?
両輪とも変形しているなら、摩耗した外径を基準にしません。
本体型番から専用タイヤを探してください。見つからなければ、車軸の太さ・有効軸長・固定方式を添えてメーカーへ問い合わせてください。
カート片輪だけ交換できる?
片側だけ交換できるのは、反対側に偏った摩耗やひび割れがなく、新旧の直径・幅・材質がそろう場合だけです。
交換後にカートが傾く、まっすぐ進まない場合は、左右を同じ車輪へ交換してください。
タイヤ材質で走行音は変わる?
ゴムは凹凸路面で振動と音を抑えやすく、硬質樹脂やナイロンは平らな床で軽く転がります。
硬質樹脂やナイロンは凹凸で振動音が出やすいです。EVAは空気圧管理が不要ですが、硬さと耐荷重は商品ごとに違います。
寸法と固定方式を合わせてから材質を比べてください。
カート交換タイヤの最終判断
タイヤだけが傷んでいる場合は、型番と取付条件が一致する次の交換品が使えます。
- CARRY CRUISERの交換品は、reisenthel CARRY CRUISER用交換タイヤです。
- 直径90mm・中心穴6mm・幅24mmで、ボルト長35mmか40mmなら、YongXuan 90×6×24mmが向きます。
- 直径150mm・幅45mm・中央部53mmで、20mm車軸なら、オーエッチ工業 OH35M150が使えます。
- 直径150mm・幅45mm・中央部55mmで、20mm車軸なら、TRUSCO TW-150Gです。
車軸・フレーム・折りたたみ機構まで壊れている場合は、メーカー修理か本体交換です。
本体を買い替える場合は、使う道と荷物の重さに合う商品が次の2台です。
- 段差や凹凸の多い道には、PROX PX4153XXLの大径タイヤが向きます。
- 幅広タイヤで60kgまで運ぶなら、CAPTAIN STAG UL-1008です。
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