ミシンの押さえホルダー交換|ローシャンク・振幅と対応機種の見分け方

ミシンの押さえホルダー交換|ローシャンク・振幅と対応機種の見分け方

オフ 投稿者: せせら編集部

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押さえを付けてもすぐ外れたり、針が金具に当たりそうに見えたりすると、どの部品を替えればいいのか迷いますよね。

交換品は「ローシャンク対応」の表示だけでは決まらず、ミシン本体の型式と5mm・7mm・9mmなどの振幅まで確認しておく必要があります。

押さえとホルダーの違いから始め、対応機種の調べ方、交換後の干渉確認へ順番に進みましょう。

目次

押さえと押さえホルダーは別の部品

布に直接触れて生地を押さえる部品が「押さえ」、その少し上でミシンの押さえ棒にねじ止めされている金具が「押さえホルダー」です。

家庭用ミシンには、押さえ上面の横ピンをホルダーの溝にはめるスナップオン式が多く、ファスナー用やまつり縫い用へ押さえだけを替える時はホルダーを付けたままで構いません。

押さえがすぐ落ちる、解除レバーを動かしても固定できない、爪やばねが外れている。この状態なら、ホルダー側の破損が疑われます。ジャノメの黒レバー式では、レバーを上から押すと内部のばねが外れることがあるため、後ろから手前へ押してください。

ウォーキングフットなど、押さえ棒へねじで直接取り付ける部品もあります。このタイプではホルダーを外すため、押さえとホルダーがいつも一組とは限りません。ホルダー側を替えるなら、本体型式を控えておきましょう。

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型式はミシン背面の銘板で分かる

同じメーカーの家庭用ミシンでも押さえホルダーはすべて共通ではなく、本体の商品名だけで探すと似た形の別部品が混ざります。

商品名はミシンの正面、型式は背面の銘板に書かれていることが多く、ジャノメもこの2つから対応するミシングループを調べるよう案内しているため、英字や数字、ハイフンまで写る銘板の写真は問い合わせにも使えます。

型式が分かったら、本体の取扱説明書とメーカー公式のアクセサリー対応表を確認し、補給部品番号が載っていれば同じ番号の交換品まで絞りましょう。

古い機種で部品番号が見つからない時は、型式と「押さえホルダー」という部品名をメーカーや正規販売店へ伝えるのがおすすめですが、壊れた部品の写真や寸法だけでは適合を決められません。

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ミシンの糸立て棒が折れた|本体型番から交換部品を探す方法

ローシャンクだけで共通とは限らない

押さえホルダーを押さえ棒に固定する位置が低いタイプを「ローシャンク」、高いタイプを「ハイシャンク」と呼び、この取り付け位置で両者を分けます。

家庭用ミシンにはローシャンク、刺しゅう機能や上送り機構が付いた機種にはハイシャンクが多いとされていますが、例外もあるため「家庭用だからロー」「刺しゅう機だからハイ」と決めないでください。

商品にある「ローシャンク対応」は適合条件の一つにすぎず、高さの実測値よりも、型式から分かったミシングループのシャンク区分が根拠になります。

職業用ミシン、ロックミシン、カバーステッチミシンは、家庭用の汎用ホルダーとは別の部品体系です。シャンクが同じでも振り幅が違えば金具へ当たるため、最大振幅も調べましょう。

5mm・7mm・9mmは針の振り幅

「振幅」はジグザグ縫いや飾り縫いで針が左右へ動く最大の幅で、家庭用ミシンにも5mm・7mm・9mmがあります。

7mm動く針に5mm用の狭い部品を付けると、針が押さえや金具へ当たり、針折れや曲がりにつながるため、シャンクに加えて振幅の一致も必要です。

確認項目確認場所合わない時に起こること
最大振幅取扱説明書の仕様・縫い目幅の上限針が押さえの開口へ接触する
対応する押さえ幅メーカー公式のアクセサリー対応表針位置と開口が合わない
釜の種類取扱説明書水平釜だけでは5mm・7mmを判定できない

押さえの穴を定規で測るのではなく、取扱説明書と公式対応表で振幅を確かめてから、止めねじや取り付け高さ、専用機構も照らし合わせましょう。

ねじと取り付け高さ、専用機構の違い

型式、公式対応、シャンク、振幅がそろっても、取り付け部分が違えば交換できないため、止めねじ、取り付け高さ、専用機構、ホルダーの向きも適合条件です。

確認項目確認箇所
止めねじ付属の有無、既存ねじを再使用できるか、ねじ穴の位置
取り付け高さ押さえ棒に当たる面とスナップオン溝の位置
専用機構上送り、刺しゅう、センサー、デュアルフィード、自動押さえ上げの有無
ホルダーの向き解除レバーの向き、レバーやボタンの色

