木版画摺師の版面インク付け用馬毛ブラシおすすめ3選|毛幅と硬さ

木版画摺師の版面インク付け用馬毛ブラシおすすめ3選|毛幅と硬さ

オフ 投稿者: せせら編集部

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木版画の版面に色を置く馬毛ブラシは、毛幅が広いほど一度に触れられる面積が大きくなります。細かな版面や小さな色面には、幅の狭い毛先が使いやすいでしょう。刷毛が作業場所より大きいと、周囲まで色が広がることもあります。

毛の硬さも気になりますよね。名村大成堂の小型2種は硬さがふつうで、道刃物の丸刷毛は腰が強いとされています。穂先のサイズも、表記から比較する手がかりになります。

広い版面へ絵具を伸ばすなら道刃物の丸刷毛、小さな面や部分的なぼかしには名村大成堂のNo.1・No.2がおすすめです。3点の比較では、毛幅と毛の硬さが目安になります。

三本の早見表

商品穂先サイズ硬さ・腰参考価格
名村大成堂 Bボカシ刷毛 No.1名村大成堂 Bボカシ刷毛 No.1約4×6mmふつう330円
名村大成堂 Bボカシ刷毛 No.2名村大成堂 Bボカシ刷毛 No.2約5.5×7mmふつう385円
道刃物 木版画創作丸刷毛 60mm道刃物 木版画創作丸刷毛 60mm約50×40mm腰が強い1,980円

価格は2026年9月28日時点の参考価格です。販売時期や販売店によって変動します。名村大成堂の2本はミリ単位の小さな穂先で、道刃物は約50×40mmの丸い毛先です。寸法の差から、担当する版面の広さも変わります。

硬さの表記は、名村大成堂がふつう、道刃物が腰の強い仕様です。名村大成堂の2本は同じ硬さで、穂先の寸法が異なります。道刃物の丸刷毛は、広い毛先と強い腰が特徴です。

日本の木版画では、刷毛で版木に色を付けてから紙を当て、摺ります。英国博物館の解説にも、馬毛の刷毛で版木へ色を置く様子が紹介されています。(British Museum)

名村大成堂 No.1

No.1の穂先は約4×6mmで、今回の3本では最も小さいサイズです。細い線の脇や、ごく狭い色面に少しずつ色を置く作業に向きます。広い面全体を塗るより、部分用の一本として使うのが現実的でしょう。

毛は馬毛です。硬さと絵具の含みは、どちらもふつう。小さな穂先を生かして、版木の細部や色面の境目近くに使えます。

水張りやニス、デザイン、日本画などにも使われるタイプです。商品名には版画も含まれます。穂先が約4×6mmなので、版面全体を塗る丸刷毛の代わりではなく、狭い範囲の色付けを受け持たせるのが現実的でしょう。

参考価格は330円です(2026年9月28日時点)。部分用の刷毛を手頃な価格で揃えたい人や、太い刷毛では届きにくい版面の箇所を塗りたい人におすすめです。版面全体を塗る一本を探しているなら、別のサイズが適しています。

名村大成堂 Bボカシ刷毛 No.1
名村大成堂 Bボカシ刷毛 No.1

名村大成堂 No.2

No.2の穂先は約5.5×7mmで、No.1よりひと回り大きい寸法です。それでも道刃物の丸刷毛と比べると、かなり小型。細かな部分に使いながら、No.1より少し広いところへ色を置けます。

素材は馬毛で、硬さと絵具の含みはどちらもふつうです。No.1と同じ表記なので、二本の違いは主に穂先の大きさ。部分塗りの幅を少し広げたい人にはNo.2、より小さな箇所に使うならNo.1がおすすめです。

水張り、ニス、染色、版画などに使われる刷毛です。穂先の寸法が小さいため、版木の広い面より細部や小さな色面で力を発揮します。小型の刷毛を何本か揃える場合にも、価格を抑えられます。

参考価格は385円(2026年9月28日時点)。No.1との差は55円で、穂先は約1.5〜1mm大きくなります。小ささを重視する人にはNo.1、少し広い部分にも使いたい人にはNo.2がおすすめです。

名村大成堂 Bボカシ刷毛 No.2
名村大成堂 Bボカシ刷毛 No.2

道刃物の丸刷毛

木版画創作丸刷毛60mmは、毛先が約50×40mmです。名村大成堂の小型2本とはサイズ帯が異なり、広い版面に色を置けます。商品名の60mmと、毛先の寸法約50×40mmは別の数値です。

毛は馬のたてがみで、穂の長さは22mm。腰が強く、絵具をまんべんなく伸ばせます。毛先は刷毛おろし加工済みで、細く割れており、絵具を含みます。広い版面に使う刷毛として、3点の中で最も用途が明確です。

小型刷毛とは役割が異なります。広い色面を中心に塗る人にはこちらがおすすめです。細部も多い版木なら、小型刷毛を組み合わせて、毛幅ごとに塗る場所を分けられます。

参考価格は1,980円(2026年9月28日時点)です。小型2本より価格は上がりますが、広い毛先で版面全体へ絵具を伸ばせます。使用後は水気をよく切り、乾燥させて保管してください。

道刃物 木版画創作丸刷毛 60mm
道刃物 木版画創作丸刷毛 60mm

結論

広い版面へ絵具を伸ばす主力には、道刃物の木版画創作丸刷毛60mmがおすすめです。 毛先は約50×40mmで、腰も強い仕様。3本の中で、広い面を受け持つ商品として最もはっきりしています。

細部や狭い色面には、穂先約4×6mmの名村大成堂No.1がおすすめです。少し広い穂先が必要なら、約5.5×7mmのNo.2。 硬さはどちらもふつうなので、主な違いは穂先のサイズです。

版木の広い面を塗るのか、細部に使うのかを作業場所に当てはめると、商品を決めやすくなります。広い面には丸刷毛、部分用には小型刷毛を選ぶと、毛幅に合わせて使い分けられます。

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