ワーニャ伯父さんの翻訳おすすめは?神西清訳と浦雅春訳

ワーニャ伯父さんの翻訳おすすめは?神西清訳と浦雅春訳

オフ 投稿者: せせら編集部

この記事を書いている人(せせら)

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チェーホフの『ワーニャ伯父さん』は、派手な事件よりも、思いどおりにならない人生を抱えた人たちの会話が心に残る戯曲です。翻訳によって収録作品や解説も違うので、本文だけでなく本全体の内容を見ると、読後の満足度が変わります。

「神西清訳と浦雅春訳はどちらが読みやすいの?」「『ワーニャ伯父さん』だけ読めればいい?」と迷いますよね。今回紹介するのは神西訳と浦訳の二冊です。

初めて読む人には浦雅春訳がおすすめです。『かもめ』も一緒に読みたい人には、神西清訳をおすすめします。

まず候補を確認

本訳者収録作品ページ数
かもめ・ワーニャ伯父さんかもめ・ワーニャ伯父さん神西清かもめ、ワーニャ伯父さん251ページ
ワーニャ伯父さん/三人姉妹ワーニャ伯父さん/三人姉妹浦雅春ワーニャ伯父さん、三人姉妹359ページ

神西清訳は新潮社、浦雅春訳は光文社から刊行されています。どちらにも『ワーニャ伯父さん』が収録され、同じ戯曲を異なる訳者の日本語で読めます。

作品の味わい

物語の中心にいるのは、姪ソーニャと暮らすワーニャです。長年支えてきた教授への思いが揺らぎ、自分の人生を振り返る中で、取り戻せない時間への悔しさが浮かび上がります。

とはいえ、登場人物が自分の気持ちをきれいに整理して語るわけではありません。恋心や失望、希望が会話のあちこちににじみ、相手に届きそうで届かない。そのすれ違いが作品を動かします。

大きな事件の連続より、人物の言葉や沈黙から心情を追う戯曲です。舞台を観る予定がある人も、先に筋書きと人物関係をつかむ一冊として読めますよ。

浦雅春訳の特徴

収録作は『ワーニャ伯父さん』と『三人姉妹』の二編。どちらも、かなわない願いや先の見えない日々を抱える人々を描いており、続けて読むとチェーホフの戯曲に流れる主題をたどれます。

全359ページです。チェーホフの別の戯曲も一冊で読みたい人には、浦雅春訳がおすすめです.

ワーニャ伯父さん/三人姉妹
ワーニャ伯父さん/三人姉妹

神西清訳の特徴

神西清訳は『かもめ・ワーニャ伯父さん』に収録されています。

もう一作の『かもめ』は、若い女優志望のニーナや劇作家を中心に、芸術への憧れと現実の苦さを描きます。『ワーニャ伯父さん』と並べて読むと、同じ作者が人物の希望や失望をどう戯曲にしたか、作品同士を行き来しながら味わえます。

『ワーニャ伯父さん』に加え、『かもめ』も読みたい人や、神西清訳の日本語に触れてみたい人には、神西清訳がおすすめです。

かもめ・ワーニャ伯父さん
かもめ・ワーニャ伯父さん

結論

『ワーニャ伯父さん』を初めて読むなら、浦雅春訳の『ワーニャ伯父さん/三人姉妹』がおすすめです。もう一作の『三人姉妹』も続けて読めます。

『かもめ』も一緒に読みたい人、神西清訳に触れたい人には、『かもめ・ワーニャ伯父さん』がおすすめです。二冊は訳者に加え、一緒に収録される戯曲も違います。読みたい作品まで含めて決めてください。

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