手元のホルダーと商品写真を並べ、押さえ棒に当たる面や溝、解除レバーの向きを確かめましょう。既存ねじを流用できるかは、型式と取扱説明書の指定で決まります。

取り付け高さが違うと、押さえを下げても布を保持できない、上げても隙間が足りない、針位置が開口からずれるといった症状が出るほか、上送りや刺しゅう機能のある機種では専用ホルダーや調節金具が必要な場合もあります。

ジャノメ純正にも黒レバーの5mm・7mm水平全回転釜用、赤ボタンの5mm・7mm用、5mm垂直半回転釜用があるため、同じメーカーでも本体型式が公式対応に載る商品だけを選んでください。

ジャノメ純正押さえホルダー 黒レバータイプ
ジャノメ純正押さえホルダー(黒レバータイプ)5ミリ・7ミリ振幅の水平全回転釜電動・電子・コンピューターミシン用

押さえホルダーを交換する手順

本体型式に対応するホルダーを用意したら、作業の手引きは取扱説明書にある「押さえホルダーの外し方・付け方」です。機種ごとに順番は異なります。次は一般例。

  1. 電源スイッチを切る。取扱説明書に記載があれば、電源コードもコンセントから抜く。
  2. はずみ車を説明書で指定された方向へゆっくり回し、針をいちばん高い位置まで上げる。押さえ上げレバーも上げておく。
  3. 取扱説明書の順番に従い、必要なら標準押さえを外す。
  4. 付属のドライバーなどで止めねじを緩め、古いホルダーを押さえ棒から外す。
  5. 新しいホルダーを説明書どおりの向きで押さえ棒へ当て、指定された位置に合わせる。
  6. 指定のねじで固定する。ねじ山や樹脂部品を傷めるほど強く締め込まない。
  7. 機種に合う標準押さえを取り付ける。

ジャノメの一部機種は押さえを付けた状態でホルダーを取り付けますが、JUKIのDシリーズには押さえを外してから止めねじを緩める機種があります。外す順番も付ける順番も説明書が基準。作業者は取り付け直後も電源を切ったままにします。

縫い始める前は手回しから

交換直後は電源を入れず、はずみ車を取扱説明書で指定された方向へ回し、中央の直線縫いで針を一周させて、押さえの開口や針板との接触がないか確かめてください。

使用予定の左右針位置や最大ジグザグ幅でも針が触れず、押さえを下げた時に布を保持でき、上げた時に布を出し入れできる隙間があり、ホルダーにぐらつきがないことが正しい取り付けの条件です。

手回しで問題がなければ、同じような厚さの端切れを最低速で数針縫うと、縫い目の乱れや異音、ホルダーの緩みが分かり、本番の布を傷める事態も避けられます。

針の接触、異音、ぐらつき、布を押さえられない状態、ねじ山のつぶれ、ホルダーの割れ、押さえ棒の曲がりが一つでもあれば、使用を中止してメーカーや販売店で点検を受けてください。

型式が合う押さえホルダーを選ぶ

押さえホルダーを選ぶ根拠は、本体型式、メーカー公式の対応、シャンク、最大振幅、止めねじと取り付け高さ、専用機構で、古いホルダーとの外観比較は補助です。

当てはまる条件商品非対応・別部品を確認する条件
メーカー公式で本体型式が対応し、黒レバー、5mm・7mm振幅、水平全回転釜、ねじ・高さ・専用機構も一致ジャノメ純正押さえホルダー(黒レバータイプ)9mm振幅、垂直半回転釜、赤ボタン、専用ホルダーを使う刺しゅう・上送り機構、公式対応に型式がない機種

この黒レバータイプも、ジャノメの全機種に使える部品ではありません。表の左側に一つでも当てはまらない条件があれば、別の純正部品を調べるか、本体型式と壊れた部品の写真を添えてメーカーや正規販売店へ相談してください。

ミシンの押さえホルダー交換でよくある質問

押さえホルダーの止めねじだけをなくした場合、別のねじで代用できますか?

市販の似たねじは代用品になりません。メーカーや正規販売店へ本体型式と「押さえホルダー止めねじ」を伝え、指定ねじを単体で注文できるか確認してください。既存ねじがなく、交換ホルダーにも付属しない場合は、ねじがそろうまで取り付け不可。

中古ミシンで銘板の型式が読めない場合、ローシャンクの汎用品を買ってもいいですか?

型式が読めない状態では、ローシャンク表記だけの汎用品は購入対象外です。正面の商品名、銘板で読める部分、ミシン全体と古いホルダーの写真をメーカーや正規販売店へ送り、対応部品を特定できるか相談しましょう。

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