燃焼排ガス分析計 おすすめ4選

燃焼排ガス分析計 おすすめ4選

オフ 投稿者: せせら編集部

この記事を書いている人(せせら)

普段は個人事業主のプログラマーとして仕事をしています。
個人で作業効率化サービスを運営し、挑戦を続ける人々を静かに応援しています。

燃焼排ガス分析計は、測りたい対象や使う設備によって見るべき点が変わるため、どれを選べばよいか迷いやすいですよね。

CO・O₂などの測定対象、データの保存・連携、本体の質量を比べると、購入前の条件を整理しやすくなります。

今回は、ホダカ、testo、KANE、ecomの4製品を早見表にまとめます。

おすすめ商品の早見表

商品名主な使用対象主な測定対象データ保存データ連携質量参考価格
ホダカ 燃焼排ガス分析計 HT-1210Nホダカ 燃焼排ガス分析計 HT-1210N燃焼機器のCO計測CO(H2補償付き)100データまで保存可能HT-1610印刷/Online View 2000のPC転送(いずれもオプション)約330g(本体)160,914円(2026-10-14時点のAmazon価格。時期で変わる)
testo 310 II – 燃焼排ガス分析計ボイラー・厨房設備のメンテナンスCO・O₂(標準)/CO₂・排ガス温度・周囲温度・周囲CO・ドラフト圧・差圧testo Smartアプリで記録・文書化Bluetoothプリンタ(オプション)約690g(プローブ含む)—
燃焼排ガス分析計 KANE258(O2、CO分析計)煙道ドラフト・圧力試験、家庭用機器試験、燃焼性能・燃焼効率試験O₂・CO・単一温度・二温度・差温KANE LIVEへ保存KANE LIVEまたはオプションプリンタへ送信約0.625kg—
ecom-J2KNpro ポータブル燃焼・排ガス分析計中・大型燃焼設備の検査・調整O₂・CO(標準)—WiFiまたはBLEで無線データ転送約12kg(サンプリングシステム含む)—

ホダカ 燃焼排ガス分析計 HT-1210N

燃焼機器のCO計測を主な目的として、持ち運んで使いたい人には、ホダカのHT-1210Nがおすすめです。H2成分を含むガスを計測する際に誤差が生じないようにする、H2補償付きのCOセンサを搭載したポータブルタイプです。

給湯機器、ストーブ、ファンヒーター、風呂釜、燃焼機器、厨房のCO測定に利用でき、温水・蒸気など各種ボイラのメンテナンスにも使えます。

なお、HT-1210Nは煙道中のガスの計測だけを目的とした機器です。

測定結果を本体に残したい人には、データロガー内蔵で100データまで保存できる点が便利です。

印刷にはオプションのHT-1610赤外線プリンタが必要で、パソコン転送にはオプションの計測ソフトOnline View 2000が必要です。

使用環境には条件があります。防滴・防水仕様ではなく、防爆認定品でもないため、危険地帯での使用は避ける必要があり、作動時の温度条件は0℃~+45℃です。

電源は本体付属の専用ACアダプタHT1301に限られ、計測中は本体から毒性を含むガスが排気されますので、十分な排気・換気が必要です。

正確な計測のためには、ホダカ株式会社サービスセンターへ1年に1度、校正を依頼する必要があります。

ホダカ 燃焼排ガス分析計 HT-1210N
ホダカ 燃焼排ガス分析計 HT-1210N

testo 310 II – 燃焼排ガス分析計

ボイラーや厨房設備のメンテナンスで、CO・O₂を中心に複数の項目を測りたい人には、testo 310 IIがおすすめです。プローブ一体型で、COとO₂を標準搭載しており、CO₂、排ガス温度、周囲温度、周囲CO、ドラフト圧、差圧も測定できます。

測定値からCO₂、空気比、燃焼効率を演算でき、最大7項目を同時に表示できます。

測定結果はtesto Smartアプリで記録・文書化できますが、本体に内蔵メモリはありません。

アプリ連携を使う場合は、testo Smartをインストールしたタブレットまたはスマートフォンが必要で、対応条件はiOS 15.0以降、Android 12.0以降、Bluetooth 4.0です。

