
自転車のVブレーキブーツ交換|リードパイプ一体型と長さの見分け方
Vブレーキの横にある蛇腹のゴムが裂けていると、ゴムだけ替えればいいのか、金属のリードパイプごと替えるのか迷いますよね。
最初に、リードパイプがあるVブレーキかを確かめ、ブーツの長さmmとリードパイプの角度を分ければ、商品ページのmmと度を混同せずに済みます。
目次
リードパイプがあるVブレーキか確認
自転車についているブレーキがVブレーキか、タイヤの横から確認しましょう。
- リムの左右にブレーキアームがある
- 左右のブレーキシューでリム面を挟む
- 曲がった金属管から露出ワイヤーが反対側のアームへ続く
この曲がった金属管はインナーリードやリードパイプと呼ばれ、上の3点がそろえばVブレーキの構造に当てはまります。
ディスク、キャリパー、カンチ、ローラーの各ブレーキは構造が異なるため、Vブレーキ用のリードパイプやブーツを使わないでください。
ゴムだけ傷んだ場合はブーツ単体
蛇腹のゴムだけが裂け、金属のリードパイプに傷みがなければ、ブーツ単体がおすすめです。
SHIMANOのVブレーキ展開図ではブーツとインナーリードユニットが別部品であり、通販の「リード&ブーツユニット」も分解できない一体品を意味するとは限りません。
| ブーツ単体で考えやすい状態 | リードパイプも確認したい状態 |
|---|---|
| ゴムだけが裂けた、または脱落した | パイプが曲がっている |
| パイプに目立つ変形や腐食がない | パイプに腐食や割れがある |
| ワイヤーがパイプの中を滑らかに動く | パイプ内部でワイヤーが引っ掛かる |
パイプの外見がきれいでも、ワイヤーが中で引っ掛かるなら、リードパイプも交換してください。
45mmと45度・90度・135度は別の数字
Vブレーキの交換部品には45mmと45度が並ぶため、商品ページでは数字の後ろがmmか度かを確認しましょう。
| 表記 | 示すもの | 見方 |
|---|---|---|
| 45mm | ブーツの長さ | 市販ブーツにある寸法の一例 |
| 45度・90度・135度 | リードパイプの角度 | SHIMANOではショート・ミドル・ロングの順 |
45mmのブーツは実際に販売されている長さですが、すべてのVブレーキに共通する標準寸法ではありません。
リードパイプの角度は、アウターケーブルを無理に曲げずブレーキアームへ導くためのものです。交換品は元のリードパイプと同じ角度を選び、ケーブルも元の経路へ戻しましょう。
外す前に長さと両端の形を記録
通販画像だけでは交換用ブーツの両端の大きさやはまり方が分からないため、古いブーツを外す前に向きと形を写真に残しておきましょう。
- ブーツを伸ばさない状態の全長
- リードパイプ側とワイヤー側、両端の開口形状
- ブーツがリードパイプにはまっている深さ
- リードパイプの角度とケーブルの引き回し
- ワイヤーがパイプの中を滑らかに通るか
裂けが大きく、元の長さや形が分からないときは、前後ブレーキで同じ形が使われていれば、無傷な側を参考にしてください。
SHIMANOのブレーキケーブルには、インナー1.6mm、アウター5mmの仕様例がありますが、これだけでブーツの互換は決まりません。古いブーツより長すぎると圧縮時に折れやすく、短すぎるとワイヤーの露出部分が増えます。
ブーツ交換にはワイヤーの脱着が必要
ブーツはインナーワイヤーの上を通すため、ゴムだけの交換でもワイヤーの固定を外す必要があります。写真と印で残した元の向きや固定位置が、組み直すときの目印になる。
- 自転車を安定させ、リードパイプの角度、ブーツの向き、ワイヤー固定位置を写真と印で残す
- ブレーキ本体を押しながら、インナーリードをアームの溝から引き上げる
- ワイヤー先端のエンドキャップを外し、ワイヤー固定ボルトを緩める
- 古いブーツを抜き、新しいブーツを元と同じ向きで通して、リードパイプの端まではめる
- インナーワイヤーをリードパイプに通し、インナーリードをアームの溝へ戻す
- ワイヤー張力とシュー間隔を対象ブレーキの指定値に合わせて固定し、新しいエンドキャップを圧着する
SHIMANOの一般的なVブレーキの取り付け例では、ワイヤー固定ボルトが6〜8N・m、左右のシューとリムの隙間は合計2mmです。この数値は全車共通ではないため、固定ボルトとシュー間隔には実際のブレーキ型番の説明書に記載された数値を使う。
作業中止の条件:エンドキャップを外した時点でワイヤーがほつれるなど、ケーブルの傷みが見つかった場合は、ブーツだけを替えて組み直さない。
組み直したらブレーキの戻りまで確認
ブーツが付いても、それだけで交換完了ではありません。交換完了の判断には、レバーを握ったときの効きと、離したときの戻りの両方が欠かせない。
乗車前の点検範囲:自転車を止めた状態のリードパイプからシューまで
- インナーリードがアームの溝へ奥まで掛かり、アウターケーブルも受けに座っている
- ブーツが強くつぶれたり折れたりせず、ワイヤーが滑らかに動く
- レバーを繰り返し強く握っても、ワイヤーが固定部から滑らず、リードやアウターが浮かない
- レバーを離すと左右のアームが戻り、両シューがリムから離れる
- シューがリム面に当たり、タイヤやリム外にはみ出していない
- 平坦で障害物のない場所で、前後のブレーキを別々に低速で試す
乗らずに自転車店へ 下のような異常が一つでもあれば乗車中止となり、再開には自転車店でのブレーキ全体の点検が必要です。
- ワイヤーにさび、ほつれ、ひび、潰れ、強い折れがある
- リードパイプに曲がり、割れ、腐食、強い引っ掛かりがある
- リードが溝へ奥まで掛からず、ワイヤーやブレーキアームが滑らかに戻らない
- レバーがグリップまで付く、制動が弱い、またはシューが常にリムに擦る
- シューが溝まで摩耗している、レバーにひびがある、または普段と違う音がする
- 低速の確認でも効きや戻りに不安が残る
Y-2510は90度・135度のリードと45mmブーツのセット
Y-2510のセット内容は、Vブレーキ用の90度と135度のリード各1本、長さ45mmのブーツ2本です。
| 確認項目 | 仕様・適合条件 |
|---|---|
| リードパイプ | 90度と135度が各1本 |
| ブーツ | 長さ45mmが2本 |
| 使用条件 | 旧品の角度とブーツ長が一致する |
| 購入前に残る確認 | 内径、両端の形、リード側へのはまり方 |
交換品として使えるのは、旧パイプが90度または135度で、外したブーツも45mmだった場合だけです。セットに2種類のリードが入っていても、元と違う角度への変更には使わないでください。
商品情報にブーツの内径や両端の嵌合は記載されていないため、長さが同じでも、リード側へ奥まで座るか、インナーワイヤーが無理なく通るかを旧品の形と照らし合わせてください。

