バイクのシフトペダルゴム交換|内径・外径と長さの選び方

バイクのシフトペダルゴム交換|内径・外径と長さの選び方

オフ 投稿者: せせら編集部

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シフトペダルのゴムがすり減ったり、裂けて外れてしまったりすると、ゴムだけ交換したくても、どのサイズが合うのか迷いますよね。商品ページに内径や外径が並んでいても、自分のバイクのどこを測ればよいのか分かりにくいところです。

交換品選びで確かめるのは、車種や純正部品番号、ペダル側の太さ、ゴムの長さ、穴の形。内径が合っていても、太さや長さが違えば足の当たり方や固定具合が変わります。

内径・外径・長さは、取り付け前に順番に確認しましょう。交換後は、ゴムが回らず、外側へ抜けないことの確認も必要です。

目次

車台番号から分かる純正ラバーの部品番号

同じ車名でも、年式や型式が変わるとチェンジペダルの形が違うことがあります。車種名だけで交換用ゴムを決めず、車検証や軽自動車届出済証、自賠責保険証などに記載された車台番号を確認しましょう。

車台番号が分かったら、メーカーのパーツカタログでチェンジペダル周辺の分解図を開きます。分解図で探す表記は「ラバー」や「チェンジペダル」。カタログに車両が出てこない時は、車台番号を販売店へ伝えて調べてもらうのがおすすめです。

純正部品番号が分かった場合の交換品は、その番号の純正品か、同じ番号を互換品として明記した製品。純正品や互換品が手に入らず、汎用品を使う場合は、ペダル側の太さと長さ、ゴムの穴形状を実物で確かめる必要があります。

汎用品で測るのはゴムを外したペグの外径

汎用品の内径を決める時は、古いゴムではなく、ゴムを外した金属ペグの外径を測りましょう。古いゴムは摩耗や硬化で形が変わっているため、交換品の採寸には使えません。

ペグに細かな凹凸や縦溝がある場合は、ノギスでいちばん高い部分を挟んでください。根元の太い段差や抜け止めも、位置を控えておきましょう。根元から先端まで、ゴムが実際にかぶる範囲を有効長と呼びます。

測る順番は次の通り。

  1. ノギスをペグに対して直角に当て、外径を測る
  2. ノギスの向きを90度変え、もう一度測る
  3. ローレットや溝を含む最大径を控える
  4. 根元の段差から先端までの有効長を測る

2方向の数値が違う場合は、ペグが楕円に摩耗していたり、表面の凹凸を違う位置で挟んでいたりします。数値が安定しない時は何か所か測り、最も太い部分とゴムが座る範囲を記録しておくと、商品寸法と比べられます。

7.5mm・8mm・9mmは同じ汎用品ではない

チェンジゴムの商品名にある7.5mm、8mm、9mmは、ゴム中央に開いた穴の内径です。見た目は似ていても、7.5mm用と9mm用は別サイズ。

内径表記キジマ製品の寸法例商品を決める前の確認
7.5mm外径16mm・全長38mmペグの最大径と穴形状
8mm外径20mm・全長40mmペグの最大径と穴形状
9mm外径28mm・全長38mmペグの最大径と穴形状

ペグの外径が8mmでも、内径8mmの商品が必ず合うとは限りません。ゴムが伸びてペグを締め付ける量が「しまり代」で、量を左右するのはゴムの硬さと穴形状。内部リブがある製品は差し込みのきつさも変わるため、数字だけで適合を決められません。

小さすぎるゴムは根元まで入らず、大きすぎるゴムは手で回ったり抜けたりすることがあります。表の数値は、寸法の違いを比べるための情報。車種への適合は、純正部品番号か、測ったペグの最大径と商品の形状まで照らし合わせてください。

外径16mm・20mm・28mmで変わる足当たり

外径は、チェンジゴムの外側の太さです。固定に関わるのが内径、靴の甲に触れる面積やつま先の隙間に関わるのが外径。

外径太さ装着前に確かめること
16mm細め靴の甲に当たる位置と表面の溝
20mm中間純正ゴムとの差とつま先の隙間
28mm太めペダル下の隙間と周辺部品への干渉

外径が大きいゴムほど、靴の甲に触れる面は広がります。ただし、フットペグとシフトペダルの間が狭いバイクでは、つま先を入れにくくなる点に注意。純正より細いゴムなら隙間は残せますが、足に当たる感触が変わる可能性もあります。

