
ドリルのクラッチと木ネジの合わせ方
木ネジを打つたび、クラッチの段が分からなくなる。
割れるか、頭がなめるかで、どこで止めればよいか迷いますよね。
低い段から合わせる
木ネジは、クラッチを低い段から一段ずつ合わせて締めましょう。
クラッチは、設定した力を超えると空転して、それ以上は締まりません。低い段から上げると、木が割れる前やネジ頭がなめる前に、そのネジが座る段を探せます。
合わせに使う手段
木ネジのクラッチ合わせでは、次の三つを使い分けます。段数やマークの位置は機種で違うので、名前と役割だけを先に置きます。
| 手段 | 種類 | 向く作業 | 役割 |
|---|---|---|---|
| クラッチ付きドライバドリル | 電動工具 | 木ネジを締める | 設定した力で空転し、締めすぎを止める |
| 下穴用のキリ | 穴あけ用具 | 割れやすい材へ先に穴をあける | ネジが通る道を作り、板の割れを減らす |
| 手回しドライバー | 手工具 | 頭が座る直前を仕上げる | 手の感触で座り具合を見る |
- 木ネジを電動で締めるときは、クラッチ付きのドライバドリルを使います。
- 板が割れやすいときや、ネジが長いときは、先に下穴用のキリで道を作ります。
- 頭の座りだけを最後に見たいときは、手回しドライバーへ持ち替えます。
クラッチ合わせの流れ
リングの数字やマークは機種ごとに違います。ボタンの位置ではなく、どのドライバドリルでも共通する流れだけをまとめます。
- ネジ頭の形に合うビットを付け、板が動かないように固定する。
- 割れそうな材は、ネジの胴に近い太さで下穴をあける。
- クラッチを低い段にして打ち、空転したら一段ずつ上げる。
- ネジ頭が座ったら止め、必要なら手回しで仕上げる。
- クラッチを外したドリル側のまま、木ネジを締めない。
- ビットがネジ頭に合っていないと、段を上げても頭がなめる。
- 斜めに入り始めたら一度止め、まっすぐ打ち直す。
- コンクリートや、説明書で電動を禁じている箇所には、この流れを使わない。
細い木ネジの例
たとえば、棚の側板を組んでいる田中さんは、パイン材へ細い木ネジを打つとき、クラッチを低い段にして一度空転させ、頭が浮いていれば一段だけ上げて打ち直します。斜めに入りかけた一本は抜き、下穴を見直してから、手回しで頭の座りを見ます。
おすすめの電動工具
上の流れを電動で進めるなら、ドライバドリルがまだない人には、個人的にマキタ DF333DSHS ドライバドリルセットがおすすめです。DF333Dは10.8Vのスライド式バッテリを使う充電式ドライバドリルで、木ネジを締めるときに使います。
木工21mmまでの穴あけと0.8〜10mmのチャックなので、下穴のキリと木ネジ用ビットの付け替えに向いています。コンクリートの穴あけや重負荷の大型木ネジには一般化できず、穴径・材質・合うキリとビット・固定具は、作業ごとに確認してみてください。マキタ DF333DSHSは、10.8V 1.5Ahのバッテリ、充電器、ツールバッグが付いたセットで、本体のみのDZとは別構成です。穴径や材質、合うキリの範囲は、マキタ DF333DSHSの取扱説明書で確認できます。

まず低い段で試す
木ネジを一本、低い段から打ってみてください。ドライバドリルがまだない場合は、マキタ DF333DSHS ドライバドリルセットの商品ページで、バッテリと充電器が付くセットかを確認してみてください。
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