
ミシンのボビンカバーをなくした|本体型番から対応部品を探す方法
下糸を入れ直そうとして、いつもの透明なふたがないことに気づくと焦りますよね。部品名が分からず、何と検索すればいいのか迷います。
同じメーカーや、寸法がほぼ同じ物なら使えそうに見えるのがややこしいところでしょう。でも、裏側の爪や突起が少し違うだけで、きちんとはまりません。
合うボビンカバーを特定する手掛かりは、本体型式とメーカーが案内する純正部品番号です。
目次
ボビンカバーをなくしたら電源を切り、見つかるまで縫わない
ボビンカバーが見当たらないときは、最初にミシンの電源を切り、針とボビンの周辺、作業台、布やミシンケース、ブラシなどの掃除道具を探してください。
見つからないまま、カバーなしで縫うのはやめてください。透明板や厚紙を切った物、テープで留めた物も代わりにはなりません。
カバーを検知するセンサーを押して動かす方法も試さないでください。交換品を探す前に、透明ふたの呼び名とボビンの入れ方を確かめましょう。
なくした透明ふたのメーカー別の呼び名
ボビンの上に付いていた透明なふたは、説明書や部品販売ページで「ボビンカバー」と書かれているとは限りません。
ジャノメは「角板」、ブラザーは「針板ふた」、シンガーは「すべり板」と呼ぶ機種があります。JUKIなどの「釜カバー」も含め、機種ごとの呼び名を確かめてください。
「ボビン」は下糸を巻く小さな糸巻きです。「ボビンケース」や「内かま」は、ボビンを収める内部部品です。
「針板」は針が下りる穴の周りにある金属板なので、透明ふたと取り違えないでください。どれもボビンカバーの代わりにはなりません。
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ボビンを上から入れる透明ふたと前面のふたを見分ける
針板のそばにある小さな透明ふたを開け、ボビンを上から直接入れる方式が「水平釜」です。交換するのは、針板上面に収まる小さな透明ふただと確かめてください。
補助テーブルなどを外し、本体の前面や側面からボビンケースごと抜き差しする方式が「垂直釜」です。前面や側面の大きなふたと取り違えないでください。
通販では、どちらも「釜カバー」と書かれることがあります。商品名ではなく、実機でボビンを入れる位置を確かめてください。
ミシン本体の型式から純正ボビンカバーの部品番号を調べる
本体正面の商品名と、背面・側面・底面のラベルにある型式や機種コードは分けて控えてください。問い合わせに必要なのは、本体を特定できる英字や数字です。
- 本体正面の商品名と、背面・側面・底面の型式または機種コードをメモする。
- その型式の公式取扱説明書を開き、なくしたふたの部品名を図で確かめる。
- メーカーか正規販売店へ本体型式と部品名を伝え、純正部品番号を教えてもらう。
- 型式が読めないときは、保証書・説明書・注文履歴・実機写真を用意して問い合わせる。
ジャノメは正面の商品名と背面の型式、ブラザーは背面や右側面の英数字を案内しています。正面の名前だけでなく、ラベルの英字と数字まで残してください。
JUKIの家庭用ミシンの型式例は「HZL-」で始まります。シンガーの型式は、本体シールや説明書で分かります。部品名も型式と一緒に伝えましょう。
ラベルが読めないときは、保証書、説明書の表紙、購入メール、注文履歴を探してください。ミシン全体とラベル、ボビンを入れる場所の写真も問い合わせに使えます。
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部品番号の次に比べるボビンカバーの外形と裏側の爪
外形や寸法は、本体型式と純正部品番号が分かった後に比べましょう。見た目がよく似ていても、寸法だけでは同じ部品だと判断できません。
- 正方形か長方形か、縦と横は何mmか
- ボタンで浮く方式、横へ滑らせる方式、押し込む方式のどれか
- 裏側の爪や突起はいくつあり、どの位置と向きに付いているか
- 下糸を通す溝や糸を切る部分があるか