長さと角度が不明ならブーツだけ交換しない
リードパイプが付いたVブレーキか分からない、または旧品のブーツ長、パイプ角度、両端形状を照合できない場合は、ブーツだけを購入しないでください。
Y-2510を選べるのは、旧品との条件が一致すると確認できた場合だけです。
ブーツ交換ではワイヤーを脱着するため、組み直した後の点検までが一連の作業です。ワイヤーの引きやブレーキの戻りに不安が残るなら、そのまま乗車しないでください。
Amazon の PC をスコア化してみた

Amazonにある8〜14インチの小型WindowsタブレットやノートPCを、スペック別にスコア化して比較・ランキング。
※同一運営者のサイトです。
関連記事
- サイクルコンピューターのマグネットをなくした|ホイール用・ケイデンス用の見分け方

- 自転車の泥除けステー交換|26・27インチと前後金具の見分け方

- ボトルケージボルトのサイズは?M5の長さ・頭形状と素材の選び方

- 自転車のクランクキャップをなくした|コッタレス用とねじ式の見分け方

- 自転車の空気入れホース交換|ポンプ型番・ねじ径と対応品の調べ方

- 自転車スタンドのゴムキャップ交換|先端径と丸・角形状の選び方

- 自転車カゴの取付金具を交換|前カゴ・後ろカゴの金具形状とサイズの選び方

- 自転車ライトのブラケットだけ交換|ゴムバンド式・ねじ固定式と対応サイズの選び方

- パニアバッグのフック交換|キャリア径・取付穴と対応金具の選び方