太いほど滑りにくいとは限らず、感触は表面の溝やゴムの硬さ、靴底の形でも変わります。純正ゴムの外径と大きく違う物を付ける時は、ペダルを上下いっぱいに動かし、靴先やエンジンケース、ステップ周辺へ触れない太さか確かめてください。

全長38mm・40mmとペグの有効長

商品の全長は、チェンジゴムの根元から先端までの長さです。ペグ側で測るのは、ゴムが当たる根元の段差から金属先端までの距離で、ゴムが実際にかぶるこの範囲を有効長と呼びます。

長さを比べる時は、次の3か所を確かめましょう。

  1. ペグの根元にある段差の位置
  2. 段差から金属先端までの有効長
  3. ゴムを奥まで入れた時に先端がはみ出さないか

ゴムが短すぎると金属部分が露出し、長すぎると先端だけが浮いたり、外側へ余ったりします。奥まで入らない時は、長さに加えて、穴の底が閉じた形か、ペグ先端に抜け止めの段差があるかも見てください。商品の全長が同じでも、内部の穴がどこまで続いているかで差し込める深さは変わります。

余った部分を切っても、適合するとは限らない点に注意。先端が閉じたゴムや、端に抜け止めがある製品は、切ると固定に必要な形が失われます。メーカーが切断できると案内している製品を除き、ペグの有効長に近い物がおすすめです。

丸穴に見えるゴムの内部リブと閉じた先端

チェンジゴムを入口から見ると、どれも丸い穴に見えることがあります。同じ内径でも差し込める深さや固定のされ方を左右するのが、穴の奥の突起と先端の閉じ方。

形状見分け方交換品で合わせる部分
丸筒穴がまっすぐな円形内径と全長
D形穴の片側が平ら平らな面の向き
内部リブ穴の内側に筋や突起リブの位置とペグの溝
盲穴先端側が閉じている穴の深さとペグの長さ
貫通穴根元から先端まで穴が続くペグ先端の出方
ツバ・抜け止め溝根元や端に段差があるペグ側の段差と位置
ねじ固定ボルトやねじ穴で留めるねじ径と固定方式

D形は、丸穴の片側だけが平らになった形です。ペグ側にも平らな面がある場合は、向きを合わせないと奥まで入りません。内部リブや抜け止め溝の位置も、ペグ側の凹凸へ合わせてください。

ねじやボルトで固定するシフトペグは、差し込むだけの筒型ゴムとは別の部品です。純正がD形やねじ固定式なら、内径が近い丸筒へ置き換えず、同じ形状と固定方法の純正品か互換品がおすすめです。

古いゴムを外す前の車体固定と冷却

作業には、車体が傾いたり動いたりしない平らな場所が必要です。エンジンを止めてキーを抜き、マフラーやエンジンが冷えてから始めましょう。外す前に撮っておきたいのは、ゴムの根元側と先端側。

古いゴムは、端を少しずつめくりながら引き抜きます。硬化して動かない時は、再使用しないことを確認してから、表面へ長手方向の浅い切り込みを入れる方法があります。刃をペダルの金属まで当てず、自分の手や車体へ向けないでください。刃物の扱いに不安がある場合は、販売店へ持ち込むのがおすすめです。

作業の流れは次の通りです。

  1. 車体を固定し、エンジンと排気系が冷えたことを確かめる
  2. 古いゴムの向きと根元の位置を撮影する
  3. ゴムの端をめくり、少しずつ引き抜く
  4. 外れない時だけ浅く縦割りし、金属へ届く前に止める
  5. ペグに残ったゴム片や接着剤、油汚れを布で落とす

ゴムを外した後は、ペグの曲がりや亀裂、根元のがたつきも見てください。金属が変形している場合や、ペダル本体を手で動かすと取付部まで揺れる場合は、ゴム交換だけでは直りません。その状態では新しいゴムを付けず、販売店でペダルやリンク部分の点検が必要です。