差圧や温度を同時に測る場合は別売のワイヤレス差圧プローブやクランプ温度プローブが使え、現場ではオプションのBluetoothプリンタで印刷できます。

使用対象は、小型燃焼プラント(石油・ガス)、低温ボイラ・凝縮ボイラ、ガス給湯器です。

有効な測定結果を得るには、排ガス測定に3分以上の時間が必要で、testo 310 IIは安全(警報)装置としては使えません。

測定直後は、45℃を超える高温部に素手で触れないことが条件になっており、ペースメーカーとデバイスの間は20cm以上離す必要があります。保護等級はIP40です。

testo 310 II – 燃焼排ガス分析計

燃焼排ガス分析計 KANE258(O2、CO分析計)

ボイラーや厨房、各種燃焼装置の燃焼排ガスを測り、煙道のドラフト・圧力試験まで扱いたい人には、KANE258がおすすめです。O₂とCOを測定し、CO₂、CO/CO₂比、空気過剰率、燃焼効率も演算できます。

家庭用機器の試験や燃焼性能・燃焼効率試験にも使え、単一温度・二点温度・差温の測定にも対応します。

COの測定範囲は0~2,000ppmでオーバーレンジ保護があり、O₂は0~21%の範囲です。

試験結果はKANE LIVEに保存・送信でき、自動の漏れ試験・気密試験にもKANE LIVEアプリを使えます。

印刷には、KANE-IRP3プリンタがオプションとして用意されています。

対応燃料として天然ガス、ブタン、LPG、軽油、木質ペレット、プロパンが挙げられ、CCN1またはCCLP1(CPA1を含む)およびCENWATにも適合するとされています。

燃焼排ガス分析計 KANE258(O2、CO分析計)

ecom-J2KNpro ポータブル燃焼・排ガス分析計

中・大型の燃焼設備を対象に、複数のガス成分を扱いたい人には、ecom-J2KNproがおすすめです。産業・発電所・エンジン技術分野の検査・調整向けで、O₂とH₂補償付きCOセンサーを標準搭載し、最大6つのガス測定コンポーネントまで拡張できます。

標準のO₂・COに加えて別の成分も測りたい人には、SO₂、H₂S、H₂、CO%のセンサーを追加選択でき、NOセンサーによるNOx演算またはNO・NO₂センサーによるNOx測定にも対応します。排ガス中の流速測定はオプションです。

バイオガスオプションを選ぶと、バイオガスプラントやガス処理向けの専用構成になります。また、このオプションではバイオガス・埋立地ガスプラントの排ガス分析、メタン測定、H₂S曝露の安全監視にも対応します。

設備から離れた位置で測定値を確認したい場合、無線リモートコントロールの通信距離は、見通し条件で最大70mです。無線リモートコントロールは標準の納入範囲に含まれ、無料のecomMANDERアプリを使えば、スマートフォンやタブレットから機器を遠隔操作したり、測定値をリアルタイムで表示したりできます。

CO過負荷や凝縮水量が多い条件での測定を検討する人には、CO過負荷時の自動停止と外気パージ、凝縮水量が多すぎる場合の測定自動停止が、購入時の判断材料になります。

周囲温度が10℃未満になると内部ヒーターが自動作動し、凝縮水トラップまたはサンプルガスクーラーと電子式凝縮水監視の組み合わせは、選ぶ装備バージョンによって異なります。

持ち運びを前提に選ぶ人には、サンプリングシステムを含む重量が約12kgで、外形寸法は仕様バージョンにより約450×315×250mmまたは約510×330×250mmという点も、購入時の判断材料になります。

ecom-J2KNpro ポータブル燃焼・排ガス分析計

燃焼排ガス分析計の選び方

HT-1210Nは温度測定の構成で選ぶ

HT-1210NはCO計測に加えて、排ガス中の温度や室内温度の計測もオプションで選べます。温度測定を含めるかどうかで、CO計測を中心とする構成と、温度計測を加えた構成に分かれます。

周囲温度センサを選ばない場合は、ゼロ校正中にプローブ先端の排ガス温度センサで測った温度が周囲温度として使われ、その値は次のゼロ校正まで固定されます。室内温度を計測対象に含めるか、ゼロ校正時の値を次の校正まで使うかが、選ぶオプションを分けるポイントです。

このサイトはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を掲載しています。