xTool F1 UltraとF2 Ultra UVの違い|レーザー方式・対応素材を比較

xTool F1 UltraとF2 Ultra UVの違い|レーザー方式・対応素材を比較

オフ 投稿者: せせら編集部

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xTool F1 Ultraと、紫外線(UV)レーザー機のF2 Ultra UVは名前が似ています。どちらがよいのか迷いますよね。

金属を深く彫る加工や木材・革ならF1 Ultra。ガラスの内部彫刻や透明な樹脂ならF2 Ultra UVが向いています。

この記事では、2機種のレーザー方式、対応素材、加工性能、価格や導入条件の違いが分かります。

xToolの用途早見表

F1 Ultraは、金属の深彫りと木材・革の加工を1台で行いたい人向けです。薄い金属も切れますが、透明アクリルの切断は苦手です。

F2 Ultra UVは、紫外線を使うレーザーです。ガラスの表面や内部、透明な樹脂へ細かく彫りたい人に向いています。

F2 Ultra UVは金属の表面も彫れますが、深彫りや切断はできません。作りたい物に合う機種は、次の表で分かります。

作りたい物おすすめ機種主な強み購入前の確認
金属アクセサリー・薄板xTool F1 Ultra金属の深彫り・凹凸加工・薄板切断安定したカラー彫刻は不得意
木製品・革小物・黒色アクリル彫刻と切断を1台で行える透明アクリルは不得意
ガラスギフト・クリスタルxTool F2 Ultra UV表面彫刻とガラス内部の立体彫刻内部彫刻用の付属品を確認
透明アクリル・熱に弱い樹脂焦げや熱変形を抑えた細かな加工素材の成分と排気設備を確認
細かな文字・模様小さな模様をくっきり彫りやすい金属の深彫り・切断は不可

同じ素材に対応していても、得意な加工は2機種で異なります。

xTool F1の用途

xTool F1 Ultraは、金属と木材・革を1台で扱いたい工房向けです。2種類のレーザーを素材ごとに使い分けます。

青色レーザーは木材や革、黒色アクリルの彫刻と切断に使います。赤外線レーザーは金属の深彫りや凹凸加工を担当します。

金属アクセサリーやコインの深彫りに向きます。真鍮0.4mm、ステンレス0.3mm、アルミ0.2mmの薄板も切れます。

透明アクリルやガラス内部の彫刻は苦手で、金属のカラー彫刻も安定しません。金属・木材・革が中心ならF1 Ultraがおすすめです。

xTool F2 UVの用途

xTool F2 Ultra UVは、ガラスや透明な樹脂を細かく彫りたい人向けです。紫外線で、焦げや熱変形を抑えて加工します。

ガラスの表面だけでなく、透明度が高い光学用のK9ガラス内部へ立体を彫れます。写真や文字を入れるギフト向けです。

透明アクリルや熱に弱い樹脂、小さな文字や模様も得意です。ただし、アクリルの内部彫刻には対応していません。

金属の深彫りや切断はできません。販売される構成によって内部彫刻用の部品が付かないため、購入前に同梱品を確認してください。

xToolの素材対応表

素材だけでなく、彫刻・深彫り・切断・内部彫刻のどれを行うかも確認してください。加工内容によって合う機種が変わります。

表の◎は得意、○は対応、△は条件付き、×は非対応です。木材やアクリルでは、色・厚さ・求める仕上がりによって向く機種が変わります。

素材・加工xTool F1 UltraxTool F2 Ultra UV
金属の表面彫刻
金属の深彫り・凹凸加工×
薄い金属の切断×
木材の彫刻・切断
革の彫刻・切断
黒色アクリル
透明アクリル
ガラスの表面彫刻
ガラス内部の彫刻×
熱に弱い樹脂
セラミック・石
金属のカラー彫刻

金属の深彫りと薄板切断はF1 Ultra、ガラス内部と透明アクリルはF2 Ultra UVです。金属表面の名入れは両方で行えます。

木材やアクリルは両方で切れますが、加工時間と仕上がりは同じではありません。この差は、次のレーザー方式で決まります。

xToolのレーザー差

レーザーは出力だけでは比べられません。波長が違うと、素材への吸収と熱の伝わり方が変わります。nm(ナノメートル)は波長の単位です。

F1 Ultraは青色と赤外線を切り替え、F2 Ultra UVは紫外線だけを使います。方式ごとの役割は次の通りです。

機種レーザー方式出力・波長主な役割
xTool F1 Ultra木材向けの青色光
(ダイオード)
20W
445±15nm
木材・革・暗色アクリルの彫刻と切断
金属向けの赤外線
(ファイバー)
20W
1064±5nm
金属の表面彫刻・深彫り・凹凸加工・薄板切断
xTool F2 Ultra UV熱を抑える紫外線
(UV)
5W
355±5nm
ガラス・透明樹脂・熱に弱い樹脂の微細加工

