
窓用防犯フィルムの選び方|ガラス別のおすすめとCP施工の条件
窓用防犯フィルムは、商品名に「防犯」とあっても性能が同じとは限らないため、どれを買うか迷いますよね。
正式なCP施工には、対象ガラス、施工範囲、施工者の条件があります。鍵周りへの部分貼りだけでは条件を満たせません。
DIY品も、透明ガラス用と凹凸ガラス用に分かれています。防犯用と飛散防止用の違いにも注意が必要です。
この記事では、ガラスの条件と防犯目的に合う商品をまとめてみました。
条件別おすすめ
| 条件 | おすすめ商品・購入先 |
|---|---|
| 指定ガラスへ資格者が全面施工 | CPマーク対応の登録施工店 |
| 594×841mm以内の透明ガラス | 山善 防犯フィルム BFA1-1P |
| 600×900mmを2枚使う透明ガラス | アイリスオーヤマ 防犯フィルム BF-6090-2-C |
| 透明・網入り・複層・Low-Eの鍵周り | アサヒペン 防犯対策用シート BT-02 |
| 室内側がザラザラした凹凸ガラス | リンテック 防犯対策フィルム HGS-50P |
| 広いガラス面の飛散防止 | アサヒペン 防災超強飛散防止シート BH-11 |
CP施工は専門店
正式なCPマークが必要な窓は、登録施工店へ依頼するのが結論です。適合フィルムを買うだけでは成立しません。
対象となるのは、原則として厚さ5mm以上の単板ガラスです。網入り・線入りは厚さ6.8mm以上が基準になります。
厚さ3mm・4mmの複層ガラスに施工できるのは指定製品のみです。強化ガラスはCPマーク施工の対象になりません。
可動窓には補助錠なども必要です。フィルムの全面貼りは登録施工店が行います。
山善BFA1
BFA1-1Pは幅594×高さ841mm、厚さ0.5mmの透明フィルムです。定型品で広く覆いたい人におすすめです。
素材はPETとアクリル粘着剤で、日本製の4層構造です。A2・A3品より継ぎ目を減らせます。
大きな掃き出し窓では、1枚で全面を覆えません。必要面積が幅594×高さ841mmを超える窓には不足します。
商品にはCP基準適合の表示があります。ただし、DIYの部分貼りは正式なCPマーク施工に該当しません。

アイリス厚手型
BF-6090-2-Cは幅600×高さ900mmの2枚入りです。広い面へ厚手品をDIYしたい人におすすめです。
厚さは416μmで、素材はPETとアクリル粘着剤です。ヘラ1個と施工済みシール2枚も付いています。
2枚で面積を確保できる点が、山善BFA1-1Pとの違いです。CP登録製品としての情報はありません。
特殊ガラスの適合情報もありません。この記事では、平滑な透明ガラス用として扱います。

アサヒペンBT
BT-02は、特殊ガラスの鍵周りを部分補強したい人におすすめです。幅300×高さ375mmの2枚入りです。
透明板、網入り、複層、合わせ、Low-Eガラスに貼れます。凹凸ガラスでは、平らな面だけが適合範囲です。
厚さは200μmで、水貼り式です。くもりガラスと凹凸ガラスのザラザラ面には貼れません。
厚さ200μmの部分貼り品で、用途は鍵周りの補助対策です。CPマーク施工を求める窓には該当しません。

リンテック凹凸用
HGS-50Pは、型板ガラスのザラザラ面に貼る専用品です。幅375×高さ300mmの2枚入りです。
素材は厚さ500μmのポリカーボネートです。特殊粘着剤が凹凸面に密着します。
透明平滑ガラス用の商品とは用途が異なります。定型品なので、補強範囲は鍵周りです。
貼付後は気泡状のムラが残ります。剥がすと糊が残るため、原状回復が必要な賃貸には不向きです。

アサヒペン防災型
BH-11は幅92cm、長さ2mのクリヤフィルムです。地震や台風によるガラス片の飛散対策に使います。
大判なので、広いガラス面を覆えます。施工方式は水貼りです。
表面の傷を抑える加工と紫外線カット機能があり、室内の色あせも抑えます。
CP防犯フィルムではありません。侵入抵抗を求める窓には、登録施工店がおすすめです。

各商品のサイズや厚さ、貼れるガラスを一覧にしました。
主要仕様比較
| 比較項目 | 山善 防犯フィルム BFA1-1P | アイリスオーヤマ 防犯フィルム BF-6090-2-C | アサヒペン 防犯対策用シート BT-02 | リンテック 防犯対策フィルム HGS-50P | アサヒペン 防災超強飛散防止シート BH-11 |
|---|---|---|---|---|---|
| サイズ | 幅594×高さ841mm | 幅600×高さ900mm | 幅300×高さ375mm | 幅375×高さ300mm | 幅920×長さ2,000mm |
| 枚数 | 1枚 | 2枚 | 2枚 | 2枚 | 1枚 |
| 厚さ | 500μm | 416μm | 200μm | 500μm | 公表情報なし |
| 素材 | PET | PET | ポリエステル | ポリカーボネート | 公表情報なし |
| 透明板ガラス | 情報なし | 情報なし | 適合 | 不適合 | 適合 |
| 網入りガラス | 情報なし | 情報なし | 適合 | 不適合 | 情報なし |
| 複層・Low-E | 情報なし | 情報なし | 適合 | 不適合 | 情報なし |
| 凹凸面 | 情報なし | 情報なし | 平らな面のみ | 適合 | 不適合 |
| 貼付範囲 | 全面向き | 全面向き | 部分補強向き | 部分補強向き | 防災全面貼り向き |
| 施工方式 | 粘着式 | 水溶液式 | 水貼り | 特殊粘着式 | 水貼り |
| 付属品 | 情報なし | ヘラなど | 情報なし | 保護フィルム | 情報なし |
| CP上の区分 | 基準適合表示 | 登録情報なし | 対象外 | 対象外 | 対象外 |
購入前のQ&A
厚さ3mm・4mmの複層ガラスでCP施工はできますか?
指定製品なら施工できます。RIVEX SS1490Cや3M ULTRA S2200などを扱う登録施工店への依頼が購入先です。
剥がせる静電吸着式でも防犯用になりますか?
静電吸着式は、CP施工や厚手粘着式の代わりにはなりません。侵入抵抗を求める窓では対象外です。
ひびや欠けがあるガラスにも貼れますか?
傷んだガラスは、フィルムの購入対象から外れます。ガラスの修理または交換が先です。
購入結論
窓の条件ごとに、購入先と商品を一覧にしました。
- CPマークが必要なら、登録施工店がおすすめ
- 平滑な透明ガラス用の厚手品なら、山善 防犯フィルム BFA1-1Pがおすすめ
- 広さと枚数を重視するなら、アイリスオーヤマ 防犯フィルム BF-6090-2-Cがおすすめ
- 特殊ガラスの部分補強なら、アサヒペン 防犯対策用シート BT-02がおすすめ
- 凹凸面なら、リンテック 防犯対策フィルム HGS-50Pがおすすめ
- 飛散防止が目的なら、アサヒペン 防災超強飛散防止シート BH-11がおすすめ
CPマークが必要な窓は専門店施工、DIYではガラスに適合する商品がおすすめです。
商品の厚さ、ガラスの種類、必要面積によって購入品が決まります。特殊ガラスでは熱割れの判定も必要です。
フィルムだけで侵入を完全には防げません。窓用の補助錠も組み合わせます。

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