
油絵画用パレットナイフおすすめ5選|刃長・形状・素材で比較
油絵具を画面に盛ったり、削ったり、混ぜたりするなら、パレットナイフが1本あるだけで表現の幅が広がります。筆とは違う硬いエッジを出せる道具ですね。
ただ、刃が長いものと短いものでは、絵の具を動かしたときの感触が変わります。形状や素材も商品ごとに違うため、最初の1本で迷うところがあります。
一丁で細かく使うのか、複数の形を使い分けるのかで、適した商品は変わります。今回は、刃長・形状・素材を比べながら、油絵用パレットナイフおすすめ5選を紹介します。
5商品早見表
まず、5商品それぞれの違いを表にまとめます。刃のサイズが明記されている商品と、複数形状をまとめたセット商品が混在しています。
| 商品 | 刃の情報 | 素材 | 本数 | おすすめの使い方 |
|---|---|---|---|---|
HOLBEIN Aパレットナイフ No.3 | 112×21mm | 商品データ記載なし | 1本 | 標準的な塗り・混色 |
ターレンス 3004 | 225×22mm | 高級鋼・木材 | 1本 | 長いストローク・広い面 |
リキテックス L #14 | 32×3.5×2.5cm | ステンレス鋼 | 1本 | 油彩・アクリルの描画 |
MEEDEN パレットナイフ | 5種類 | ステンレス鋼・ブナ材 | 5本 | 混合・厚塗り・ぼかし |
HAMILO パレットナイフ | L型4種・フラット型3種 | ステンレス鋼・バーチ | 7本 | 面塗り・線塗り・盛り付け |
1本だけ買うなら、刃の寸法と持ち手の情報が分かる商品から選ぶと、使い始めのイメージを作りやすくなります。表現を増やしたい人にはセット品がおすすめです。
一丁で始めるなら
油絵をこれから始める人が最初に買うなら、まず1本で絵の具を混ぜられ、画面にも塗れるタイプがおすすめです。形が極端に細いものより、刃幅のある標準型が使いやすいでしょう。
HOLBEIN No.3は、刃先112mm、刃幅21mmという寸法です。極端に大きな刃ではないため、パレット上の混色からキャンバスへの塗布まで1本で対応できます。
ターレンス3004は刃長225mm、刃幅22mmのロングタイプです。1回の動きで広い範囲へ絵の具を伸ばしたい人におすすめで、短いストロークを重ねるより大胆な画面を作れます。
HOLBEIN No.3
ホルベイン Aパレットナイフ No.3は、刃先112×21mmのシンプルな1本です。商品データでは、刃の長さと幅が明記されています。
刃幅21mmは、少量の絵の具をすくって混ぜる作業にも、キャンバスへ線状に置く作業にも使える寸法です。初めてのパレットナイフを1本で済ませたい人におすすめです。
短すぎる刃ではないため、絵の具を小さく刻むように混ぜるだけでなく、画面へ一定の幅で塗り広げることも可能です。細部と中程度の面を1本で受け持つタイプですね。
一方で、広い背景を一気に塗る用途や、細い線を何度も描く用途では、専用形状のセット品ほど対応範囲は広くありません。基本の1本が欲しい人におすすめです。

ターレンス3004
ターレンス ペンチングナイフ3004は、225×22mmの長い刃を持つ商品です。刃には高級鋼、ハンドルには木材が使われています。
厚めに置いた絵の具を引き延ばしたり、長いストロークで表面を整えたりする作業におすすめです。油絵らしい大胆なタッチを出したい人には、この長さが魅力です。
刃長225mmは、今回の単品3商品の中でも長い部類です。絵の具を広い範囲へ伸ばすとき、短い刃より一度に動かせる距離が長くなります。
重量は27gで、ビニールシースも付属します。刃が長いため細かな点描や小さな部分の修正では刃先を細かく動かしにくく、広い面を動かす用途で良さが出ます。

リキテックスL #14
リキテックス ペインティングナイフ L #14は、32×3.5×2.5cmのサイズで、ステンレス鋼を使った商品です。油彩とアクリルの両方に対応します。
ステンレス鋼製なので、手入れのしやすさを重視する人におすすめです。油絵具を混ぜた後に拭き取り、次の色へ移る使い方にも対応しやすい素材です。
サイズ表記は刃だけでなく全体寸法を含む可能性があるため、刃長を細かく比べたい人は販売ページの寸法表示も確認してください。重量は79gと記載されています。
油絵とアクリル画の両方で使うなら、リキテックス L #14がおすすめです。軽さよりも、しっかりした道具を持って描く感触を求める人向けです。

