
HAKKO FX-805は必要?用途別のおすすめ機種とこて先を比較
大型端子や太い配線を前にすると、どのはんだこてなら熱が逃げずに接合できるのか迷いますよね。
HAKKO FX-805は、大型部品へ大量の熱を送り続けるための400W機です。
ただし、一般基板や単発作業なら、より小型で安価な製品でも足ります。
そこで、FX-805の適性と作業条件に合う代替機をまとめてみました。
おすすめ早見表
| 条件 | おすすめ商品 | 買う構成 |
|---|---|---|
| 大型端子や太物ハーネスを連続処理 | HAKKO FX-805 | FX805-81+T37こて先 |
| 高熱容量作業と微細作業を併用 | HAKKO FX-972 | FX972-81+T39こて先 |
| 一般的な基板修理や電子工作 | HAKKO FX-888DX | FX888DX-81SV |
| ステンドグラスや大型接合を単発処理 | HAKKO FX-601 | FX601-01 |
| 費用を抑えて高蓄熱こてを導入 | goot PX-480 | 通常はPX-480、接地用途はPX-480E |
| 低価格な400W機を優先 | SUGON T61 | 本体+C245・C470系こて先 |
HAKKO FX-805
大型トランスや太物ハーネスを連続処理するなら、400WのFX-805がおすすめです。
T37-D24を付けたこて部の重さは54gで、温度記録と自動補正も利用できます。
一般基板には能力が高すぎます。こて先は付属しないため、用途に合うT37も必要です。

HAKKO FX-972
FX-972は、2つの接続口と8種類のこて部を使える200W機です。
大型部品と細かな基板の両方を扱う現場なら、FX-805より用途を広げられるでしょう。
大型部品へ送れる熱はFX-805に及びません。標準こて部にも別売のT39が必要です。

HAKKO FX-888DX
一般的な電子工作や基板修理が中心なら、FX-888DXがおすすめです。
標準こて部は65Wで、B型のT18こて先が付属するため、そのまま作業を始められます。
交換用こて先は豊富ですが、大型端子や太い配線の連続作業には加熱能力が足りません。

HAKKO FX-601
最高温度540℃のFX-601は、ステンドグラスや大型コネクタの単発作業に向いています。
蓄熱量の大きいT19-C65こて先が付属しているのも、この機種の利点です。
消費電力は47Wなので、連続作業と温度記録が必要な量産工程にはFX-805がおすすめです。

goot PX-480
費用を抑えるなら、80Wのgoot PX-480がおすすめです。
200~500℃の温度調節とスリープ機能を備え、PX-48RT-5Cこて先も付属します。
電子機器で接地が必要ならPX-480Eが適します。大型接合の連続処理には向きません。

SUGON T61
SUGON T61は、価格を抑えた400W級の商品です。
C245・C470系に対応し、温度メモリーと自動スリープを備えています。
ただし、国内向けの安全仕様や修理体制の公開情報は不足しています。

主要仕様を比較
| 比較項目 | HAKKO FX-805 | HAKKO FX-972 | HAKKO FX-888DX | HAKKO FX-601 | goot PX-480 | SUGON T61 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 主用途 | 高熱容量の連続作業 | 複数の業務作業 | 一般基板 | 大型部品の単発作業 | 低予算の高蓄熱作業 | 低価格400W級 |
| 出力・こて容量 | 390W | 95W×2対応 | 標準65W | 47W | 80W | 400W表記 |
| 温度範囲 | 50~500℃ | 50~450℃ | 50~480℃ | 240~540℃ | 200~500℃ | 100~450℃ |
| 対応こて先 | T37・T33 | T39 | T18 | T19 | PX-48RT | C245・C470系 |
| こて先付属 | × | × | ○ | ○ | ○ | △ |
| 本体形式 | 1ポート | 2ポート | 1ポート | 一体型 | 一体型 | 1ポート |
| スリープ機能 | ○ | ○ | ○ | × | ○ | ○ |
| 温度記録 | ○ | ○ | × | × | × | △ |
| 接地仕様 | ○ | ○ | ○ | × | 型番で異なる | △ |
こて先の対応
| 本体・こて部 | 対応規格 | 買うこて先 | 主な用途 |
|---|---|---|---|
| FX-805・FX-8004 | T37・T33 | 高出力ならT37 | 大型端子、太物ハーネス |
| FX-805・FX-8005 | T37・T33 | こて先+対応ノズル | 窒素利用の高熱容量作業 |
| FX-972標準こて部 | T39 | 用途に合うT39 | 一般基板、細かな部品 |
| FX-888DX標準こて部 | T18 | 交換時はT18 | 電子工作、基板修理 |
| FX-601 | T19 | 交換時はT19 | ステンドグラス、大型接合 |
| PX-480・PX-480E | PX-48RT | 交換時はPX-48RT | 高蓄熱が必要な単発作業 |
| SUGON T61 | C245・C470系 | 付属型番は不明 | 小型部品から大型接合 |
よくある質問
FX-805のこて先にFT-720は使えますか?
T37と標準型T33は、電動こて先クリーナーFT-720に対応していません。FT-720にはスリム型T33が必要です。
最終的な購入結論
- 大型部品へ熱を送り続ける作業にはHAKKO FX-805、こて部を使い分ける現場にはHAKKO FX-972が適する
- 一般基板にはHAKKO FX-888DX、単発の大型接合にはHAKKO FX-601がおすすめ
- 費用を抑えるならgoot PX-480が適する
- SUGON T61は安価な400W級だが、国内仕様と修理体制の情報が不足
- 窒素を使う構成にはFX-805、FX-8005、対応こて先、対応ノズル、窒素供給設備が必要
- 接地型のFX-805、FX-972、FX-888DXは、接地された電源環境を前提とする

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