
弦楽器製作職人向け 指板加工用アールゲージおすすめ5選|対応曲率・測定機能で比較
指板加工やセットアップでRを合わせるとき、ゲージの曲率が手元のネックと合わなければ測定の意味が薄れてしまいます。細かなR刻印の読みやすさや、弦を張ったまま当てられる形状も作業のテンポに関わります。
アールゲージは、指板の断面カーブを数値で照合するための道具です。Rの数値が小さいほど丸みが強く、大きいほど平らになります。インチ表記とミリ表記が混在するので、製品ごとの対応範囲を確認しておきたいところ。
5製品は曲率の数、寸法、弦高やフレット高の測定機能に違いがあります。価格は2026年9月28日時点のAmazon参考価格で、時期により変わります。
早見表
曲率の刻印が明確な製品は、対応Rを並べて比較できます。寸法が示されている製品はゲージの外形も載せました。R数値を細かく揃えるか、別の測定機能を一緒に使うかで候補が分かれます。
| 商品 | 曲率・仕様 | ゲージ寸法 | 参考価格 |
|---|---|---|---|
MUSIC NOMAD MN603 | 7.25、9.5、10、12、14、15、16、20インチ | 10.9×12.7cm | 2,664円 |
HOSCO H-RG2 | 184、241、305、356、406mm | 21×2.5cm | 2,200円 |
YFFSFDC | R7.25、9.5、10、12、14、15、16、17、20の9枚 | セット | 605円 |
QUMIIRITY | 指板測定用の鉄製ゲージ | 8.8×8.7cm | 889円 |
Fonowx | ノッチ付き4個セット | 9×7cm | 1,670円 |
MN603は8種類、H-RG2は6種類のRがまとまっています。YFFSFDCは9枚セットで、R17も含む構成です。製品仕様はMUSIC NOMAD公式とHOSCO公式でも確認できます。
Rの数字を見る
指板Rは、指板面を円の一部と見たときの半径です。数字が小さいほど指板の丸みが強く、大きいほど平らになります。たとえば7.25インチは20インチより曲率が強い形です。
インチからミリへ換算する場合、1インチは25.4mmです。MN603の7.25インチは約184mm、20インチは508mmに相当します。H-RG2は184〜406mmの表記なので、近い曲率でも刻印単位を取り違えません。
指板全体が一定Rではなく、位置によって曲率が変わる設計もあります。加工対象のフレット位置に合わせて照合すれば、仕上がりの差を見つけやすくなります。
MN603の特徴
MUSIC NOMAD MN603は、7.25から20インチまで8種類の曲率を測定できるステンレス製ゲージです。エレキギター、アコースティックギター、ベースの指板と弦のR測定に対応します。
黒い仕上げは、銀色のゲージより弦が触れている位置を見分けやすいのが持ち味です。縁は滑らかに磨かれ、数字と文字はレーザー刻印。数字を読みながら測定する作業に向きます。
7.25、9.5、10、12インチのような曲率に加え、15、16、20インチまで刻印があります。幅広いRを扱う職人には、この対応幅が魅力です。
参考価格は2,664円です。2026年9月28日時点のAmazon価格を目安にしており、販売時期によって変わります。複数のRを一つの製品で照合したい場合に候補になります。

H-RG2の特徴
HOSCO H-RG2は、184、241、305、356、406mmのRゲージを一体にまとめたステンレス製です。製品全体は210×25mm。作業台や工具箱で管理したい場合に扱いやすい寸法です。
指板Rに加えて、弦高を0.5mm単位、フレット高を0.1mm単位で測定できます。指板加工後の確認からセットアップの数値確認まで、複数の測定を一本にまとめられます。
R表記はミリで、184mmから406mmまでの数値をそろえています。異なる単位の製品と比べる場合は、換算してから照合してください。
参考価格は2,200円です。2026年9月28日時点のAmazon価格で、販売時期によって変わります。弦高とフレット高も測るリペア作業には、H-RG2がおすすめです。

YFFSFDCの特徴
YFFSFDCは、R7.25、9.5、10、12、14、15、16、17、20の9枚セットです。5製品の中で曲率の選択肢が最も多く、MN603にはないR17も含まれます。
ステンレス製で、目盛りと表示が刻まれています。エレキギター、ベース、アコースティックギター、バンジョーなど、複数の弦楽器を扱う作業に向けたセットです。
参考価格は605円。5製品の中で手頃な価格で、9種類の曲率をそろえられます。
R17を含む曲率を個別に当てたい職人には、9枚構成が便利です。弦高やフレット高の測定には、別のゲージを組み合わせます。

QUMIIRITYの特徴
QUMIIRITYは鉄製のコンパクトな指板測定ツールです。外形は約8.8×8.7cmで、5製品の中では小型。持ち運び用や、工具を小さくまとめたい作業環境に向いた形です。
商品名には指板曲率の測定に加え、弦高計測やネックの平坦度確認も含まれています。指板まわりの複数の測定に使うツールです。
コンパクトな本体と複数の測定用途が特徴。携帯性を重視する職人の補助用として候補になります。

Fonowxの特徴
Fonowxは、ノッチ付きエッジを備えた4個セットです。弦を張った状態で指板Rを測定する形状で、弦を外さず作業したい場面に使えます。
本体寸法は約9×7×0.4cm。角を丸めた長方形で、吊り下げ穴が付いています。工具を壁面や作業台の近くへまとめる際にも扱いやすい形状ですね。
参考価格は1,670円です。特徴は、弦を張ったまま当てられるノッチ付き形状。加工後の確認や調整作業に使えます。

結論
曲率の幅を広く揃えるならMN603、R17を含む9枚構成ならYFFSFDCがおすすめです。弦高とフレット高も一本で測るならH-RG2が候補になります。
コンパクトな補助用にはQUMIIRITY、弦を張った状態で測るならFonowxが向きます。加工対象のRと作業中に必要な測定機能を照らし合わせると、現場で使うゲージを決められます。