- 取り付けたときに浮きやがたつきがなく、針板との段差ができないか
ジャノメ用として販売されている角板では、36×45mmの爪2個と37×45mmの爪3個を見分けてください。
38×45mmには横へ滑らせる物もあります。適合の分かれ目は、1〜2mmの差だけではなく、爪の数と開け方です。
爪や開け方が一致しないカバーは、寸法が近くても購入しないでください。取り付け時に浮きや段差が出るなら、対応違いを疑いましょう。
対応機種と部品番号が不明なボビンカバーは買わない
通販タイトルの「純正」、同じメーカー、似た寸法、同じ透明度だけでは適合が決まりません。海外向け型番や広すぎる対応表記も、自分の機種へ使える根拠にはなりません。
- 本体型式の末尾まで、商品ページの対応機種と一致しない
- メーカーが案内する純正部品番号と商品ページの番号が一致しない
- 商品説明がボビンカバーと針板を同じ部品のように扱っている
- 裏側の爪や突起の数と位置が分からない
- 古い機種で公式の対応情報や後継部品を確認できない
一つでも当てはまるなら、価格が安くても購入は止めてください。本体型式と純正部品番号がそろうまで待てば、はまらない部品を買わずに済みます。
古いミシンで情報が見つからないときは、本体全体、型式ラベル、ボビンを入れる場所を撮影し、メーカーや正規販売店へ送ってください。
使える部品番号や後継部品があるかを尋ねましょう。部品供給が終わり、後継品がない場合もあります。回答が出るまで対応不明の商品は買わないでください。
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交換ボビンカバーを取り付け、低速で試し縫いする
取り付け前に必要なのは、電源を切り、その機種の取扱説明書でカバーの向きを確かめることです。装着後は、浮き・がたつき・針板面との段差がないかを確かめましょう。
カバーが自然に収まらないなら、対応部品だと判断できません。強く押し込む、爪を削る、テープで固定する加工はやめ、カバーを外してください。
浮きやがたつきがない場合だけ、不要な布で低速の直線縫いを試せます。異音、糸絡み、布の引っかかり、カバーの浮きが出たら電源を切り、メーカーや修理店へ相談してください。
ミシン本体の型式と部品番号が一致するボビンカバーを選ぶ
交換品を決める条件は、本体型式と純正部品番号の一致です。部品名、ボビンを入れる位置、外形、裏側の爪、開閉方式は、その一致を確かめる手掛かりにしましょう。
正しいカバーを装着できた後の仕上げは、不要な布で行う低速の試し縫いです。
型式や部品番号が分からなければ、メーカーか正規販売店へ問い合わせてください。ミシン全体、ラベル、ボビンを入れる場所の写真も一緒に送りましょう。
ボビンカバー交換でよくある質問
同じ本体名でも型式末尾が違うボビンカバーは使えますか?
型式末尾まで一致しない場合は、同じ部品として扱わないでください。本体正面の商品名が同じでも、型式や機種コードが違えば対応部品を確定できません。
商品ページの対応機種に手元の型式が末尾まで載っていなければ、本体ラベルの写真を添えてメーカーか正規販売店へ問い合わせましょう。
下糸案内溝や糸切り部がないボビンカバーで代用できますか?
元のカバーに下糸を通す溝や糸切り部があるなら、それらがないカバーへ置き換えないでください。溝や糸切り部の有無も、機種ごとに異なる形状の一部です。
本体型式と純正部品番号を先に確かめ、その後で元のカバーと同じ溝や糸切り部があるかを比べてください。
純正ボビンカバーが供給終了ならどうすればよいですか?
寸法が近い汎用品を先に買わず、メーカーか正規販売店へ後継部品や代替部品があるかを尋ねましょう。古い機種では、部品供給が終わり、後継品がない場合もあります。
使える部品番号を確認できない間は縫製を再開せず、透明板や厚紙、テープで作った物も代わりに使わないでください。
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