YAMAHAのオーボエ YOB-831とYOB-832の違い|オクターブ機構・追加キーで比較

YAMAHAのオーボエ YOB-831とYOB-832の違い|オクターブ機構・追加キーで比較

オフ 投稿者: せせら編集部

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YAMAHAのYOB-831とYOB-832は、どちらも高額なオーボエです。長く使う物なので、型番だけでは決めにくいですよね。

2機種はよく似ていますが、キーの動きと追加キーが異なり、慣れた指使いによって向く機種が分かれます。

まずは、2機種の早見表と現在のオクターブキーの操作方式を照らし合わせましょう。

ヤマハ2機種の早見表

今と同じオクターブキーの操作方式なら、指使いを変えずに済みます。

第1・第2を使い分ける人にはYOB-831、第2レバーを使わない人にはYOB-832がおすすめです。

YOB-832には追加機構が3つありますが、単純な上位機ではなく、現在の操作方式と実際に使う追加機構で決まります。

機種・価格音域の切替追加機構向く人主な強み購入前の確認
YOB-831
1,188,000円
第1・第2の切替キーを自分で押す方式(セミオート)YOB-832だけにある3つの追加機構はなし現在もセミオートを使う人
替え指の自由度を残したい人
機構が比較的単純
YOB-832より132,000円安い
音域に合わせて2つの切替キーを使い分ける
YOB-832
1,320,000円
2番目の切替レバーがなく、機構が切り替える方式(フルオート)右手3本の指でCを扱う機構、Fキーのローラー、低いBとCの連動キー現在もフルオートを使う人
追加機構のどれかが必要な人
2番目の切替レバーを使わない
追加機構を3つ搭載
機構が複雑なため、調整を任せられる技術者が必要

通販では在庫や納期が変わります。購入画面の販売条件を確かめてください。

YAMAHA オーボエ YOB-831
YAMAHA オーボエ YOB-831
YAMAHA オーボエ YOB-832
YAMAHA オーボエ YOB-832

セミオートはヤマハ831

YOB-831は第1・第2オクターブキーを奏者が押すセミオートで、今も同じ方式なら慣れた指使いを保てます。

替え指を使い分けたい人や、調整の複雑さを抑えたい人にはYOB-831がおすすめです。

弱点は第1・第2を音域に合わせて押し分けることで、現在フルオートの人はこの操作へ慣れ直す必要があります。

YOB-831は、初心者向けの低価格モデルや、フルオートから安さだけで乗り換える機種としてはおすすめしません。

フルオートはヤマハ832

YOB-832は第2オクターブレバーを使わないフルオートで、今も同じ方式なら慣れた操作のまま高い音域へ移れます。

3つの追加機構が必要な人にも向きますが、構造が複雑なぶん、調整は難しく狂いやすい面があります。重量と吹奏感も重めなので、初心者向けではありません。

自分のリードで試奏して指使いと重さを確かめ、近くに対応できる技術者がいないなら、YOB-832はおすすめしません。

ヤマハ832の追加キー

YOB-832だけに付く追加機構は3つです。判断材料は、自分の曲で使う運指と重なるかどうかです。

  • 右手トリプルCシステム:Cを右手の人差し指・中指・薬指のどれでも扱える機構
  • Fローラーキー:Fキー上のローラーに指を乗せ、周辺のキーへ滑らせる機構
  • 低いBとCが連動するキー(Low B-C連絡キー):低いBのレバーを押すと低いCのキーも閉じ、低いDからBへ指を移しやすくする機構

試奏では、Cを含む速い動き、Fの前後で指を横へ動かす箇所、低いDからBへの移動を順に吹きましょう。

使う場面がない機構は、価格差を払う理由になりません。普段の曲で必要な機構がある人にYOB-832がおすすめです。

ヤマハ2機種の共通点

YOB-831とYOB-832は素材と主なキーが共通で、YOB-832だけが素材まで上位になるわけではありません。

  • 木製の管体:響きを見て選別されたグラナディラ材
  • 指で押すキー:洋白という金属を鍛えて作り、表面は銀メッキ
  • 主な補助キー:さらに高い音域へ切り替える第3オクターブキー、左手Fキー、隣り合う音を素早く繰り返すトリルキー11種類など
  • ケースと手入れ用品:同じケースとカバー、リードケース、ドライバー、クロス、管内の水分を拭く布(スワブ)、コルクグリス

木材や付属品だけでYOB-832にする必要はなく、違いは音域の切替方式と追加機構です。

音色は個体、リード、調整、奏者で変わるため、仕様だけで優劣を決めず、最後は両方を試奏しましょう。

ヤマハ2機種の価格差

希望小売価格はYOB-831が1,188,000円、YOB-832が1,320,000円で、差額は132,000円です。管体とキーの材質は共通で、比較できる仕様差はオクターブ機構とYOB-832の3つの追加機構です。

今もセミオートを使い、追加機構が不要なら、132,000円安いYOB-831がおすすめです。

フルオートを続けたい人が安さだけでYOB-831へ変えると、第1・第2オクターブキーを押し分ける指使いへ変わるため、価格差があっても現在と同じフルオートのYOB-832がおすすめです。

ヤマハ2機種の試奏

天然木のYOB-831とYOB-832は同じ型番でも吹き心地に個体差があるため、自分のリードで同型番を複数本試奏しましょう。

試奏で確かめるのは、普段の指使いが出る曲を吹いたときの次の項目です。

  1. 自分のリードでの反応:音の出だし、息の抵抗感、音程を比べる
  2. 音域を切り替える操作:高い音域へ移る曲を吹き、セミオートとフルオートの指使いを比べる
  3. YOB-832の追加機構:3つのキーへ自然に指が届くか、普段の曲で使うかを確かめる
  4. 購入後の調整:初期調整の内容と、近くで修理や再調整を頼める店を確かめる

選定品でも自分に合うとは限らないため、指導者にも吹いてもらい、自分の感触と客席で聴いた差を比べましょう。

通販で確認するのは、販売元、納期、初期調整、保証、購入後の支援です。どれかが不明なら即決しないでください。

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QA

ヤマハ2機種のII表記は?

ヤマハの開発史では、2016年の第2世代をYOB-831/832IIと説明しています。一方、現在の日本公式ページはYOB-831/YOB-832表記なので、通販で世代まで確定したい場合は販売元へ製造時期や製造番号を確認してください。

ヤマハ2機種のリードは?

標準付属品にはリードケースがありますが、リード本体は記載されていません。販売セットによって内容が変わるため、購入ページでリードの有無を確認してください。

ヤマハ2機種の保証は?

オーボエはヤマハ管楽器安心アフターサポートの対象ですが、日本国内で新品を購入した個人が購入後1カ月以内に申し込む必要があります。通販では販売元、保証書、購入証明と申し込み可否を先に確認してください。

ヤマハL付きとの違いは?

YOB-831LとYOB-832Lは、上管内側にエボナイト管を入れたDuet+仕様で、非Lより55,000円高い別モデルです。ひび割れ対策ですが、割れない保証ではありません。

ヤマハ2機種の結論

YOB-831とYOB-832の価格差より、切替方式を変えたときの指使いと、追加機構を使う場面の有無が判断を左右します。

  • YOB-831:現在セミオートを使い、替え指の自由度や調整の単純さを求める人
  • YOB-832:現在フルオートを使う人、第2レバーなしの操作、3つの追加機構のどれかが必要な人
  • まだ買わない:操作方式の希望がなく、両方を試奏していない人

フルオートも追加機構も不要なら、132,000円の差額を払う必要はありません。

YAMAHA オーボエ YOB-831
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