F2 Ultra UVの5Wは、F1 Ultraの20Wと単純比較できません。紫外線は焦げや黄ばみを抑え、ガラスや樹脂へ細かく彫れます。

金属の深彫り・薄板切断はF1 Ultra、ガラスや透明樹脂の微細加工はF2 Ultra UVです。

xToolの加工性能差

F1 Ultraは作業範囲の広さと切断力が強みです。F2 Ultra UVは速度・位置合わせ・細かな彫刻に向きます。

表の数値は最大値です。同じ素材でも深さや設定で加工時間が変わるため、速度だけで決めないでください。

比較項目xTool F1 UltraxTool F2 Ultra UV
最大加工速度毎秒10,000mm毎秒15,000mm
表面の作業範囲220×220mm200×200mm
光が当たる点青色0.08×0.10mm
赤外線0.03×0.03mm
0.02×0.02mm
位置合わせカメラ1,600万画素4,800万画素
2カメラ構成
ガラス内部の彫刻範囲非対応70×70mm
最大切断厚木材15mm
暗色アクリル12mm
木材15mm
アクリル12mm

F2 Ultra UVの最大速度は数値上1.5倍で、光が当たる点も小さくなります。小さな文字や部品の位置合わせでは明確に有利です。

最大切断厚が同じでも、加工時間は異なります。木材や暗色アクリルを繰り返し切るならF1 Ultraがおすすめです。

xToolの価格と付属品

2026年7月24日のAmazon価格では、F2 Ultra UVがF1 Ultraより218,000円高くなっています。

両商品は、レーザー光が外へ出にくい安全区分「Class 1」の本体です。F2 Ultra UVは内部彫刻用品の付属を確認してください。

比較項目xTool F1 UltraxTool F2 Ultra UV
Amazon価格542,000円760,000円
F1との差額218,000円
商品構成Class 1の本体Class 1の本体
ガラス内部彫刻非対応レンズ・高さ調整台・校正用品の付属有無を確認
購入前の確認販売者・保証窓口販売者・保証窓口・内部彫刻用品

F2 Ultra UVの差額は、紫外線レーザー、ガラス内部彫刻、4,800万画素のカメラへ払う金額です。単純な上位機ではありません。

金属・木材・革が中心ならF1 Ultraで足ります。ガラス内部へ彫るならF2 Ultra UVがおすすめです。

xToolの導入条件

どちらも重量があるため、安定した燃えにくい作業台が必要です。電源と排気を確保できる場所へ設置してください。

F2 Ultra UVはF1 Ultraより7.8kg重く、動作温度は10〜30℃、湿度は10〜60%です。設置条件は次の通りです。

導入項目xTool F1 UltraxTool F2 Ultra UV
本体重量14.7kg22.5kg
最大入力電力250〜275W348W
アース付き電源
動作温度0〜35℃10〜30℃
湿度購入前に確認10〜60%
操作ソフトxTool StudioxTool Studio
PC・Macのみ
他社製ソフトLightBurnは購入前に互換性を確認LightBurnは非対応
排気屋外または対応空気清浄機屋外または対応空気清浄機

F2 Ultra UVは低温時に5〜20分の準備運転が必要です。長時間使う日も、1回8時間以内で運転を区切ってください。

温湿度を保てない場所には、F2 Ultra UVを設置しないでください。22.5kgあるため、作業台へ据え置ける工房向けです。

QA

xToolで長尺加工?

別売りのコンベアを使えば、F1 Ultraは220×500mm、F2 Ultra UVは500×220mmまで作業範囲を延ばせます。

ただし、F2 Ultra UVはコンベア使用中に切断できず、ガラス内部彫刻とも併用できません。長い板材を切るならF1 Ultra、長尺材へ表面彫刻するなら両機が候補です。

xToolで円筒加工?

両方とも、別売りの回転式アタッチメントでボトルやリングへ彫刻できます。F1 UltraはRA2、F2 Ultra UVはRA3・RA2 Pro・RA2に対応します。

円筒面を回しながら加工するには、本体だけでは足りません。加工物の直径と固定方式、購入するセットに回転式アタッチメントが含まれるかを確認してください。

F2 UVで強化ガラス?

強化ガラスの内部彫刻は避けてください。内部応力が大きく、レーザーで作る細かな点を起点に全体が割れるおそれがあります。

内部彫刻にはK9ガラスが向きます。合わせガラスや濃色ガラスも鮮明な仕上がりになりにくいため、購入前に実素材でテストしてください。

F2 UVの3Dデータ?

F2 Ultra UVの内部彫刻モードでは、STL、OBJ、AMF、3MF、GLB、PLY形式の立体データを読み込めます。平面写真はJPGやPNGなどを使えます。

F1 Ultraはガラス内部彫刻に対応しません。立体的なクリスタル商品を作るなら、F2 Ultra UVと内部彫刻用品が必要です。

F2 UVでPVC加工?

対応素材に含まれていても、排気条件を整えず加工してはいけません。PVCやABSなどは、有害な煙や機械を傷める腐食性蒸気が出る場合があります。

素材安全データシート(SDS)で成分を確認し、局所排気、対応する空気清浄機、保護具を用意できる事業者向けです。成分不明の樹脂は加工対象から外してください。

用途別xToolまとめ

金属の深彫り・薄板切断と、木材・革・暗色アクリルを1台で加工するなら、xTool F1 Ultraがおすすめです。

透明アクリルとガラス内部彫刻には向きません。

ガラス・透明樹脂・熱に弱い素材へ細かく彫るなら、xTool F2 Ultra UVがおすすめです。

金属の深彫りと切断はできません。内部彫刻用品の付属を確かめてください。

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