
金属加工職人の現場バリ取りに使う手持ちデバリングツールおすすめ3選|替刃と対応材質
切断や穴あけのあとに残る小さなバリは、指先に引っかかったり、部品の組み付けを邪魔したりします。現場では、形状に合わせて狙った部分をさらえる手持ちデバリングツールが便利ですよね。
替刃の型番は似ていても、標準刃、硬い材質向けの刃、精密加工向けの刃では役割が違います。ステンレスの穴縁とアルミ板の外周に、同じ替刃を使うとは限りません。
替刃の形状と対応材質を整理し、セット内容や持ち手の違いも紹介します。価格は2026年9月29日時点の参考価格で、時期によって変わります。
現場向け3候補
手持ちタイプは、替刃の種類を揃えたセットと、標準刃を多く備えたセットに分かれます。ハンドルにはアルミ合金製とABS樹脂製があり、持ち運びや握り心地にも違いがあります。
| 商品 | 替刃の構成 | 持ち手 | 参考価格 |
|---|---|---|---|
WORKPRO 11本セット | BS1010×5、BS1018×3、BK3010×3 | アルミ合金 | 1,980円 |
KIMLONTON RB1100 | BS1010×11 | アルミ合金 | 1,350円 |
KIMLONTON NB1100 | BS1010×11 | ABS樹脂 | 947円 |
材質や穴径が現場ごとに変わるなら、3種類の替刃が入るWORKPROが便利です。アルミ、鉄、銅、樹脂のバリ取りが中心なら、BS1010を11枚備えるKIMLONTONの2製品が候補になります。
NB1100はABS樹脂ハンドルで、本体と替刃11枚がセットです。参考価格は3製品の中で最も低くなっています。アルミ製ハンドルや収納機能を重視するなら、WORKPROかRB1100がおすすめです。
BS1010の標準刃
BS1010は標準的なスイベル刃で、刃先角は40度です。鉄、アルミ、プラスチックに加えて銅にも使えます。現場で出番の多い替刃でしょう。
刃はハンドル先端で回転します。直線の縁はもちろん、穴の縁や曲線にも沿わせられます。輪郭に合わせて刃の向きが変わるのが特徴です。
アルミ板の穴あけ後や、鉄製ブラケットの切断端など、標準的な材質のエッジ仕上げならBS1010で対応できます。WORKPROには5枚、KIMLONTON RB1100とNB1100には11枚入るため、替刃の予備を多く持つなら後者が分かりやすい構成です。
BS1018は硬材向け
BS1018はBS1010と刃の材質が異なります。WORKPROはステンレスなどの硬い材料向けとして組み合わせており、セットに3枚入っています。
ステンレス部品の穴縁や硬めの材料を扱う現場には、BS1018を含むWORKPROがおすすめです。替刃を買い足す時は、BS1010と型番を取り違えないようにしてください。
BK3010は小径穴
BK3010は精密加工に向く替刃です。WORKPROのセットには3枚入っています。精密部品の仕上げも行う現場で使えます。
小さな部品の縁など、細部の仕上げに使う刃です。標準刃とは役割が異なり、精密加工向けとして区別できます。
精密部品の仕上げが作業に含まれるなら、BK3010を3枚含むWORKPROが候補です。通常の穴や外周の処理が中心で、精密部品をほとんど扱わない現場では、BS1010の予備が多いセットをおすすめします。
WORKPROの混成刃
WORKPROはアルミ合金ハンドル1本に、BS1010を5枚、BS1018を3枚、BK3010を3枚組み合わせた計11枚セットです。替刃ケースとハンドル端の収納も備えています。
アルミ、銅、鉄、樹脂に加えて、ステンレスや精密部品も扱う人にはこの構成がおすすめです。替刃を使い分ける仕事を、一つの工具にまとめられます。
ハンドルは全長165mm、直径16mm、重量約60gです。中央にはローレット加工があり、刃はワンタッチで交換できます。材料ごとに刃を替える現場で使いやすい仕様ですね。
参考価格は1,980円です。KIMLONTONより高めですが、BS1018とBK3010も同梱されています。硬い材質や精密部品を扱うなら、替刃を別に揃える手間も抑えられます。

KIMLONTONの金属柄
RB1100はアルミ合金製の六角ハンドルに、BS1010を11枚組み合わせたセットです。六角形の持ち手は手との摩擦を増し、滑り止めになります。鉄、アルミ、銅、樹脂の加工に使えます。
BS1010を多く使う職場では、替刃の種類を増やさず予備を確保できます。回転式ハンドルは直線や曲線の外周に加え、穴の内側と外側にも使えます。
参考価格は1,350円で、WORKPROより手頃です。ただし、BS1018とBK3010はセットに含まれません。ステンレスなどの硬い材質や精密加工を頻繁に行う現場には、替刃の構成が足りません。

KIMLONTONの樹脂柄
NB1100は全長125mmのABS樹脂製ハンドルと、BS1010の替刃11枚を備えています。RB1100より短く、樹脂製の持ち手を使いたい人や、工具を携帯して現場間を移動する人におすすめです。
替刃はBS1010のみです。鉄、銅、アルミ、塩ビ、プラスチックなどを加工する場合に使えます。パイプの内外周や曲線の縁にも刃を沿わせられるため、板材以外の作業にも対応します。
参考価格は947円で、3候補の中で最も低価格です。ハンドルはアルミではなくABS樹脂。金属柄や複数種類の替刃を必要とせず、標準刃を中心に使う職人におすすめです。

現場の結論
アルミや鉄を中心に、銅や樹脂も加工するなら、BS1010を11枚備えるKIMLONTON RB1100かNB1100がおすすめです。金属製の六角柄ならRB1100、短い樹脂柄ならNB1100が候補になります。
ステンレスなど硬めの材質や、精密部品の仕上げまで行うなら、BS1018とBK3010が入るWORKPROをおすすめします。替刃は3種類。材質や加工箇所が変わる現場に対応できます。
価格は2026年9月29日時点の参考値で、購入時期によって変動します。替刃を買い足す時はハンドルに対応する型番を照合し、BS1010・BS1018・BK3010の役割を取り違えないようにしてください。
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