ピアノ調律師の高音域調律用フェルトミュートを形状別に比較

ピアノ調律師の高音域調律用フェルトミュートを形状別に比較

オフ 投稿者: せせら編集部

この記事を書いている人(せせら)

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高音域の調律では、同じ音を出す複数の弦のうち、調整する弦だけを鳴らすためにミュートを使います。フェルト製でも、細いミュート紐と幅広の消音フェルトでは役割が違うんですよね。

商品名に高音域対応とあっても、長さや幅、形状を見ずに選ぶと想定した場所へ収まらないことがあります。弦を部分的に止める道具か、鍵盤側の音を広く弱めるフェルトか。まずこの違いを押さえましょう。

商品形状・サイズ参考価格
SewroroSewroro金属製ミュート棒・約23cm939円
NUOLUXNUOLUXミュート器具・約23cm1,009円
GARIOUANSGARIOUANSフェルト紐・130cm1,459円
COLLBATHCOLLBATHフェルト紐・130cm1,459円
ノーブランド品ノーブランド品赤いフェルト帯・101cm579円
SdlnklmSdlnklm白い幅広フェルト・136cm1,890円
DeevokaDeevoka白い幅広フェルト・136cm1,760円
STARTISTSTARTIST白い幅広フェルト・136cm2,060円

高音域のミュート

ピアノの中高音には、1音に複数の弦が張られている音域があります。調律では弦同士の鳴りを分けて確認する場面があり、ミュートで狙った弦以外の振動を抑えます。

細いフェルト帯を弦の間へ通して一部の弦を止める方法があります。くさび形のミュートで弦を個別に止める方法もあります。高音域では弦やハンマーの間隔が詰まるため、道具の幅や先端形状が作業性を左右します。

ミュートは音程を合わせる調律ハンマーの代わりにはなりません。弦の振動を分けて聴くための道具です。調律には弦の張力を調整する工程もあるため、専門的な知識がないまま内部を操作するのは避けてください。PianoMeterの調律解説でも、高音域で専用ミュートを使う方法が紹介されています。

棒状の2製品

Sewroroは金属製のミュート棒です。長さ約23cm、幅約3cm、厚さ約1cm。参考価格は939円で、今回の候補では手に取りやすい価格帯です。

NUOLUXも長さ約23cm、幅約3cm、厚さ約1cmです。Sewroroと寸法は同じ。参考価格は1,009円で、高音部のミュートを補助する器具です。

この2つは、130cm前後の紐や帯を弦列へ通すタイプとは使い勝手が異なります。短い器具をピンポイントで扱う作業に使えます。長い範囲をまとめてミュートする用途には合いません。

細いフェルト紐

GARIOUANSは緑色のフェルト紐です。長さ約130cm、幅約2.8cm、厚さ約0.6cm。柔らかく、自由に曲げられます。参考価格は1,459円です。

COLLBATHも緑色で、長さ約130cm、幅約2.8cm、厚さ約0.6cmです。参考価格は1,459円。耐久性があり、しなやかなフェルトです。

両品は寸法と色が同じで、参考価格も同額です。ブランド名だけで作業性能の差を決めつけず、購入時に商品画像で現物の形を確認したいところ。

高音域の特定箇所に使う場合は、ピアノ内部のすき間に幅約2.8cmの紐を通せるかが要点。調律師が普段使うミュートの形状と合うかを優先してください。

赤いフェルト帯

ノーブランド品は赤色で、長さ約101cm、幅約2cm、厚さ約0.5cmです。帯状の候補では幅が比較的細く、価格は579円と最も低め。最大2オクターブを同時にミュートする用途のフェルト帯です。

幅約2cmなので、GARIOUANSやCOLLBATHより細い帯を探す場合に違いが分かりやすい製品です。長さも約101cmと短め。ピアノ全体へ一度に使う前提ではなく、対象の音域と道具の寸法が作業に合うかを見てください。

最大2オクターブを同時にミュートする用途です。どのピアノでも同じ状態で収まるとは限りません。購入判断では色より長さ・幅・厚さを優先しましょう。

幅広フェルト

Sdlnklm、Deevoka、STARTISTの3製品は、いずれも白色で約136cm×7cm×0.5cmです。ハンマーと弦の間に挟み、打鍵音を弱める幅広フェルト。細い調律用ミュート紐とは幅が大きく異なります。

価格はSdlnklmが1,890円、Deevokaが1,760円、STARTISTが2,060円です。3製品は寸法と色が共通しています。価格は2026年9月29日時点の参考値で、販売時期によって変わります。

幅7cmのフェルトは、細い帯を弦間へ通して特定の弦を止める用途とは形状が違います。音を広く弱めたい場面には候補になりますが、高音域の弦を個別に分ける目的なら、調律師が使う道具と幅が合うかを確認してください。

結論

高音域の弦を分けて調律する補助具を探すなら、調律師が使うものと同じ形状を基準にしてください。細い帯状品ならノーブランド品、GARIOUANS、COLLBATH。短い器具ならSewroroかNUOLUXです。

広い範囲の音を弱めるフェルトなら、Sdlnklm、Deevoka、STARTISTが候補になります。3製品はいずれも約136cm×7cmで、調律用の細いミュート紐とは用途が異なります。参考価格は579円から2,060円まで幅がありますが、価格よりも寸法と形状を優先して選ぶのが確実です。

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