
収穫コンテナ用台車の選び方|荷台寸法・2個積み・耐荷重を確認
収穫した野菜を入れたコンテナは、1箱でも何度も運ぶと腰や腕にきます。台車が欲しくなっても、1個積みや2個積み、耐荷重の数字が並び、自分の箱が本当に載るのか分かりにくいですよね。
収穫コンテナは見た目が似ていても寸法差があり、台車を買う前には底面と荷台内寸、2個積みの置き方、収穫物を入れた総重量の照合が必要です。
購入前は、コンテナの底面、荷台内寸、積み方、総重量の順で照らし合わせましょう。畝間や段差では車輪の大きさと幅、傾斜地ではブレーキの有無と使用条件も欠かせません。
目次
手元のコンテナは底面と外寸を測る
「20kgコンテナ」や「収穫コンテナ」と書かれていても大きさはすべて同じではなく、台車への適合には、上口と底の接地部の両方が関わります。
コンテナを空にして平らな場所へ置き、底が台車に触れる部分の縦と横を測り、上側は張り出したふちを含む一番広い部分を記録しましょう。
| 測る場所 | 記録する寸法 | 使う場面 |
|---|---|---|
| 底の接地部 | 縦・横 | 荷台に収まるか比べる |
| ふちを含む外寸 | 最大の縦・横 | ガードやハンドルに当たらないか比べる |
| コンテナの高さ | 底から上端まで | 上下2段の間隔や積載時の高さを見る |
収穫用として販売されている箱にも、約520×365×305mmと535×370×305mmの製品があります。この差は見た目や呼び方では判別できないため、手元の箱の実測値が必要です。
荷台内寸はコンテナの底より余裕が必要
商品ページでは、「荷台内寸」「荷台有効幅」「荷台有効長」と書かれた、コンテナを置ける部分の寸法を探してください。
荷台がコンテナの底より少し広くても、張り出したふちがガードやハンドルに当たる場合があります。実測値と荷台がぴったり同じなら、泥や小石が挟まった時に箱が収まりません。
| 比べる場所 | コンテナ側 | 台車側 |
|---|---|---|
| 接地部 | 底の縦・横 | 荷台有効幅・有効長 |
| 最大外形 | ふちを含む外寸 | ガード・ハンドルの間隔 |
| 動き止め | 底の溝や脚 | ストッパー・ガードの位置 |
伸縮式では、最小と最大だけでなく、固定ネジを締めた状態で必要な長さを保てることまで確かめ、商品情報の数値と単位が外寸につじつまが合わない時は、cmやmmを自分で読み替えず販売元へ問い合わせてください。
2個積みは横並びと上下2段で寸法が変わる
商品名に「2個積み」とあっても、1枚の荷台へ横に並べるタイプと、上段・下段へ1個ずつ置くタイプがあります。必要な荷台寸法は、商品写真と寸法図で確かめましょう。
水平2個なら箱の向きまで決める
外寸約520×365mmのコンテナを例にすると、長辺を台車の幅方向へ向ける置き方は2箱分の短辺を荷台の長さへ足し、反対向きでは2箱分の長辺が必要です。
| 2箱の向き | 必要になる荷台幅 | 必要になる荷台長 |
|---|---|---|
| 長辺を台車の幅方向へ向ける | 520mm以上 | 365mm×2=730mm以上 |
| 長辺を台車の長さ方向へ向ける | 365mm以上 | 520mm×2=1040mm以上 |
これは約520×365mmの箱を使った計算上の寸法です。実際には、ふち、ガード、ストッパーの分も必要なので、計算値と同じ大きさの荷台ではなく、2箱を同じ向きで収められる余裕を確かめましょう。
上下2段は専用荷台の寸法を見る
上下2段タイプでは、上段と下段の幅・奥行きに加え、下のコンテナを出し入れできる高さも測りましょう。
ハラックスのTC-643NBは20kgコンテナ2個用で、上段が幅60×奥行43cm、下段が幅54.3×奥行43cm、下段の有効高さは36cmです。
専用の上下荷台へ分けて載せる構造と、1枚の荷台でコンテナを縦に重ねる方法は別です。専用荷台やガードがない台車で高く積むのは避けてください。
耐荷重はコンテナを含む総重量で見る
荷台にコンテナが2個収まっても、満載で運べるとは限りません。耐荷重80kgや100kgは、台車に載せる物すべてを合計した上限です。
空のコンテナと収穫物を別々に量って足すか、収穫物を入れた状態でコンテナごと量ってください。台車へ取り付ける手かごや収穫道具も、総重量の一部です。
| 載せ方 | 合計する重さ |
|---|---|
| 1個積み | 空コンテナ1個+収穫物+付属品 |
| 2個積み | 1箱目の実重量+2箱目の実重量+付属品 |
ハラックスのCHR-40-14は最大積載荷重100kgで、取扱説明書には過積載が事故や製品の破損につながると記載されています。コンテナ側の重ね溝や圧縮荷重は保管時の情報なので、走行中の高積みを判断する根拠には使わないでください。
畝間と路面に車輪径・車輪幅を合わせる
コンテナが荷台に収まっても、タイヤが畝へ落ちたり、ハンドルが作物に当たったりすれば運べません。実際に通る場所の一番狭い幅と、台車本体・タイヤの外幅を照合しましょう。
| 使う場所 | 確認する仕様 | 見る理由 |
