
Fluke 773は必要?771・KEW 2500・a3004 FCと比較
4-20mAの信号を測るだけなら、Fluke 773ほど多機能な機種が必要とは限りません。
一方、信号の発生や模擬まで行うなら、測定専用機では足りません。
Fluke 773は、微小な直流電流の測定に加えて、mA信号の発生や直流電圧まで扱えるのが特徴です。
この記事ではFluke 773と有力な代替機を比べながら、用途ごとにどれが向くか整理します。
おすすめ早見表
| 条件 | おすすめ商品 | 決め手 | 対応範囲 |
|---|---|---|---|
| 測定と信号発生を1台で行いたい | Fluke 773 | mA発生・模擬 | 4-20mA、直流電圧 |
| 4-20mAを測れれば十分 | Fluke 771 | 回路を切らずに測定 | 4-20mA直流 |
| 費用を抑えて高精度に測りたい | KYORITSU KEW 2500 | 0.01mA分解能 | 0.01~120mA直流 |
| 無線で記録したい | Fluke a3004 FC | 無線送信・記録 | 4-20mA直流 |
Fluke 773
4-20mAの測定と信号試験を1台で行うなら、Fluke 773がおすすめです。
0.01mA単位で測れ、mA信号の発生や機器の信号を再現する模擬機能も備えています。
直流電圧の測定と発生にも対応しており、Fluke 771やKEW 2500より1台で扱える範囲が広めです。
校正証明書付きの商品は、証明書が必要な現場向けです。通常用途では通常品が基本候補です。
Fluke 771
4-20mAを回路を切らずに測れれば十分なら、Fluke 771がおすすめです。
最小分解能は0.01mAで、微小な電流信号の変化も数値で追えます。
mA信号の発生や模擬は備えていないため、信号試験まで行う用途ではFluke 773が向いています。

KEW 2500
KYORITSU KEW 2500は、4-20mAを高精度で測りたい人におすすめの他社製品です。
0.01~120mAの直流電流に対応し、最小分解能は0.01mAです。
最大6mmの導体を測るなら、4.5mmのFluke 773よりKEW 2500が向いています。
信号発生や模擬も必要な用途では、それらを備えたFluke 773がおすすめです。

a3004 FC
Fluke a3004 FCは、4-20mAの測定値を無線で記録・共有したい人に向いています。
測定データを無線で送れるため、離れた場所での記録や共有を重視する用途に適しています。
無線記録が必要ならa3004 FC、信号発生まで必要ならFluke 773がおすすめです。

主要仕様を比較
| 比較項目 | Fluke 773 | Fluke 771 | KYORITSU KEW 2500 | Fluke a3004 FC |
|---|---|---|---|---|
| 回路を切らない4-20mA測定 | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 最小分解能 | 0.01mA | 0.01mA | 0.01mA | 0.01mA |
| 代表的な測定確度 | ±0.2%級 | ±0.2%級 | ±0.2%級 | ±0.2%級 |
| 最大クランプ電流 | 100mA | 100mA | 120mA | 約100mA |
| 対応導体径 | 4.5mm | 4.5mm | 6mm | 4.5mm級 |
| mA直列測定 | ○ | × | × | × |
| mA信号発生 | ○ | × | × | × |
| mA信号模擬 | ○ | × | × | × |
| 直流電圧測定 | ○ | × | × | × |
| 直流電圧発生 | ○ | × | × | × |
| 無線・記録 | × | × | × | ○ |
Fluke 773の結論
- 4-20mAの測定中心ならFluke 771かKYORITSU KEW 2500
- 信号発生や模擬も行うならFluke 773
- 無線記録が必要ならFluke a3004 FC
- 一般的なAC/DCクランプメーターは4-20mA計装用途の代用にならない
Fluke 773の強みは、測定、mA信号の発生・模擬、直流電圧を1台で扱えることです。
4-20mAを測るだけならFluke 771やKEW 2500で足り、無線記録ならFluke a3004 FCが適しています。

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