
OMRON BU3002Rの200V UPS構成|負荷・保持時間・増設バッテリー
OMRON BU3002Rは、負荷と停電後の時間から増設台数を決めるのが難しいですよね。
結論は、実際に使う電力(W)と必要時間を表で照らし合わせると、本体と増設台数を決められます。
この記事では、UPS(無停電電源装置)の構成表と、200V電源や容量の条件を解説していきます。
200V UPS構成表
「本体のみ」はBU3002Rを1台、「増設」はBUM3002Rを追加する構成です。
表の数値は25℃・新品初期状態の参考値。必要時間の2倍以上を確保する条件で比べています。
| 実負荷(W) | 5分必要 | 10分必要 | 15分必要 | 30分必要 |
|---|---|---|---|---|
| 400W | 本体のみ | 本体のみ | 本体のみ | 増設1台 |
| 600W | 本体のみ | 本体のみ | 本体のみ | 増設1台 |
| 800W | 本体のみ | 本体のみ | 増設1台 | 増設1台 |
| 1000W | 本体のみ | 増設1台 | 増設1台 | 増設1台 |
| 1200W | 本体のみ | 増設1台 | 増設1台 | 増設2台 |
| 1400W | 本体のみ | 増設1台 | 増設1台 | 増設2台 |
| 1600W | 増設1台 | 増設1台 | 増設1台 | 増設2台 |
| 1800W | 増設1台 | 増設1台 | 増設1台 | 増設3台 |
| 2000W | 増設1台 | 増設1台 | 増設2台 | 増設3台 |
| 2300W | 増設1台※ | 増設1台※ | 増設2台※ | 増設3台※ |
| 2700W | 増設1台※ | 増設2台※ | 増設2台※ | 別構成 |
※2300Wと2700Wは容量の余裕が少ないため、保持時間を満たしても上位機まで含めた再選定が必要でしょう。
保持時間でUPS構成を決定
保持時間は温度や電池劣化、放電回数で短くなります。新品時は必要時間の2倍以上を基準にしてください。
1000Wで10分必要なら、基準は20分。本体17分では足りないため、63分の増設1台が必要です。
1800Wで30分なら基準は60分です。増設2台の58分では2分不足し、3台なら87分。
2700Wで30分必要なら、増設3台でも53分しかありません。BU3002Rでは基準に届かず、上位機が必要でしょう。
UPSの200V電源と負荷
施設側には200~240V電源が必要です。受け口は20Aロック式のNEMA L6-20R。
入力プラグはNEMA L6-20Pです。出力口はC13形式が8口、C19形式が2口あります。
容量は3000VA・2700Wが上限。VAは電圧と電流から表す電力容量です。
W合計とVA合計に1.2~1.5倍の余裕があればBU3002Rがおすすめです。余裕がなければ上位機まで含めた再選定が必要でしょう。
- C13/C19用コードは、機器の端子、使用電圧、コード定格をそろえてください。
- 固定配線が必要なら、端子台型BU3002RHがおすすめです。
- 2300W以上では、BU5002Rを含む上位機がおすすめです。
- 100V出力にしても、入力は200~240Vのままです。
- 100V出力時の上限は1500VA・1350Wです。
- 100V出力中にバイパス運転へ切り替わると、機器保護のため出力が止まります。
UPS電池の増設と設置
BUM3002Rは1台で2U、約45kgです。Uはラックの高さで、増設は最大3台まで。
| BUM3002R増設台数 | 合計高さ | 合計重量 | 90%充電 | 満充電 |
|---|---|---|---|---|
| 0台 | 2U | 約31kg | 8時間以下 | 12時間以下 |
| 1台 | 4U | 約76kg | 24時間 | 32時間 |
| 2台 | 6U | 約121kg | 40時間 | 52時間 |
| 3台 | 8U | 約166kg | 56時間 | 72時間 |
本体後方には、配線用の空間が200mm必要です。ラックレールの対応範囲は557~891mm。
横置きでは増設ユニットを重ねられません。ラックと床の耐荷重、搬入人数を事前に確認してください。
UPS電池の増設と交換
BUM3002Rは停電時の保持時間を延ばす製品です。BUB3002Rは劣化した電池の交換部品。
初回構成で時間を延ばすならBUM3002Rがおすすめです。BUB3002Rは本来の保持時間へ戻す交換専用部品です。
BU3002R本体で使うBUB3002Rは1個。BUM3002Rは1台につき2個なので、総数は1、3、5、7個になります。
交換目安は25℃で5年、30℃で3.5年、35℃で2.5年、40℃で1.7年です。高温になるほど交換時期は早め。

UPS監視と機器停止
サーバーが1台なら、付属の直接通信用ケーブル(RS-232C)と無料のPowerAttendantで自動停止できます。
複数サーバーや遠隔監視には、ネットワーク監視カードSC22がおすすめです。UPSの状態確認と停止制御を担うカード。
仮想サーバーの停止順序まで制御する場合は、SC22と有料ソフトPA10V VirtuAttendantが必要でしょう。
保持時間内にサーバーと保存装置が停止するよう設定してください。導入前には使用中のOS対応も確認してください。
Q&A
BU3002Rの瞬断時間
通常モードは無瞬断です。省電力運転(ECOモード)は15ms以内、バイパス切替は4ms以内。
冗長電源の負荷計算
電源ユニットが2基でも、機器の最大消費電力が自動で2倍にはなりません。構成全体のWとVAを足して計算してください。
BU3002Rの保証登録
本体保証は3年です。バッテリーの3年間無償提供には、購入後1カ月以内の登録が条件。
BU3002Rの運転音
商用運転は50dB以下、停電時の電池運転は55dB以下です。静かな場所へ置くなら、この運転音を見込んでください。
条件別のUPS購入判断
長い保持時間が必要なら、表で選んだ台数のオムロンのBUM3002Rがおすすめです。BUB3002Rは交換専用品。
固定配線では端子台型BU3002RHが必要です。2300W以上や2700Wで30分なら、BU5002Rを含む再選定が必要でしょう。
サーバー1台は無料のPowerAttendantで自動停止できます。複数台はSC22、仮想環境はSC22とPA10Vが必要。
200~240V電源があり、容量と必要時間を満たすなら、オムロンのBU3002Rがおすすめです。短時間なら本体だけで構成できます。

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