
和声学の入門書おすすめ6選|独学・課題・作曲・アレンジ別に比較
和声学の入門書を探すと、課題中心の本と作曲向けの本が並び、どれが自分に合うのか迷いますよね。
独学の導入には読みやすい本、音大の課題には四声体を扱う本がおすすめです。
作曲や編曲が目的なら、コード理論やリハーモナイズを扱う本が役立つでしょう。
この記事では、目的別におすすめの和声学入門書と、それぞれの違いを解説していきます。
おすすめ早見表
| 読者の条件 | おすすめ書籍 | 選定の決め手 |
|---|---|---|
| 初めて独学する | ヤマハ|和声法がさくさく理解できる本 | 音名や音階から学べる |
| 課題の基礎を固める | ヤマハ|演奏につなげる 和声 入門ワーク | 穴埋め問題で練習できる |
| 音大水準で学ぶ | 音楽之友社|和声―理論と実習 Ⅰ | 四声体を本格的に学べる |
| 鍵盤で体得する | 音楽之友社|鍵盤和声 和声の練習帖 | 手の形と響きを結び付ける |
| 作曲に応用する | リットーミュージック|コード理論大全 | 現代的なコードまで網羅 |
| アレンジに使う | リットーミュージック|動画で学ぶ! はじめてのリハーモナイズ | 曲調の変化を動画で学べる |
さくさく理解本
『和声法がさくさく理解できる本』は、独学で和声に初めて触れる人におすすめです。
音名や音階から始まり、転調や和音以外の音まで学べる内容になっています。
読みやすさを重視した本なので、四声体の課題を数多く解きたい人には物足りないでしょう。

演奏につなげる和声
『演奏につなげる 和声 入門ワーク』は、本格的な和声課題へ進む前の準備におすすめです。
判型はB5判、ページ数は112ページです。穴埋め問題とやさしい課題で基礎を固められます。
専門理論を網羅した本ではなく、音大水準まで1冊で学びたい人には内容が足りません。

理論と実習Ⅰ
和音の配置やつなぎ方、曲の区切り、転回形など、古典的な和声を扱う教科書です。
音大の授業や受験を意識して、本格的に学びたい人に向いています。
完全初心者には難しめです。別巻は課題の実施例で、Ⅰ巻とは役割が異なります。

鍵盤和声の練習帖
『鍵盤和声 和声の練習帖』はB5判で、ページ数は104ページです。
手の形と音の響き、音の動きを結び付けながら、ピアノで和声を学べます。
一方で、筆記課題やポピュラー系のコード理論を広く扱う本ではありません。

コード理論大全
『コード理論大全』は、音程から転調、テンション、コードに合う音階までを扱います。
ページ数は416ページで、作曲やDTMのコード理論を基礎から応用まで学べる一冊です。
情報量が多いため、短期間で概要だけを学びたい人には重いでしょう。四声体課題の対策本でもありません。

動画で学ぶリハモ
リハーモナイズとは、旋律に付けるコードを替えて、曲の印象を変える方法です。
本書では17種類の方法を動画付きで学べるため、理論を編曲へ結び付けたい人に向いています。
ただし、和声学全体を順番に学ぶ教科書ではありません。

主要6冊を比較
| 比較項目 | ヤマハ|和声法がさくさく理解できる本 | ヤマハ|演奏につなげる 和声 入門ワーク | 音楽之友社|和声―理論と実習 Ⅰ | 音楽之友社|鍵盤和声 和声の練習帖 | リットーミュージック|コード理論大全 | リットーミュージック|動画で学ぶ! はじめてのリハーモナイズ |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 主な学習系統 | クラシック | クラシック | クラシック | 鍵盤和声 | ポピュラー | アレンジ |
| 開始時の目安 | 初心者 | 基礎段階 | 楽典習得後 | 鍵盤経験者 | 初心者以上 | コード基礎後 |
| 学習形式 | 読み物 | ワーク | 教科書・課題 | 鍵盤実習 | 教科書・問題 | 動画・実例 |
| 主な到達範囲 | 転調・和音外音 | 和声課題の基礎 | 古典和声の基礎 | 響きの体得 | 高度なコード | コードの置換 |
| 課題・練習 | 少量 | 穴埋め中心 | 豊富 | 鍵盤練習 | 練習問題 | 実例中心 |
| 音源・動画 | なし | なし | なし | なし | 譜例音源 | 動画 |
| 判型・ページ数 | A6・192ページ | B5・112ページ | B5・168ページ | B5・104ページ | B5変形・416ページ | B5・128ページ |
候補を広げるなら
- 四声体の課題量を増やすなら『和声法がぐんぐん身につく本』
- 短い項目で復習するなら『絶対!わかる 和声法100のコツ』
- 楽器編成まで学ぶなら『実践コード・ワーク 完全版 アレンジ編』
- 作曲理論を段階的に学ぶなら『実践コード・ワーク 完全版 理論編』
- ジャズに対象を絞るなら『ジャズスタディ 渡辺貞夫』
迷ったときの結論
『さくさく』と『入門ワーク』は導入向けです。読みやすさを求めるなら前者、課題形式なら後者がおすすめです。
『理論と実習Ⅰ』は筆記課題、『鍵盤和声』はピアノで響きを学ぶ人に向いています。
作曲なら『コード理論大全』、編曲なら『動画で学ぶリハモ』がおすすめです。
- ヤマハ|和声法がさくさく理解できる本
- ヤマハ|演奏につなげる 和声 入門ワーク
- 音楽之友社|和声―理論と実習 Ⅰ
- 音楽之友社|鍵盤和声 和声の練習帖
- リットーミュージック|コード理論大全
- リットーミュージック|動画で学ぶ! はじめてのリハーモナイズ

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