デジタルフォレンジックの解説書おすすめ2冊|企業対応と警察捜査

デジタルフォレンジックの解説書おすすめ2冊|企業対応と警察捜査

オフ 投稿者: せせら編集部

この記事を書いている人(せせら)

普段は個人事業主のプログラマーとして仕事をしています。
個人で作業効率化サービスを運営し、挑戦を続ける人々を静かに応援しています。

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デジタルフォレンジックの解説書を探すと、企業のセキュリティ対応を扱う本と警察捜査の本が並びます。同じ分野でも内容はずいぶん違いますよね。

パソコンやネット上に残った痕跡を調べる点は共通しています。学ぶ目的が違えば事例も用語も変わるので、仕事に役立てたいのか、捜査の流れを知りたいのかで候補を絞りましょう。

紹介するのは、インシデント対応を実務の流れで学ぶ本と、架空の捜査事例から基礎を追う電子書籍です。自分の知りたい内容に近いのはどちらか、扱うテーマを見ていきます。

2冊の概要

デジタルフォレンジックとひと口にいっても、企業のシステム侵害を調べる場面と事件の証拠をたどる場面では、調査の目的も読み取るデータも異なります。2冊の違いを早見表にまとめました。

書籍主な領域形式・分量参考価格
詳解 インシデントレスポンス 詳解 インシデントレスポンス詳解 インシデントレスポンス企業のインシデント対応、解析技術ソフトカバー・454ページ4,620円
警察官のためのデジタル・フォレンジック捜査入門 警察官のためのデジタル・フォレンジック捜査入門警察官のためのデジタル・フォレンジック捜査入門警察捜査、デジタル証拠の基礎Kindle版・190ページ1,100円

価格は2026年9月29日時点のAmazon参考価格です。販売時期によって変わるため、購入時には最新の価格をご確認ください。形式も紙の本と電子書籍で異なります。

侵害対応を学ぶ本

オライリー・ジャパンの『詳解 インシデントレスポンス』は、サイバー攻撃を受けた組織の状況把握や調査、対応を扱う実務者向けの一冊です。デジタルフォレンジックの基礎から実践までを取り上げています。

著者はSteve Anson、翻訳は石川 朝久です。2022年1月27日刊行で、454ページ。参考価格は4,620円です。時期によって価格が変わるため、購入時には販売ページを確認してください。

内容が幅広いため、デジタル機器にほとんど触れたことがない人には専門用語が壁になる場面もあります。企業内のセキュリティ担当者やエンジニアとして、インシデント対応やデジタルフォレンジックを学びたい人におすすめです。

詳解 インシデントレスポンス
詳解 インシデントレスポンス

捜査事例で学ぶ本

『警察官のためのデジタル・フォレンジック捜査入門』は、警察官向けの電子書籍です。警察捜査の中でデジタルフォレンジックを扱う入門書を探している人におすすめです。

警察捜査を想定した内容のため、企業のCSIRTで使うインシデント対応手順やメモリ解析の技術を詳しく学ぶ本とは役割が異なります。捜査官がデジタル証拠に向き合う考え方や、捜査の流れを知りたい人に合います。

電子書籍限定のため、紙の本を手元に置きたい人は形式を確認してください。専門的な解析ツールの操作マニュアルを探している場合は、期待する内容とずれるでしょう。デジタルフォレンジック捜査の入門書です。

警察官のためのデジタル・フォレンジック捜査入門
警察官のためのデジタル・フォレンジック捜査入門

知識を現場へつなぐ

データが見つかったことと、その意味を正しく説明できることは別の段階です。いつ、どの端末やサービスに、どんな記録が残ったのか。記録を集める技術に加えて、前後関係を組み立てる視点も重要になります。

『詳解 インシデントレスポンス』は、インシデント対応やデジタルフォレンジックを基礎から実践まで学びたい人におすすめです。セキュリティ運用やインシデント対応の経験があれば、担当領域の外にある知識を深めるためにも読めます。

『捜査入門』は、警察捜査とデジタルフォレンジックの関係を知りたい人におすすめです。情報技術が専門でない読者も、捜査におけるデジタル証拠の扱いを知る入口にできます。

どちらの本も、現場の調査にそのまま使える資格や手順を提供するものではありません。実務には組織のルールや法的手続き、対象システムに応じた専門知識が別に必要です。本を通じて、学ぶ範囲を定めましょう。

結論

企業のサイバー攻撃への対応や、デジタルフォレンジックの基礎から実践まで学びたいなら、『詳解 インシデントレスポンス』がおすすめです。インシデント対応を幅広く学べる一冊です。

警察捜査の中でデジタルフォレンジックがどう扱われるか知りたいなら、『警察官のためのデジタル・フォレンジック捜査入門』がおすすめです。電子書籍で読みたい人や、捜査の考え方から入りたい人にもおすすめできます。

仕事でのインシデント対応を学ぶのか、警察のデジタル・フォレンジック捜査を知るのか。知りたい現場を決めれば、オライリーと立花書房のどちらを買うかも絞れます。

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