新しいゴムの取り付けと油分

取り付け方は、製品や車両の説明書の指定どおり。説明書に指定がない場合は、ペグとゴムの内側に残った汚れを落とし、十分に乾かしてから作業を始めましょう。

油やグリス、シリコン系の潤滑剤が残ると、取り付け後にゴムが回ったり抜けたりするおそれがあります。接着剤も、製品や車両メーカーが指定していない物は使わないでください。

取り付け手順は次の通りです。

  1. ペグとゴムの内側を清掃して乾かす
  2. ゴムの向きと穴の形をペグに合わせる
  3. ゴムをまっすぐ押し込み、少しずつ根元へ送る
  4. 根元の段差まで均一に入ったことを確かめる
  5. 表面や根元に油分が残っていないか布で確認する

途中で止まった時は、工具で強くこじったり、ハンマーでたたいたりしないでください。無理に押し込むとペダルが曲がることがあります。根元まで入らない場合は、内径や穴の深さ、内部リブの位置が合っているかを確かめる必要があります。

取り付け後の回り・抜け・シフト操作

取り付け後は、ゴムを手で強く回し、外側へ引いてみましょう。ゴムが動かず、根元の段差まで均一に入っていることが固定の条件です。根元だけ浮いている場合は、走行前に付け直してください。

エンジンを止めたままシフトペダルを上下へ動かすと、操作できる範囲と戻り方が分かります。ゴムや靴先がエンジンケース、フットペグ、スタンドなどへ触れないことも見てください。ペダルを無理に動かす必要はありません。

走行前の確認項目は次の通りです。

  • 手で回してもゴムが動かない
  • 外側へ引いても抜けない
  • 根元や先端に浮きがない
  • ゴムにひびや裂けがない
  • ペダルが滑らかに動いて戻る
  • 靴先や周辺部品へ干渉しない

静止状態で異常がなければ、交通のない安全な場所で低速からシフト操作を確かめてください。ゴムが回る、外側へ動く、抜ける、ひびが入る、ペダルが戻らない、変速しにくいといった異常があれば使用を中止し、取り付け状態や適合を見直す必要があります。

車種、内径、外径、長さの確認順

最初に確かめるのは、車台番号やメーカーの適合表から分かる純正部品番号です。純正品や互換品が見つからず汎用品を使う時は、裸のペグ外径とゴム内径を照らし合わせましょう。

適合確認の順番は次の通り。

  • 車種・型式・年式・純正部品番号
  • 裸のペグ外径とゴム内径
  • ゴム外径と靴先の隙間
  • ペグの有効長とゴム全長
  • 穴形状、内部リブ、端部の閉じ方
  • 取り付け後の回り、抜け、シフト操作

キジマの7.5×16×38mm、8×20×40mm、9×28×38mmは、それぞれ内径・外径・全長が異なる製品です。この数値は寸法比較用で、特定車種への互換を保証するものではない点に注意。

寸法や形状に迷った時は、車台番号と純正部品番号を販売店へ伝えて確認するのがおすすめです。

寸法が自分のペグと一致する候補は、商品ページでも品番と内径・外径・全長をもう一度確かめてください。下の3商品は寸法が異なるため、数値が合わない物は取り付けないでください。

キジマ(Kijima) チェンジゴム ブラック 内径7.5x16x38mm 1個 214-159B
キジマ チェンジゴム 214-159B(内径7.5×外径16×全長38mm)
キジマ(Kijima) チェンジゴム ブラック 内径8x20x40mm 1個 214-158B
キジマ チェンジゴム 214-158B(内径8×外径20×全長40mm)
キジマ(Kijima) チェンジゴム ブラック 内径9x28x38mm 1個 214-161
キジマ チェンジゴム 214-161(内径9×外径28×全長38mm)

よくある質問

シフトペダルのゴムが外れたまま走ってもよいですか?

ゴムが外れたままでは金属部分が靴へ直接当たり、足に触れる感触も変わります。走行を続けず、適合するゴムを根元まで取り付けて、回りや抜けがないことを確かめてください。

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