MEEDEN 5本セット
MEEDENは、形状とサイズの異なるパレットナイフを5本まとめたセットです。1本だけでは足りない表現を、形の違いで補えます。
商品データでは、色の混合、厚塗り、ぼかし、テクスチャ表現に対応するとされています。油絵具を混ぜる道具と、画面へ置く道具を分けたい人におすすめです。
ブレードは弾力性のあるステンレス鋼製です。適度なしなりがあり、刃先は滑らかに仕上げられています。キャンバスや紙へ強く引っかけたくない人にも使いやすい構成です。
ハンドルは天然ブナ材で、滑りにくさと持ちやすさを重視した設計です。油絵とアクリル画、水彩、粘土、陶芸、模型に使えます。
厚塗りやぼかしなどを5本で試したい場合は、MEEDEN パレットナイフがおすすめです。ただし、5本すべてに同じ出番があるとは限りません。

HAMILO 7種セット
HAMILOは、L型4種とフラット型3種を組み合わせた7種セットです。ブレードの長さや形状が異なるため、今回の5商品では最も本数が多くなっています。
L型は、持ち手と刃の位置がずれているタイプです。画面へ手を近づけすぎずに絵の具を置きたいときや、刃の角度を変えて盛り付けたいときに使えます。
フラット型は、刃を寝かせて面を塗る使い方におすすめです。広い面へ絵の具を伸ばす作業と、刃のエッジを立てて線を作る作業を分けられる点が特徴です。
ブレードには耐蝕性の高いステンレス鋼、持ち手にはバーチ材が使われています。油絵具を何度も拭き取る使い方でも、金属部分の素材を重視できます。
面塗りと線塗りをはっきり分けたい人や、複数の技法を一度に試したい人はHAMILO 7種セットがおすすめです。7種類あるため、描き方を変えるたびに別の刃へ持ち替えられます。

刃長で変わる表現
刃が短いパレットナイフは、絵の具を少量すくい、狙った場所へ置く作業におすすめです。細部を調整したいときや、色を少しずつ混ぜるときに便利です。
刃が長いタイプは、絵の具を一方向へ伸ばす距離が長くなります。背景や大きな面を塗るときは、ターレンス3004の225mmがおすすめです。
ただし、長い刃ほど細かな位置調整には向きません。小さなモチーフを中心に描く人は、HOLBEIN No.3の112mmや、セット品の細い形状を使う方が作業を進めやすくなります。
刃幅も同じくらい大切です。21〜22mm前後は混色と塗布の両方へ使いやすく、複数本セットは幅や形の違いを試せる点に価値があります。
形状で変わる表現
フラット型は、刃を寝かせて絵の具を広げる面塗りと、刃先を立てた線塗りの両方に使えます。広い面とエッジを1本で扱う形です。
L型は、持ち手の位置と刃の角度を利用して、絵の具を盛り上げる作業におすすめです。筆を置き換えるというより、厚みを持たせる道具として使う形です。
MEEDENは5種類、HAMILOはL型4種とフラット型3種の7種類です。形状を試すこと自体が目的ならHAMILO、5本で十分な道具をそろえたいならMEEDENがおすすめです。
単品は使う形が決まっているため、道具を増やしすぎたくない人におすすめです。セット品は収納本数が増えますが、表現の違いを確かめながら描けるのが強みです。
油絵での使い分け
パレット上で色を混ぜる作業が中心なら、刃幅のある単品を1本置くと足ります。HOLBEIN No.3は、混色と画面への塗布を一丁で済ませたい人におすすめです。
キャンバスの広い面へ絵の具を伸ばすなら、刃長225mmのターレンス3004がおすすめです。短い動きを何度も重ねるより、長いストロークで面を作りたい人向けです。
厚塗りやぼかし、画面の質感を変えたいなら、MEEDENの5本セットが便利です。細かな表現を試しながら、使う形を絞れます。
面塗りと線塗りをはっきり分けたい人や、複数の技法を一度に試したい人はHAMILOがおすすめです。7種類あるため、描き方を変えるたびに別の刃へ持ち替えられます。
油絵とアクリル画の両方で使うなら、リキテックス L #14がおすすめです。ステンレス鋼製で、複数の画材を一つの道具で扱いたい人に合う構成です。
迷ったときの結論
- 初めての1本で混色と塗布を兼ねたい場合は、HOLBEIN Aパレットナイフ No.3がおすすめです
- 広い面へ長く絵の具を伸ばしたい場合は、ターレンス ペンチングナイフ3004がおすすめです
- 油彩とアクリルの両方で使い、ステンレス鋼製を選びたい場合は、リキテックス L #14がおすすめです
- 厚塗りやぼかしなどを5本で試したい場合は、MEEDEN パレットナイフがおすすめです
- L型とフラット型を含む多彩な形状をそろえたい場合は、HAMILO 7種セットがおすすめです
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