日本画家向け 顔料の色数と使用量で選ぶ日本画用絵具セットおすすめ5選

日本画家向け 顔料の色数と使用量で選ぶ日本画用絵具セットおすすめ5選

オフ 投稿者: せせら編集部

この記事を書いている人(せせら)

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日本画用の絵具セットは、色数が多いほど使いやすいとは限りません。よく使う色が少ない制作と、幅広い色を作品ごとに使い分ける制作では、手元に置きたいセットも変わります。

色数だけを見ると、一色あたりの絵具の量やセット全体の重さを見落としがちです。色数と容量を分けて見ると、買ったあとに使い方とのずれが起きにくくなります。

今回は、色数・色の並び・セット重量・参考価格を比べ、制作量や使いたい色に照らして5点の違いをまとめました。

5セットの一覧

今回の5点は、8・12・24色の角顔彩と、6色入りのテーマ別パンカラーです。角顔彩は色数の幅、パンカラーは色の組み合わせが違うため、色数だけでは特徴をつかみにくい構成です。

表の価格は2026年9月28日時点のAmazon参考価格です。販売時期や店舗によって変わるため、購入時は現在の価格を確認してください。パンカラーの重量はセット全体の重量です。

商品色数色の構成・セット重量参考価格
吉祥 角顔彩 上製吉祥 角顔彩 上製24色多色セット2,860円(定価目安3,685円)
吉祥 角顔彩 並製吉祥 角顔彩 並製12色多色セット1,444円(定価目安1,595円)
吉祥 COLLECTION PAN COLOR RETRO吉祥 COLLECTION PAN COLOR RETRO6色洗朱・光樹・金黄土・藍群青・空色・黒茶/66g1,540円
吉祥 COLLECTION PAN COLOR BOTANICA吉祥 COLLECTION PAN COLOR BOTANICA6色珊瑚・赤橙・肌色・黄草・鶸色・鮮光黄/57g1,540円
吉祥 角顔彩 上製吉祥 角顔彩 上製8色少色数セット1,024円

顔彩の特徴

ここで扱うのは、吉祥の顔彩セットです。粉末状の岩絵具セットとは種類が異なり、水を含ませた筆で使うタイプ。岩絵具の粒子感や番手を選ぶ記事とは、購入判断の軸が変わります。

吉祥の顔彩は、水を含ませた筆で表面をなでて使え、混色や重ね塗りもできます。筆と水で扱えるため、色を重ねて表情をつけたい場面にも使えます。(吉祥「顔彩・鉄鉢」)

色数は使える色の幅を表しますが、一色あたりの絵具量を表すものではありません。色数だけを見て一色が長く使えるとは考えず、色の幅とセット寸法を比べるのが実用的です。

特定の色を大きな作品で頻繁に使うなら、色数の多さだけで決めず、一色ごとの容量も確認してください。鉄鉢は顔彩の大容量タイプなので、一色を多く使う制作では鉄鉢も検討してください。(吉祥「顔彩・鉄鉢」)

角顔彩 上製24色

色数を広く確保したい人には、吉祥の角顔彩 上製24色がおすすめです。8色や12色より色の選択肢が多く、色ごとに使い分けたり、混色の出発点を増やしたりできます。

セットの寸法は20.8×18.6×1.6cm、重さは0.4kgです。今回の5点では最も大きい角顔彩セット。机に常設して複数の色を同時に使う場合も、ケースの大きさを確認してください。

参考価格は2,860円で、定価の目安は3,685円です。12色との差額は1,416円です。色数は2倍ですが、絵具の量が2倍という意味ではありません。描く題材ごとに色を使い分ける人なら、この価格差で色幅を増やせます。

いつも使う色が限られ、残りの色が出番のないままになりそうなら、24色を最初から揃える必要はありません。幅広い色を使う予定がある人にすすめたいセットです。

角顔彩 並製12色

12色は色数と価格のバランスを取りたい人におすすめです。8色では色の種類が足りないと感じる一方、24色すべてを使う予定がない場合に、購入額を抑えながら色数を増やせます。

寸法は20.1×9.4×1.5cmで、横長のケースです。上製24色より幅が狭く、収納場所を取りにくい形。参考価格は1,444円、定価の目安は1,595円で、今回の角顔彩セットでは価格を抑えやすい一品です。

