日本画家向け、粒度と白さで選ぶ胡粉おすすめ3選

日本画家向け、粒度と白さで選ぶ胡粉おすすめ3選

オフ 投稿者: せせら編集部

この記事を書いている人(せせら)

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胡粉はどれも白い粉に見えますが、粒子の細かさや膠の入り方で、塗り重ねたときの表情や準備の手間が変わります。白さだけで決めると描きたい質感とずれることもありますよね。

胡粉の粒度は、岩絵具のように番号で分けて選べる商品ばかりではありません。紹介する3商品は、白麗印300gと500g、上羽の粉末胡粉500gです。

商品粒度・形状白さ・用途容量参考価格
ナカガワ胡粉 白麗印 300gナカガワ胡粉 白麗印 300g粉末・膠入り温かみのある白、下地にも300g2,119円
ナカガワ胡粉 白麗印 500gナカガワ胡粉 白麗印 500g粉末・膠入り温かみのある白、下地にも500g2,970円
上羽 粉末胡粉上羽 粉末胡粉粉末ホワイト500g1,076円

価格は2026年9月28日時点の参考価格です。販売時期や店舗によって変わります。

白麗印300g

白麗印300gは、膠を加えずにぬるま湯で溶いて使える胡粉です。空擦り、膠練り、百叩きの工程が不要です。胡粉の扱いに慣れていない方や、下地作りを手早く進めたい方には白麗印がおすすめです。

定着がよく、ひび割れや剥落を起こしにくい胡粉です。白色絵具として使えるほか、上に重ねる絵具の発色を良くします。

300gの参考価格は2,119円です。まず小さめの容量で使い勝手を確かめたい方や、作品数が多くない方なら、このサイズから始めると余らせにくいでしょう。

ナカガワ胡粉 白麗印 300g
ナカガワ胡粉 白麗印 300g

白麗印500g

白麗印500gは、300gと同じ膠入り胡粉の大容量です。使い方や白さは共通です。描く量が多い方や、下地と白絵具の両方に継続して使う方には500gがおすすめです。

参考価格は2,970円で、300gより850円高い一方、容量は200g増えます。300gを複数回買う場合より割安ですが、使い切れる量かも考えておきたいところです。

白麗印は弱アルカリ性です。ドーサ引きで酸性になった和紙を中性に戻し、劣化を遅らせます。下地にまとまった量を使う日本画家には、容量のメリットが出やすい商品です。(白麗印の製品情報)

作品の白を温かみのある色調にそろえたい方にも白麗印がおすすめです。300gと500gは中身の性格が同じなので、購入量は制作頻度や下地に使う面積で決めましょう。

ナカガワ胡粉 白麗印 500g
ナカガワ胡粉 白麗印 500g

上羽 粉末胡粉

上羽の粉末胡粉は500g入りで、参考価格は1,076円。今回の候補では価格を抑えやすい商品です。

上羽の粉末胡粉の色はホワイトです。

日本画向けでない品

面胡粉1kgは牡蠣や蛤の殻を粉にした商品で、参考価格は1,299円です。木目込人形やだるまの下塗りに使われますが、貝殻由来の灰色粒子を含み、真っ白ではないため日本画用には不適です。

容量が多く価格が手頃でも、日本画の白としては使わないでください。白さを重視する用途には、用途が明記された日本画用胡粉を選びましょう。

紙の下地や白の重ね塗りでは、灰色の粒子が作品の見え方に影響します。人形の下塗り向けの商品と日本画用の絵具は、用途を分けて考える必要があります。

結論

膠を練る手間を省き、温かみのある白を下地にも使いたい方には白麗印がおすすめです。試しやすい300gか継続使用向けの500gかは、制作量に合わせて決めましょう。

粒度番号による細かな使い分けを求めるなら、胡粉ではなく岩胡粉も比較対象になります。白さだけで決めず、粒子感と膠の有無を制作内容に結びつけると、必要な胡粉が絞れます。

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