
園芸用土壌ECメーターおすすめ5選|直接測定・抽出液用の違いと選び方
肥料を足すべきか、土の見た目だけでは養分の過不足が分からず、迷いますよね。
土壌ECメーターを使うと、水に溶けた肥料や塩類の多さを数値で把握できます。
土へ直接挿す機種と、抽出液や養液を測る機種では、おすすめの商品が異なります。
測定方式や測定範囲に合う商品を、早見表にまとめてみました。
おすすめ早見表
| 条件 | おすすめ商品 | 選定理由 | 購入時の注意 |
|---|---|---|---|
| 低濃度域を細かく測る | シンワ測定 デジタル土壌導電率計II 72976 | EC値を1μS/cm単位で表示 | EC測定上限は1,999μS/cm |
| EC値4.00mS/cmまで直接測る | ハンナ 土壌ダイレクトEC温度テスター HI98331N | 土壌と液体を測定可能 | 防水機能なし |
| 日本語資料を重視する | FieldNew 土壌測定器 EC・地温 | 防水等級IP67 | EC測定範囲の記載なし |
| 自動校正を重視する | MMK SCIENTIFIC 土壌ECメーター LY606-EC | 1点自動校正 | 防水等級の記載なし |
| 抽出液や養液を測る | APERA 導電率計 EC20 | 液体測定用 | 土への直接挿入には非対応 |
シンワ測定のEC計
72976は、肥料濃度の小さな変化を追いたい人におすすめです。EC測定範囲は0〜1,999μS/cmとなっています。
EC値2.0mS/cm以上は測れません。一方、自動温度補償とIPX5を備え、電極も交換可能です。

ハンナのEC計
HI98331Nは、土へ直接挿してEC値4.00mS/cmまで測りたい人におすすめです。液体も測れます。
防水機能はありません。一方、自動温度補償や安定表示、測定値の固定機能を備えています。

FieldNewのEC計
EC測定範囲と分解能の記載がないため、数値性能を比べて買いたい人にはおすすめできません。
ECと地温を測れます。IP67の防水性や国内校正、日本語資料を求める人におすすめです。

MMKの土壌EC計
EC測定範囲と防水等級の記載がないため、必要な測定上限が決まっている人にはおすすめできません。
LY606-ECは1点自動校正を備え、国内校正済みです。日本語説明書と1年保証も付いています。

APERAのEC計
EC20は、土壌の抽出液や水耕養液を測る人におすすめです。土へ直接挿して測る機種ではありません。
安定表示や自動温度補償、付属する2種類の標準液も含め、5機種の主要仕様を一覧にしました。

主要仕様を比較
| 比較項目 | シンワ測定 デジタル土壌導電率計II 72976 | ハンナ 土壌ダイレクトEC温度テスター HI98331N | FieldNew 土壌測定器 EC・地温 | MMK SCIENTIFIC 土壌ECメーター LY606-EC | APERA 導電率計 EC20 |
|---|---|---|---|---|---|
| 測定方式 | 土壌直接 | 土壌直接/液体 | 土壌直接 | 土壌直接 | 抽出液/養液 |
| EC測定範囲 | 0〜1,999μS/cm | 0〜4,000μS/cm | 記載なし | 記載なし | 記載なし |
| EC分解能 | 1μS/cm | 1μS/cm | 記載なし | 記載なし | 記載なし |
| EC測定精度 | ±20μS/cm | 測定範囲別 | 記載なし | 記載なし | ±1%FS |
| 温度補償 | 自動 | 自動 | 自動 | 自動 | 自動 |
| 校正方式 | 1点 | 1点自動 | 校正可能 | 1点自動 | 自動 |
| EC標準液 | 別売り | 別売り | 記載なし | 記載なし | 2種類付属 |
| 防水性 | IPX5 | なし | IP67 | 等級記載なし | 記載なし |
| 電極交換 | 専用品あり | 本体一体型 | 記載なし | 記載なし | 記載なし |
| 日本語支援 | 国内メーカー | 国内法人 | 日本語資料 | 説明書付き | 資料あり |
| 保証 | 記載なし | 記載なし | 記載なし | 1年 | 記載なし |
測定方式の違い
土壌ダイレクト型は、湿った土の中で電気がどれだけ流れやすいかを測ります。複数の場所を手早く比べたい人におすすめです。
抽出液型は、土と脱塩水を一定の割合で混ぜた液を測ります。公的な土壌診断値と比べたい人におすすめです。
直接測定したEC値と1:5水浸出液のEC値は測定条件が異なり、同じ基準値には当てはめられません。
自動温度補償で補えるのは温度差です。土の水分量や電極の接触差までは補えません。
必要な関連品
- シンワ測定72976の校正液なら、1413μS/cmの73035がおすすめ
- ハンナHI98331Nの校正液なら、1413μS/cmのHI7031がおすすめ
- シンワ測定72976の電極交換なら、専用の73109がおすすめ
- ECメーターの校正には、pH標準液ではなくEC標準液が必要
購入前のQ&A
Q. ECメーターで不足している肥料成分まで分かりますか?
ECメーターで測れるのは、水に溶けたイオンの総量です。窒素やリン酸、カリを個別に測りたい人には、ECメーターだけでは足りません。
Q. 土壌の酸性度もECメーターで測れますか?
ECと酸性度は別の指標です。土壌の酸性やアルカリ性を知りたい人には、ECメーターではなく土壌pHメーターが必要となります。
用途別の購入結論
- EC値1,999μS/cmまで細かく測るなら、シンワ測定 デジタル土壌導電率計II 72976がおすすめ
- EC値4.00mS/cmまで土へ直接挿して測るなら、ハンナ 土壌ダイレクトEC温度テスター HI98331Nがおすすめ
- IP67と日本語資料を重視するなら、FieldNew 土壌測定器 EC・地温がおすすめ
- 1点自動校正と1年保証を重視するなら、MMK SCIENTIFIC 土壌ECメーター LY606-ECがおすすめ
- 土壌の抽出液や水耕養液を測るなら、APERA 導電率計 EC20がおすすめ
測定範囲が明確な土壌ダイレクト型を挙げると、シンワ測定とハンナの2機種です。
抽出液や養液を測り、EC標準液も一緒にそろえたい人には、APERAがおすすめです。

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