このセットは「並製」、8色と24色は「上製」と記されています。表記上の違いを品質差と決めつけず、商品仕様と価格で比べてください。色数を増やしながら初期費用を抑えたい人には12色がおすすめです。

制作を続けて特定色の不足が気になったら、その色を足すと、使わない色ばかり増えるのを避けられます。描く内容に合わせて手元の色を整えたい人には、12色がおすすめです。

PAN COLOR RETRO

吉祥 COLLECTION PAN COLOR RETROは、6色をひとまとまりにしたテーマセットです。洗朱、光樹、金黄土、藍群青、空色、黒茶が入り、赤みのある色から青、茶までを一箱で揃えられます。

角顔彩の8色セットより色数は少ないものの、6色の組み合わせに個性があります。あらかじめまとまった配色を使いたい人や、落ち着いた和の色を中心に描きたい人にはRETROがおすすめです。

寸法は15×12×1cm、重さは66g。セット全体の重量はBOTANICAより9g重く、どちらも薄型のセットです。重量の差だけで一色の容量を判断せず、色名と配色を比べてください。

参考価格は1,540円です。6色なので、24色セットのように色の選択肢を網羅する商品ではありません。手持ちの顔彩へテーマカラーを足したい場合や、色数を増やしすぎず個性のある色を取り入れたい場合に使えます。

吉祥 COLLECTION PAN COLOR RETRO
吉祥 COLLECTION PAN COLOR RETRO

PAN COLOR BOTANICA

吉祥 COLLECTION PAN COLOR BOTANICAは、珊瑚、赤橙、肌色、黄草、鶸色、鮮光黄の6色セットです。赤や黄に黄草と鶸色が加わり、植物や花を題材にした作品にも使いやすい色のまとまりになっています。

色数はRETROと同じ6色ですが、配色の方向は異なります。RETROには赤みや土色、藍、黒茶があり、BOTANICAには肌色や明るい黄、草色系が入っています。色名を見て、描きたい色が含まれる方を選んでください。

寸法は15×12×1cm、重さは57gです。RETROと同じサイズで、9g軽いセット。参考価格も1,540円なので、価格ではなく入っている色で選べます。外出先での写生用や、既存の多色セットへ別の組み合わせを加えたい場合にも便利です。

一箱だけで幅広い色を揃える商品ではありません。色の選択肢を増やすなら24色や12色の角顔彩、明るい花色や草色系ならBOTANICA、渋めの色ならRETROがおすすめです。

吉祥 COLLECTION PAN COLOR BOTANICA
吉祥 COLLECTION PAN COLOR BOTANICA

角顔彩 上製8色

吉祥の角顔彩 上製8色は、今回の角顔彩セットで最も色数が少なく、参考価格も1,024円と手頃です。初めて顔彩を使う人や、手元に置く色を増やしすぎたくない人には8色がおすすめです。

寸法は12.3×10.4×1.4cmです。24色セットよりかなり小さく、収納場所や持ち運びの負担を抑えられます。日常的に使う色を絞った小品制作や、外で描くときの荷物を軽くしたい場合に扱いやすいサイズです。

8色では、作品ごとに細かな色味を使い分けたいときに選択肢が足りなくなることがあります。混色で色を作る前提なら少色数を活用できますが、色を広く使い分けたい人には12色以上がおすすめです。

最初から多色セットを買わず、使う色を確かめながら揃えたい人にも8色がおすすめです。価格を抑えて始められます。

結論

幅広い色を一度に揃えるなら、吉祥 角顔彩 上製24色がおすすめです。色数を抑えて初期費用を小さくするなら上製8色、収納しやすさと色数の中間を取るなら並製12色です。

6色の配色セットは色のまとまりで選べます。洗朱・藍群青・黒茶などを含むRETRO、珊瑚・肌色・黄草などを含むBOTANICA。どちらも参考価格は1,540円です。

使用量の多さが気になる場合は、色数だけで決めず一色ごとの容量を確認してください。PAN COLORの重量はセット全体の数値です。一色を大量に使う制作では、顔彩の大容量タイプである鉄鉢も検討してください。

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