|---|---|---|
| 平坦なハウス内 | 約20〜25cm(8〜10インチ)級の車輪、台車幅 | 狭い通路を通り、向きを変えられるか |
| 狭い畝間 | タイヤ外幅、左右タイヤの中心間 | タイヤが畝や溝へ落ちないか |
| 土・砂利・果樹園 | 大径・幅広タイヤ | 軟らかい地面や凹凸で車輪が沈み込みにくいか |
| 方向転換が多い場所 | 前後タイヤの間隔、自在輪 | 切り返す場所を確保できるか |
土や砂利には大きく幅のあるタイヤが向き、ハラックスも直径約34cmのタイヤを果樹園や悪路で走りやすい仕様として案内しています。
ただし、タイヤが大きくても、越えられる段差の高さを一律には決められません。メーカーが許容値を示していない段差や溝は、満載や高積みのまま強引に通らないでください。
関連記事:タイヤ交換も必要なら、農業用一輪車のタイヤ交換|13×3・3.25-8と軸径の見分け方で外径・幅・軸径の測り方を確認できます。
傾斜地のブレーキと使わない条件
傾斜地でコンテナを積み降ろしするならパーキングブレーキ付きが必要ですが、作業中の台車を保持する機能であり、坂道に置いたまま離れる用途には使えません。
ハラックスのCH-BK400は、タイヤの空気が抜けているときや濡れているときに性能が低下します。CHR-40-14はブレーキシューをタイヤへ軽く食い込ませる位置が指定されているため、深く当てないでください。
| 確認する場所 | 使う前に点検 | その場で使わない状態 |
|---|---|---|
| ボルト・フレーム | ボルトの緩み、フレームやハンドルの曲がり・ひび | 締めても緩む、破損や変形がある |
| タイヤ・車軸 | 空気量、タイヤの割れ、車軸のガタ | 空気不足、ひび、回転不良、車軸のガタがある |
| ブレーキ | ロックした状態で台車を保持できるか | ロックしても動く、濡れや空気不足で保持できない |
| コンテナ | ガード内の収まり、総重量、前方の見通し | 荷台上でずれる、耐荷重を超える、積み上げて前が見えない |
ハラックスの取扱説明書は、緩み・破損・変形を放置すると転倒や製品破損につながると注意しています。どれか一つでも当てはまるなら、コンテナを載せたまま作業を続けないでください。
1個積みのアルミコンテナカー2台
1個積み用の仕様例には、LIFELEXとマツモトの「TC4510AL」がありますが、販売元と掲載仕様が異なるため同一商品とは断定できず、どちらも積載荷重80kgで2個積み用として紹介されていません。
| 商品 | 荷台 | タイヤ | 積載荷重 | 購入前の注意 |
|---|---|---|---|---|
| LIFELEX TC4510AL | 内寸の奥行表記に矛盾あり | 直径約20cm | 約80kg | 荷台内寸を販売元へ確認 |
| マツモト TC4510AL | 内寸53.5×38cm | 直径22cm・幅6cm | 80kg | 組み立て式・折り畳み不可 |
LIFELEX TC4510ALは荷台寸法を販売元へ確認
コーナンオリジナルのLIFELEX TC4510ALは、外寸約W580×D390×H820mm、本体奥行約39cm、タイヤ直径約200mm、耐荷重約80kgのアルミフレーム車です。
公式の商品情報では荷台部分の内寸が「W540×D38.5mm」と記載され、外寸の奥行とつじつまが合わないため、D38.5mmを38.5cmと読み替えず、手元のコンテナ底面が収まるか販売元へ問い合わせてから注文してください。Amazonでは在庫残りわずかと表示されていました。

マツモト TC4510ALは荷台内寸53.5×38cm
マツモトのTC4510ALは、荷台内寸53.5×38cm、タイヤ直径22cm・幅6cm、本体重量6.7kg、積載荷重80kgです。底面が荷台に収まり、上口のリムがハンドルやガードへ触れないことを照合しましょう。
折り畳みできない組み立て式なので、保管場所には本体サイズの67×39×高さ86cmが入る空間が必要です。Amazonでは入荷待ちと表示されていたため、使用日が決まっている場合は発送予定日の確認が必要です。

収穫コンテナ用台車を買う前の確認順
注文前に用意するのは、次の6項目を書き出した1枚です。数字と使用条件が一か所にそろい、商品名が似ていても仕様の違いを見分けられます。
- コンテナ実測:底面の縦・横、リムを含む外寸、高さ
- 荷台仕様:有効幅・有効長、ガードとストッパーの位置
- 積載方法:1個 / 水平2個 / 専用の上下2段
- 総重量:空コンテナ、収穫物、付属品の合計
- 作業場所:畝間の最狭部、路面、台車幅、車輪径、車輪幅
- 傾斜地:ブレーキの有無と使用条件
空欄が残る商品は注文せず、メーカーまたは販売元へ確認してください。1個積みのLIFELEXとマツモトにもこの記録を使えますが、2個積みには別の商品仕様が必要です。
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