
陶磁器の釉薬 解説書おすすめ2選|調合例と焼成の仕組み
釉薬の本を探していると、色や質感の見本を見たいのか、原料や焼成の仕組みまで理解したいのかで、手に取りたい一冊が変わります。陶芸を始めたばかりの人ほど、ここは迷いやすいところですよね。
この2冊は扱う内容が異なります。釉薬づくり入門は釉薬の調合例を扱い、やきものの科学は粘土・焼成・釉薬の化学的な仕組みを扱います。どちらも釉薬を学ぶ本ですが、中心となる内容には違いがあります。
価格は商品データにある2026年9月27日時点のAmazon価格です。販売時期や電子書籍の価格改定で変わるため、購入時に表示価格をご確認ください。
釉薬づくり入門
『釉薬づくり入門』は、深海宗佑著、誠文堂新光社刊。2023年12月発売の176ページで、基礎釉と色釉の調合例を掲載しています。
気になる色を見つけたときは、配合と結果を見比べると、次に試す条件の見当を付けやすくなるでしょう。
同じ調合でも、材料や窯、焼成条件が違えば色や質感は変わります。

やきものの科学
『やきものの科学』は、樋口わかな著、誠文堂新光社刊。粘土・焼成・釉薬を扱い、器ができるまでに関わる材料と変化も幅広く解説しています。商品データ上の刊行日は2021年5月25日、形式はKindle版です。
釉薬の仕組みを知ると、配合の結果を眺めるだけでなく、原料や成分の考え方をつかむ手がかりになります。
釉薬の見た目を考えるときは、材料や焼成の知識をもとに状態の理由を考える方法もあります。
釉薬の調合にまだ慣れていない人には、専門的な内容が少し難しく感じられるかもしれません。ただ、釉薬の色が出る仕組みや土・焼成との関係まで知りたい人には、陶芸全体を理解する手がかりになります。
釉薬に加えて、粘土の性質や成形、焼成で起きる変化も学びたい人にも向いています。

結論
釉薬の調合例を見ながら学びたいなら、『釉薬づくり入門』がおすすめです。調合を試すときの参考書として使いやすいでしょう。
釉薬や焼成の仕組みを理解したいなら、『やきものの科学』がおすすめです。釉薬を粘土や焼成と切り離さず学べるので、調合の理由や結果を理論から考えたい人に合います。
まず一冊だけなら、釉薬の調合例を知りたい人は『釉薬づくり入門』、焼成結果の理由まで掘り下げたい人は『やきものの科学』を選ぶと目的に沿います。どちらも釉薬の学びを深める本ですが、前者は調合例、後者は仕組みに重心があります。
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