
水生昆虫図鑑はどれ?網羅版・携帯版を用途別に比較
水生昆虫図鑑は、厚い本ほど広く調べられるとは限りません。収録する虫や成長段階が本ごとに違うので、迷いますよね。
水生甲虫や水生カメムシを写真で探すなら、『日本の水生昆虫』が第一候補です。
川へ持ち出すなら総合ハンドブック、詳しく調べるなら検索図鑑や分類群別の本が向いています。
調べたい虫と利用場所に合う水生昆虫図鑑を、分かりやすくまとめてみました。
おすすめ早見表
| 読者の条件 | おすすめ商品 | 選定理由 |
|---|---|---|
| 写真で広く調べたい | 文一総合出版 日本の水生昆虫 | 水生甲虫と水生カメムシを収録 |
| 専門的に同定したい | 東海大学出版部 日本産水生昆虫 第二版 | 11目141科を検索可能 |
| 川へ携帯したい | 文一総合出版 新訂 水生生物ハンドブック | 身近な約75種を収録 |
| 水生甲虫を調べたい | 文一総合出版 ゲンゴロウ・ガムシ・ミズスマシハンドブック | 160種1亜種を掲載 |
| 水生カメムシを調べたい | 文一総合出版 タガメ・ミズムシ・アメンボ ハンドブック | 89種2亜種を掲載 |
| ヤゴを調べたい | 文一総合出版 ヤゴハンドブック | 終齢幼虫121種を掲載 |
日本の水生昆虫
A5判352ページの本格図鑑で、写真を頼りに調べたい一般愛好家向けです。
水生甲虫と水生カメムシを中心に、485種・亜種を生体写真で紹介しています。
幼虫や生息環境も分かりますが、ヤゴや川虫は収録されていません。
日本産水生昆虫第二版
研究や環境調査で、科・属・種まで調べたい人におすすめです。
日本産水生昆虫11目141科を収録し、形の特徴から幼虫と成虫を絞り込めます。
写真中心の入門書とは用途が違います。購入するなら第二版です。

水生生物ハンドブック
新書判80ページで、身近な川へ持ち出せる総合図鑑です。
水生昆虫を含む約75種を収録し、写真上の矢印で識別点を示しています。
水質を示す12段階の目盛りもありますが、詳しい種の特定には収録数が足りません。

水生甲虫ハンドブック
ゲンゴロウ、ガムシ、ミズスマシを現地で調べたい人向けです。
水生甲虫160種1亜種に加え、成虫の多方向写真や幼虫も載っています。
水生カメムシなら第2巻、ヤゴなら第3巻がおすすめです。

タガメ類ハンドブック
タガメ、タイコウチ、ミズムシ、アメンボを調べたい人向けです。
収録数は13科89種2亜種で、生体の多方向写真と幼虫写真も載っています。
紙版と固定レイアウトの電子版があります。水生甲虫やヤゴは別巻です。

ヤゴハンドブック
池や学校プールで見つけたヤゴを調べたい人におすすめです。
本州を中心とする終齢幼虫121種と、それに対応する成虫写真を収録しています。
終齢幼虫が主な対象なので、若齢幼虫では種まで特定しにくいことがあります。

主要6冊を比較
| 比較項目 | 文一総合出版 日本の水生昆虫 | 東海大学出版部 日本産水生昆虫 第二版 | 文一総合出版 新訂 水生生物ハンドブック | 文一総合出版 ゲンゴロウ・ガムシ・ミズスマシハンドブック | 文一総合出版 タガメ・ミズムシ・アメンボ ハンドブック | 文一総合出版 ヤゴハンドブック |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 主な収録対象 | 水生甲虫・カメムシ | 水生昆虫11目 | 身近な川の生物 | 水生甲虫 | 水生カメムシ | ヤゴ |
| 収録規模 | 485種・亜種 | 141科 | 約75種 | 160種1亜種 | 89種2亜種 | 121種 |
| 成長段階 | 成虫・幼虫 | 成虫・幼虫 | 主な水生段階 | 成虫・幼虫 | 成虫・幼虫 | 終齢幼虫中心 |
| 同定方法 | 写真・検索図 | 検索表 | 写真・識別点 | 写真・部分比較 | 写真・部分比較 | 写真・検索表 |
| 判型 | A5判 | 大型専門書 | 新書判 | 新書判 | 新書判 | 新書判 |
| ページ数 | 352ページ | ― | 80ページ | 176ページ | 132ページ | 120ページ |
| 専門度 | 中級 | 専門 | 入門 | 中級 | 中級 | 中級 |
| 主な利用場所 | 自宅・観察会 | 研究・環境調査 | フィールド | フィールド | フィールド | 池・学校 |
専用図鑑が合う用途
- 小学校低学年の生態学習には『水生昆虫のひみつ』がおすすめ
- 水の無脊椎動物全般を学ぶなら『[新版]水の生物 DVDつき』が向く
- 川虫の成虫を調べるなら『原色 川虫図鑑 成虫編』がおすすめ
- 川虫の幼虫を調べるなら幼虫編が必要
迷ったときの結論
- 写真中心の網羅版なら文一総合出版『日本の水生昆虫』がおすすめ
- 検索中心の専門版なら東海大学出版部『日本産水生昆虫 第二版』がおすすめ
- 持ち歩く総合図鑑なら文一総合出版『新訂 水生生物ハンドブック』が向く
- 水生甲虫なら文一総合出版『ゲンゴロウ・ガムシ・ミズスマシハンドブック』がおすすめ
- 水生カメムシなら文一総合出版『タガメ・ミズムシ・アメンボ ハンドブック』がおすすめ
- ヤゴなら文一総合出版『ヤゴハンドブック』がおすすめ

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