
Fluke 787Bと789の違い|24Vループ電源・HART用250Ω抵抗・SpanCheckで比較
Fluke 787Bと789の選び分けは迷いますよね。
どちらも4〜20mAの電流を測れます。
単体試験なら789がおすすめです。789だけが本体から24Vを送れます。
Fluke 787B/789
Fluke 787Bと789は、電流を測り、決めた値の電流を出す機器です。
HART通信は、機器情報を読み書きする通信です。789は通信に必要な抵抗を内蔵しています。
2線式送信器へ24Vを供給できるのは、789だけ。
SpanCheckは、4mAと20mAへ切り替える操作です。両方で使えます。
・Fluke 725と726の違い|精度・RTD・パルス出力を比較
Fluke 789向き
Fluke 789は、作業台で2線式送信器を単体試験する人向けです。
- 取り外した送信器を作業台で動かす
- 現場で別の24V電源を持ち歩きたくない
- 外部のHART通信器も使う
789なら、24Vの供給とHART用250Ω抵抗を1台で用意できます。
ただし、789だけでHART機器を設定できません。別のHART通信器が必要です。

Fluke 787B向き
Fluke 787Bは、制御盤の信号確認や通電中の設備点検が中心の人向けです。
- 制御盤の入力へ電流を出し、表示を確認する
- 稼働中の設備で流れている電流を測る
- 設備側の24V電源で送信器の動きを再現する
787Bでも、電流を測り、決めた値の電流を出せます。
送信器への給電が必要なら、789が必要です。

Fluke 789の電源
789の24Vループ電源は、送信器を動かし、流れる電流を測る機能です。
作業台の単体試験なら、別の24V電源は不要です。持ち運ぶ機材も減らせます。
電流を出すだけなら、787Bで足ります。分かれ目は、送信器への給電が必要かどうか。
Fluke 789のHART
789は24Vループ電源時に、250Ω抵抗を入れられます。
この抵抗は、外部HART通信器をつなぐ条件を作ります。
789はHART通信器ではありません。設定には別の通信器が必要です。
・Fluke 753と754の違い|HART通信の有無・校正機能を比較
Fluke校正証明書
標準の787Bと789に、校正証明書が付くとは限りません。
試験成績書が必要なら、証明書付きCALモデルか国内校正を指定します。
書類の種類と納期は、発注前に確認しましょう。
QA
787B/789の10V出力
出せません。787Bと789が出力するのは電流です。
0〜10Vの信号を発生する作業に必要なのは、電圧出力に対応した別の校正器。
試験結果を自動保存できる?
試験結果の自動保存には対応していません。
787Bと789の役割は、電流ループの測定と発生です。
記録を残す用途に必要なのは、ドキュメンティング校正器。
Flukeの購入結論
単体試験ならFluke 789です。24Vループ電源時は250Ω抵抗も使えます。
通電中の点検ならFluke 787Bで十分です。電流測定と発生は共通です。
決め手は、送信器へ24Vを供給する単体試験の有無。HART設定には別の通信器が必要です。書類と納期も確認しましょう。
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