
昆虫標本作家におすすめの展足ピン|太さ・長さ・頭部形状の違い
昆虫標本を作り始めると、展足ピンの太さや長さで迷いますよね。号数が大きいほど針は太くなり、頭部の形によって持ちやすさや使う場面も変わります。
細い針を選べば標本を傷めにくいとは限りません。小さな虫に太い針を使えば穴が目立ちますし、大型甲虫に細い針を使えば固定が安定しません。
昆虫標本作家が使う展足ピンを探すなら、40mm前後の有頭針を中心に、虫の大きさと展足板での作業内容を合わせるのが実用的です。商品データをもとに、号数、長さ、頭部形状ごとの違いをまとめます。
展足ピンの基本
昆虫針は、00号の約0.30mmから6号の約0.65mmまで、号数が上がるほど太くなります。小型の標本には00号や0号、大型甲虫には4号以上という分け方が基本です。
今回の商品では00号から6号までの有頭針が、全長約40mmでそろっています。太さを変えても長さはほぼ同じ。虫の大きさと針穴の目立ち方で号数を決める形ですね。
頭部は、針の後端に頭がある有頭タイプ、丸いパール頭が付いた玉針、頭のない無頭タイプに分かれます。主ピンとして使うのか、脚や翅を押さえる補助針なのかで、適した形が変わります。
商品の早見表
展足用の商品を太さと長さで並べます。表の太さは商品データに記載された値で、価格は2026年9月27日時点の参考価格です。
| 商品 | 太さ | 長さ | 頭部 | 入数 | 参考価格 |
|---|---|---|---|---|---|
志賀 有頭00号 | 0.30mm | 約40mm | 有頭 | 100本 | 1,673円 |
志賀 有頭0号 | 0.35mm | 約40mm | 有頭 | 100本 | 1,453円 |
insectech 有頭1号 | 約0.40mm | 約40mm | 有頭 | 100本 | 1,298円 |
insectech 有頭2号 | 約0.45mm | 約40mm | 有頭 | 100本 | 740円 |
志賀 有頭3号 | 0.50mm | 約40mm | 有頭 | 100本 | 1,091円 |
志賀 有頭4号 | 0.55mm | 約40mm | 有頭 | 100本 | 1,244円 |
insectech 有頭5号 | 約0.60mm | 約40mm | 有頭 | 100本 | 1,000円 |
insectech 有頭6号 | 約0.65mm | 約40mm | 有頭 | 100本 | 1,034円 |
insectech 玉針 | 約0.60mm | 約30mm | パール頭 | 50本 | 330円 |
志賀 展翅用玉針 No.240 | 記載なし | 約30mm | 玉針 | 50本 | 722円 |
ロング玉針 | 約0.60mm | 約45mm | パール頭 | 50本 | 330円 |
YFFSFDC 1# | 0.32mm | 約40mm | 記載なし | 約100本 | 750円 |
YFFSFDC 2# | 0.38mm | 約40mm | 記載なし | 約100本 | 750円 |
D.SigiYa | 約0.45mm | 約40mm | 丸頭 | 約100本 | 599円 |
価格は販売時期によって変わります。特に玉針や汎用標本ピンは出品者による差も出やすいため、注文時の価格と入数を見直してください。
標準の太さ
2号は約0.45mm、3号は0.50mm、4号は0.55mmです。展足ピンを初めて買う人が複数の虫へ使うなら、2号から4号の範囲が中心になります。

迷った時に一種類だけ置くなら、私は3号をおすすめします。 0.50mmなら細い標本専用になりにくく、甲虫の脚を整える補助にも使えます。大型種だけを扱う場合は4号へ上げます。

志賀昆虫普及社の3号はSUS316製で、全長約40mm、100本入り、参考価格1,091円です。2号より少し強く、5号や6号ほど針穴が大きくなりません。
2号には参考価格740円の商品があり、まず本数をそろえたい人には価格面の利点があります。太さ約0.45mmなので、小型から中型の標本を中心に作る人へおすすめです。

汎用ピンの位置づけ
YFFSFDCには、太さ0.32mm、0.38mm、0.45mmのステンレス製標本ピンがあります。長さは約40mmで、収納ケース付き。商品データでは持ち手部分がゴムで保護されています。

細い0.32mmは小型標本向け、0.38mmはその中間、0.45mmは2号に近い太さです。ただし、志賀昆虫針の号数表記ではないため、同じ号数として混ぜて管理しない方がよいでしょう。

D.SigiYaは太さ約0.45mm、長さ約40mm、丸頭のステンレス製標本ピンで、約100本入り、参考価格599円です。丸頭をつまんで作業したい人にはD.SigiYaがおすすめです。

ただ、昆虫針として長く規格をそろえるなら、太さと号数が明記された志賀系の商品がおすすめです。汎用品は価格やケースを重視する時の補助用として使います。

最後の結論
小型の昆虫や針穴を目立たせたくない標本には、志賀昆虫普及社の有頭00号、0号、またはinsectechの1号がおすすめです。細さを重視するなら00号、少し幅広く使うなら1号にします。

標本作家が最初に一袋そろえるなら、有頭3号がおすすめです。約0.50mm、全長約40mm、100本入りで、小型専用にも大型専用にも寄りすぎません。細い標本が多い人は2号へ下げます。


大型甲虫の標本を中心に作るなら、4号から6号を使い分けます。 脚の固定には45mmのロング玉針も便利ですが、鉄製で錆びる注意があるため、長期保存の主ピンにはステンレス製の有頭針をおすすめします。



展足板で脚や翅を押さえる補助針を足すなら、30mmの玉針です。有頭、無頭、玉針を同じ針としてそろえるのではなく、主ピンは40mm、補助は30mmまたは45mmに分けると、必要な商品がはっきりします。

関連記事
- とんぼ玉作家のグラファイト棒おすすめ|径・長さ・純度を比較

- 電子ピアノの譜面立てをなくした|差込幅・対応機種と交換品の探し方

- プロタゴラスの翻訳おすすめ3選|読みやすさと注釈で比較

- チェロ用エンドピンストッパーおすすめ6選|径・固定方式・材質で比較

- プラモデル塗装用クリップスタンドおすすめ5選|開口幅・棒の長さ・収納本数を比較

- 陶芸作家向け粘土厚みゲージおすすめ|測定範囲・目盛間隔・材質を比較

- 月の満ち欠け図鑑おすすめ6選|観察目的別に選ぶ本

- Nゲージ用DCパワーパックおすすめ6選|出力・制御方式・端子で比較

- 自省録の翻訳おすすめ4選|神谷訳と鈴木訳を比較

- Focal UtopiaとStelliaの違い|開放型・密閉型と使用環境で比較












